ホソジュンのウマなりトーク
第165回 2023年を振り返って~子供時代の過ごし方に救われたバラエティー収録~
早12月。
今年も終わりを迎えようとしていますが、皆さんにとっての2023年はいかがでしたか?私は本当に有難いことに、競馬に限らず、いろいろな分野や種類の仕事依頼を頂き、様々な土地に出向くことや、初共演となるタレントの方々、関係者の皆さんとの出会いなど、非常に充実した1年だったように思えます。
中でも刺激的だったのが、バラエティー、「ダウンタウンDX」の出演。
今年の11月、「気になる業界の知られざる裏側」ということで、ミュージカル・相撲・プロレス・演歌・吉本新喜劇・競馬の分野から、各2名が出演をし、私は東海テレビの競馬中継MCを務める蛍原さんと、ご一緒させていただきました。
オンエアを見てくれた知人やテレビ関係者の方々からは、内容が面白かったとのラインや言葉をかけて頂けたのですが、1番多かったのが、「よく話ができるね。私だったら緊張して話せない、だって相手はダウンタウンだよ」とか、「ダウンタウンを前に普段通りの口調で話せていることに、本当にビックリした。初めてジュンちゃんを凄いと思った」と、冗談交じりに褒められ、素直に嬉しく思えたのですが、実は子供時代に我が家では1つルールがあり、月曜日から土曜日の夜20時から22時まではテレビは禁止となっており、ゴールデンと言われるその時間帯は、自分の部屋に入って過ごすことが決まりとなっていました。よって当然のことながら、小学・中学・高校時代の全てにおいて学校内で皆が話す、お笑いや歌謡曲の話題には1つもついていけない状況で、周囲からは、「天然記念物」とか「変わってる」なんて言われることも度々。
そのような経緯もあり、皆が口にするダウンタウンさんの面白さや偉大さというものをダイレクトには知らず、当然のことながら30年続くダウンタウンDXも見たことがなかったのです。
もちろん収録においては多少の緊張はしましたが、子供時代の過ごし方に救われた部分が大いにあったのかもしれませんし、何よりも、全ての話をきちんと拾い、笑いを交えてトーク返しをしてしまうお二人の話術や語彙力、言葉の選択やユーモアに包まれ、気づけば出演しているという感覚が消え去っていた瞬間も…。と共に、オンエアを見て、そこに加わる編集力の凄さにも驚かされました。かれこれ競馬を伝える側になって20年になりますが、また1つ新たな感覚を頂けた気がし、この経験を来年も様々な場面で繋げていけたらと思いました。
それでは皆さん、ステキな年末・年始をお過ごし下さい。
そして今年も1年間、この場を通して皆さんと時間を共有できたことに感謝と喜びを感じています。ホソジュンでしたぁ。