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第164回 素晴らしい日本の風景・姫路城~馬産地ならではの競馬色~

2023.11.20

 早11月。


 今年も残りわずかとなりましたが、皆さんにとっての1年は、いかがでしたか?


 私にとっての2023年は、様々な方面からお声をかけて頂き、特に夏以降は、全国を飛び回っていた日々。振り返ると、1週間で8都道府県にお邪魔する週もありました。またその内容が中央競馬・地方競馬のみならず、ボートレースや、まったく違う分野の仕事もあり、その分、新たな方との出会いや、新たな場所を知ることができ、胸躍る場面が多かったです。


 中でも驚きだったのが、兵庫県の姫路。姫路と言えば、姫路城というのは認識していたのですが、まさか、その姫路城が駅を降りて直ぐ真正面に飛び込んでくるとは…。通常、お城というと、最寄り駅を降りてから電車やバスを乗り継いで、やっと出会えるイメージ。それだけに、ダイレクトに視界に飛び込んでくる場景は衝撃的でしたし、駅からお城までの間が繁華街とあって、まさに、お城が姫路の街を見守っているかのよう。そして「しらさぎ城」の名のごとく、真っ白なお城が、黒バックにライトアップされた姿は実に神秘的で優雅。改めて、まだまだ知らない素晴らしい日本の景色があるのだなぁ…と再認識すると同時に、少し早いですが老後は、ゆっくりと日本を巡る旅もしてみたいなぁ…と思いました。


 そして老後前に楽しめる「大人の遊び」との出会いが、北海道にありました。場所は、札幌駅近くの「Aiba札幌駅前」。ここは、ホッカイドウ競馬、地方競馬の場外馬券売り場。地下1・2・3Fと3つのフロアーで成り立っているのですが、今までにない新しいスタイルと思われるのが、地下1Fのカフェ・バー。


 食事やお酒を楽しみながら、競馬観戦&馬券が購入できるシステム。今回、門別競馬のYouTube配信を、この場所から放送し、後半18時以降のレースにおいては、40名程度のお客様と共にお届けしたのですが、スーツ姿の会社帰りチームといった方々や、日頃から、このメンバーで競馬を楽しまれていると思われる5人組やご夫妻など、日常が垣間見れる雰囲気の中、皆が、競馬とお酒を楽しまれており、その空気感が、まさに大人だからこそ嗜める遊びの時間に映り、本当にステキな空間でした。また空気感と言えば、夏に3度、足を運んだ門別競馬場。競馬場内には、応援に駆け付けている牧場関係者の方や、牧場の仕事を終え、一度自宅に戻り、お風呂と食事を終えた上で、子供と共に遊びに来ているといった様子で、ある意味、競馬場が特別な場所ではなく、日常の中の1つとして存在する空間で、まるで夏祭りのような楽しさと心地よさが感じられました。これはまさに馬産地だからこその景色。


 この原稿が掲載される頃には、2023年のJBCも行われた後だと思いますが、改めて馬産地が競馬の原点であり、ふるさとなのだと肌で感じる門別競馬場でした。


 それでは皆さん、また来月、お目にかかりましょう。


 ホソジュンでしたぁ。

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