南関フリーウェイ
第59回 2019ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンドとJBC開催間近の浦和競馬場
2019.10.25
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10月9日、初のJBC開催を目前にした浦和競馬場で、2019ヤングジョッキーズシリーズのトライアルラウンドが行われました。地方と中央の壁を越えて若い力が凌ぎを削るこのシリーズは今回で3回目。トライアルラウンドは今年6月からスタートし、地方競馬およびJRAの若手ジョッキーたちが、12月27日(金)に大井競馬場、翌28日(土)に中山競馬場で実施される『2019ヤングジョッキーズシリーズ(YJS)ファイナルラウンド』への出場権をかけて、熱い闘いを繰り広げています。
指定された競馬場で毎回2レースずつが行われますが、レース後はファイナルラウンドへの出場を左右するポイントについて出場騎手同士が和気あいあいと語り合うシーンも見られ、フレッシュな雰囲気を感じさせます。抽選で決まる騎乗馬、慣れないコースなど、様々な壁を乗り越えての、若手らしい思い切りのいい騎乗もシリーズの魅力と言えそうです。
今年度から減量騎手の規定が変更となった関係で、第1回チャンピオンの臼井健太郎騎手(船橋)も出場権が復活して参戦。臼井騎手といえば、2018年夏から1年に渡るオーストラリアでの武者修行を終えたばかり。この日の第2戦での3着についてのコメントは、ヤングジョッキーズシリーズTRの雰囲気と、臼井騎手の心意気を感じていただけるのではと思います。
「思ったより競りかけられたので・・・クビ(差)クビ(差)では悔しいですね。馬の力は出せたのかなぁとは思いますが。たぶんこれでポイント足りないですよねぇ・・・。あぁ、でも悔しいな。勝った馬、後方ですものね。この馬場で差されたらしょうがないかなぁ。今日は前残りで、内ラチが軽いと思っていたんですが。残念です。参加できて楽しかったですし、せっかくオーストラリアから帰って来て良いところを見せたかったのですが、ちょっと足りませんでしたね・・・。初回(2年前)に出場した時は第1回でしたので、一生懸命乗ってあまりポイント的なことは考えず、こういうシリーズができたので良いところを見せようと思っていたのですが、今回は1回優勝しているしオーストラリアからも帰って来たので、その成果をお見せするためにも決勝ラウンドに行くことを目標にしていました。難しいですね。また頑張ります!」(臼井健太郎騎手)。
もともときちんとした受け答えをする臼井騎手ですが、精神的な成長も感じるしっかりとしたコメントをしてくれました。ファイナルラウンドで優勝した際、師匠の函館一昭調教師がクールながらも愛情のこもった口調で「流れを掴むのが上手いね。おもしろい子、おもしろいガキだよ」とおっしゃっていたのを思い出します。
トライアルラウンドは11月6日の園田競馬場が西日本地区の、11月19日の川崎競馬場が東日本地区のラストとなります。普段のレースではなかなか見られない顔ぶれの組み合わせや、JRA若手騎手が独自でデザインした勝負服を着用して騎乗するなど、たくさんの見どころもありますのでぜひご注目くださいね。
さて、11月4日(月)はいよいよ浦和で競馬の祭典JBCが開催されます。10月の浦和開催では、報道陣の間で当日の動線や取材方法が大きく話題になっていました。普段通い慣れていても、JBCともなれば報道陣の数も激増。いつもはラクに通れる場所も、混雑で通れなかったり、警備上動線が変わっていたり。例えば、浦和競馬場でレース直後の臨場感いっぱいの検量室前の写真を撮ろうとすると、ジョッキーやバレットさんが使っている、人が一人通れるくらいの通路を急ぎ足で進む必要があり、そのあたり当日どうなるのか、などなど。ぶっつけ本番、一瞬を捉える仕事ゆえ、いろいろな不安と期待が入り混じった、祭りの前の独特な高揚感がありました。
浦和競馬場の正門を入った時に感じる地方競馬ならではのアットホームな雰囲気や新しいスタンドの快適さなど、多くの方にその魅力が伝わるJBCとなりそう。まずは、当日の天候が良いものとなることを祈り、開催を楽しみにしていたいと思います。
指定された競馬場で毎回2レースずつが行われますが、レース後はファイナルラウンドへの出場を左右するポイントについて出場騎手同士が和気あいあいと語り合うシーンも見られ、フレッシュな雰囲気を感じさせます。抽選で決まる騎乗馬、慣れないコースなど、様々な壁を乗り越えての、若手らしい思い切りのいい騎乗もシリーズの魅力と言えそうです。
今年度から減量騎手の規定が変更となった関係で、第1回チャンピオンの臼井健太郎騎手(船橋)も出場権が復活して参戦。臼井騎手といえば、2018年夏から1年に渡るオーストラリアでの武者修行を終えたばかり。この日の第2戦での3着についてのコメントは、ヤングジョッキーズシリーズTRの雰囲気と、臼井騎手の心意気を感じていただけるのではと思います。
「思ったより競りかけられたので・・・クビ(差)クビ(差)では悔しいですね。馬の力は出せたのかなぁとは思いますが。たぶんこれでポイント足りないですよねぇ・・・。あぁ、でも悔しいな。勝った馬、後方ですものね。この馬場で差されたらしょうがないかなぁ。今日は前残りで、内ラチが軽いと思っていたんですが。残念です。参加できて楽しかったですし、せっかくオーストラリアから帰って来て良いところを見せたかったのですが、ちょっと足りませんでしたね・・・。初回(2年前)に出場した時は第1回でしたので、一生懸命乗ってあまりポイント的なことは考えず、こういうシリーズができたので良いところを見せようと思っていたのですが、今回は1回優勝しているしオーストラリアからも帰って来たので、その成果をお見せするためにも決勝ラウンドに行くことを目標にしていました。難しいですね。また頑張ります!」(臼井健太郎騎手)。
もともときちんとした受け答えをする臼井騎手ですが、精神的な成長も感じるしっかりとしたコメントをしてくれました。ファイナルラウンドで優勝した際、師匠の函館一昭調教師がクールながらも愛情のこもった口調で「流れを掴むのが上手いね。おもしろい子、おもしろいガキだよ」とおっしゃっていたのを思い出します。
トライアルラウンドは11月6日の園田競馬場が西日本地区の、11月19日の川崎競馬場が東日本地区のラストとなります。普段のレースではなかなか見られない顔ぶれの組み合わせや、JRA若手騎手が独自でデザインした勝負服を着用して騎乗するなど、たくさんの見どころもありますのでぜひご注目くださいね。
さて、11月4日(月)はいよいよ浦和で競馬の祭典JBCが開催されます。10月の浦和開催では、報道陣の間で当日の動線や取材方法が大きく話題になっていました。普段通い慣れていても、JBCともなれば報道陣の数も激増。いつもはラクに通れる場所も、混雑で通れなかったり、警備上動線が変わっていたり。例えば、浦和競馬場でレース直後の臨場感いっぱいの検量室前の写真を撮ろうとすると、ジョッキーやバレットさんが使っている、人が一人通れるくらいの通路を急ぎ足で進む必要があり、そのあたり当日どうなるのか、などなど。ぶっつけ本番、一瞬を捉える仕事ゆえ、いろいろな不安と期待が入り混じった、祭りの前の独特な高揚感がありました。
浦和競馬場の正門を入った時に感じる地方競馬ならではのアットホームな雰囲気や新しいスタンドの快適さなど、多くの方にその魅力が伝わるJBCとなりそう。まずは、当日の天候が良いものとなることを祈り、開催を楽しみにしていたいと思います。