南関フリーウェイ
2015年の記事一覧
-
第13回 2015年はハートビートナイター開幕、ニューヒーローの誕生! 2015.12.25
2015年を振り返ってみると、「1年過ぎるのがなんて早かったんだろう!」という一言に尽きます。競馬をしていると時間の経過をより早く感じると言いますが、あれ?ついこの前2歳新馬戦が始まったような気がするのに、あれはもう半年以上前?なんてことを毎年繰り返しているような・・・。 たくさんの思い出深いレースが繰り広げられた2015年ですが、今年は南関東競馬にとって、大きな節目となる年でもありました。 それは、船橋競馬場関係者念願...
-
第12回 雨中決戦とその後の煌めきシーン 川崎の牝馬重賞 2015.11.25
川崎の重賞開催日は雨が多いような気がする・・・ふとそんなことを思いました。ハッピースプリントが勝利した2013年の全日本2歳優駿(JpnI)。クラーベセクレタの引退レースとなった昨年2月のエンプレス杯(JpnII)。今年はクラウンカップ(SIII)、戸塚記念(SII)、そして11月17日のローレル賞(SIII)、翌18日のロジータ記念(SI)などなど。気のせいなのか、データ的にもやっぱりそうなのか、雨が多いなぁと思ってしまうのです。 雨の日の...
-
第11回 新しい居場所。会いに行ける場所にいるのなら会いに行こう。 2015.10.26
今回は、南関東競馬から離れて、乗馬クラブでのお話を中心に綴っていくことにしましょう。 会いたいと思いつつ競走馬を引退して1年。現在は乗馬として第2の馬生を送っている元愛馬・レインスティック(父サクラバクシンオー 美浦・勢司和浩厩舎 38戦6勝)に、ようやく会いに行くことができました。 出かけた先は茨城県牛久市にあるホースガーデン。美浦トレーニングセンター近郊に位置し、周囲には育成牧場も点在する、木々の緑も豊かでとて...
-
第10回 騎手を支えるバックヤード 安藤佳子さんにお話を伺いました 2015.09.28
雨続きの9月でしたが、9日から3日間行われた船橋ケイバハートビートナイターも、台風の影響を受けて初日と2日目はあいにくの空模様となり、厳しいコンディションでの開催となりました。3日目になってやっと青空が広がると、パドック周辺には秋の到来を告げるかのようにトンボの群れが。これからの季節、水辺が近い船橋競馬場ならではの風景も、レースの合間に楽しめそうです。 船橋競馬場では、8月上旬から9月の開催前まで外馬場の修復作...
-
第9回 北の大地からパワーをもらう。夏の旅に行って来ました 2015.08.25
猛暑の東京を離れ、涼しい北海道に行ってきました。大人になると時間が過ぎるのが早い、特に競馬をやっていると'速い'と耳にすることも少なくありませんが、馬産地に行くとさらにそれを強く感じることもしばしば。 ついこの前まで、お母さん馬のお腹の下からこそぉっとコチラを伺っていたおチビちゃんが、すっかり立派になって今日のメインレースに出走!とか、2歳新馬でデビューした頃のかわいい姿が昨日の事のようなのに、母となりこの春2番...
-
第8回 鮮やかに!初出走初勝利!張田京厩舎開業 2015.07.27
第4回船橋開催2日目の7月20日。梅雨明けしたばかりの空が真夏の到来を告げていたこの日の2R、張田京(はりたたかし)厩舎が開業初出走を迎えました。 張田京調教師といえば、3月31日の川崎9R・花吹雪特別で迎えた騎手生活ラストランでノブペイジ(出走時 浦和・小久保厩舎)に騎乗し、5馬身差をつけて地方競馬通算2600勝(他中央7勝)を達成。華麗に有終の美を飾ったことも記憶に鮮明です。 7月1日に開業した厩舎は、船橋競馬場の向...
-
第7回 船橋ケイバ 念願のハートビートナイターが開幕しました! 2015.06.25
6月15日、帯広、門別、大井、川崎、園田、高知に続いて全国で7か所目となるナイター競馬、船橋ケイバ ハートビートナイターが開幕しました。 雨と曇りの天気予報に一時は心配もありましたが、迎えた開幕当日は初夏の陽射しが降り注ぎ、海からの潮風も心地良い、まさに絶好の開幕日和! 場内は早い時間から多くのファンが詰めかけ、5日間の来場者数は30,951人(前年比233%)、全場売上げ4,090,224,360円(前年比137%)、開催のメインレース・京...
-
第6回 南関フリーウェイの舞台裏(船橋編) 2015.05.28
今回は、南関東4場でブログやコラム執筆を目的とした取材を、どんな風に行っているのかを綴ってみたいと思います。 南関東4場で似ている所とそうでない所がありますが、'南関フリーウェイ'の舞台裏について、船橋競馬場での様子(重賞レース)を例にご紹介することにしましょう。 船橋競馬場でのパドックの撮影は、業務エリアにある馬主さんとの共有エリア内で行ないます。2010年のJBC開催によって、屋根付きになり、足元にもマットが敷かれて...
-
第5回 「頑張りまずる」 13歳マズルブラスト引退 2015.04.29
春は出会いと別れの季節と言いますが、先日、南関東競馬にとって大きな存在が長い競走馬生活に終止符を打ちました。「頑張りまずる」の刺繍入りメンコ姿や四つ葉のクローバーマークでもお馴染みだった13歳のオープン馬マズルブラスト。2004年のデビューから11年間、長距離を中心に活躍し、多くのファンを魅了してきました。 ラストランは4月15日、地元船橋での「船橋ナイターカウントダウン!オープン」。パドックでは現担当の飯田厩務員、元担...
-
第4回 南関東競馬3冠牝馬チャームアスリープが繋ぐ夢とロマン 2015.03.26
馬が気持ちに応えてくれる。競馬を見続けていると、そんなシーンに巡り合うことがあります。それは時として、'ミラクル'と言えるほどの、感動的な瞬間だったり・・・。 3月の船橋開催。冷たい雨が降った初日と2日目から一転し、春の気配の中で行われた開催3日目の2Rで、イントゥレジェンド(父マヤノトップガン 3歳牡馬 佐藤賢二厩舎)が待望の初勝利をあげました。母は南関東競馬唯一の3冠牝馬・チャームアスリープ(父ティンバーカン...