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プロフィール
細江純子ホースコラボレーター

1975年愛知県生まれ JRA初の女性騎手として96年デビュー。
00年には女性騎手初の海外勝利(シンガポール)。
引退後は,ホースコラボレーターとして,フジテレビ「みんなのKEIBA」,U局「土曜ワイド中継」,グリーンチャンネル「トレセンTIME」に出演中。
レース直前の推奨馬の的確さは群を抜いている。
週中は栗東,週末は東京を拠点として活躍する。

最新記事一覧

  • 第12回 厩舎解散の舞台裏で... 2011.03.17

     2月,それは競馬の世界にとって区切りの月。今年も7名の調教師の方々が引退され,3月には,新たな名前の厩舎が開業し,スタートします。 寂しさや切なさと同時に,新しい風を感じるこの季節というのは,何ともいえない空気を感じるものです。取材をしていても,「先生のために,何とか勝利の数を増やしたい」「重賞を勝ちたい」と,厩舎一丸となる一方で,3月からは離れ離れとなってしまう仲間たち...。 やはり長年の月日によって培われた人...

  • 第11回 変化しつつある環境の中で 2011.02.16

     年が明けても,まだまだ勢いが続く外国人騎手の活躍。そのたびに周囲から,「ホソエさん,日本人騎手と何が違うのでしょうか?」との質問を受けます。 私個人としては,日本人・外国人という枠組ではなく,個々に違いや素晴らしい点があるように感じ,応答に困るのですが,一つ大きな違いを感じるのが,馬文化。 つい先日も,栗東トレセンの厩舎をウロウロしていると,今年から来日したイタリアのリスポリ騎手が浜中騎手,藤岡康太騎手と共に談...

  • 第10回 2011年の目標 まずは,身を固める! 2011.01.06

     皆様,明けましておめでとうございます。30歳を過ぎた頃から1年の過ぎ行くスピードの速さが増しておりますが,2010年も,ほんとにあっという間でした...。 競馬の世界では,アパパネが史上3頭目となる牝馬3冠を見事達成,またナカヤマフェスタが凱旋門賞において,素晴らしいパフォーマンスを披露するなど,嬉しいニュースがあった反面,記念すべき第30回となったジャパンカップでは,いろんな意味で競馬界に課題を残したものとなり,一競馬フ...

  • 第9回 岐路を迎える若手騎手・騎手候補生の育成 2010.12.13

     年末に向け,毎週のように行われるGⅠレース。それに伴い,毎週末の競馬に多くの外国人騎手が参戦しています。週によっては,東西のメインレースを外国人騎手が制覇するケースも度々。 週中のトレセンでは,「心が折れてしまいそうです」「慰めて下さい...」と,愛馬の乗り替わりを受け,落ち込んだ様子の若手騎手たちの姿がチラホラ...。 確かに私も騎手時代,最も辛いことといえば,乗り替わりでした。今にして思えば,成績上位の騎手に替わる...

  • 第8回 ナカヤマフェスタ・アパパネに学んだこと 今,心をひとつに 2010.11.11

     10月は,本当にドキドキ・ハラハラの感動をいただきました。もちろん皆さんも同じ気持ちだったはず。そう,まずはナカヤマフェスタが挑んだ凱旋門賞です。 あのエルコンドルパサーから11年。同じチームで臨んだ今回,世界最高峰の栄冠に,またまたあと一歩と迫りました。騎乗された蛯名騎手は,「勝ちたかったのはもちろんだけど,皆が同じ気持ちになって目指すことができた。 ロンシャンの地に立った時,ロンシャンのジョッキールームに入った...

  • 第7回 改革の必要性 2010.10.25

     トライアルレースも始まり,いよいよ秋競馬へと突入。しかしながら今年は猛暑続きで,9月半ばに30度を超す日も...。朝晩は秋を感じつつも,昼になれば夏。寒暖の差が激しいゆえ,体調管理によりいっそう,気を配られている方も多いことと思います。 厩舎でも,扇風機や冷風扇やミストの風量,扉の開閉や馬服の種類など,担当される方々は,その時々の状況に合わせた形を取られています。 例えば,馬房の扉。夕方には暑さを感じ,裏扉を開けて帰...

  • 第6回 夏競馬から・・・ホワイト騎手と良血馬の新馬戦 2010.09.10

     皆さん,夏ケイバをエンジョイされましたか?もしくはされていますか?私は,福島・新潟・函館・札幌へと足を運ぶ機会があり,競馬はもちろんのこと,地元の美味しい食べ物・お酒・温泉も堪能することができました。 1年を通して競馬が開催される日本において,この夏の時期というのは,関係者にとっても,リフレッシュできるシーズン。騎手の中には,ゴルフや海水浴・スキューバーダイビングへと出かける方も少なくありません。とは言っても,...

  • 第5回 期待膨らむ海外遠征 2010.08.10

     春のG1戦線も終わり,夏競馬真っ盛り。今年は新種牡馬産駒の活躍が実に目立ちます。中でも,注目を集めているディープインパクト産駒が好調な滑り出し。いろいろなタイプの産駒が多いようで,まだこれといった特長は分からないものの,調教とレースでの走りに大きな違いを見せて勝利する馬も存在し,「デビュー前にして,本番と稽古の違いを分かっているかのよう。天才肌かも?」という声も聞こえています。 またディープインパクトを管理して...

  • 第4回 オンナ心と強さ 2010.07.09

     ウオッカが3度目の交配で,ようやく受胎したとのこと。(2歳のデビューから見続けてきたウオッカが,私より先にママ...しかもお相手は,年下でヨーロッパチャンピオンのシーザスターズ様。ウラヤマシイ...ナンチッテ) 三十路独身女のヒガミはこのあたりとしまして,ウオッカのダービー勝利後を機に,近年,オンナ馬の活躍が目立つようになりました。つい最近では,レッドディザイアが初海外遠征において優勝の快挙を成し遂げ,ドバイワールド...

  • 第3回 進化し続ける競馬の舞台裏 2010.06.14

     趣味というほどオーバーなものではないのですが,子供の頃から好きなことの一つに,住宅展示場巡りがあります。様々な家の作りを見ては,いかに効率よく動け,経済的であり,快適な毎日を送ることができるか?インテリア雑誌や建築物の本を図書館で借りてきては,将来,こんな間取りにしようと夢見たものでした。 しかし現実は,家どころか,未だ嫁に...。あ~35歳まで独身でいるとは,夢にも思わなかった。三十路独身女の悲しい身の上話はこのあ...

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