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プロフィール
村本浩平スポーツライター

1972北海道生まれ。
 札幌市在住。
大学在学中に「第1回Numberスポーツノンフィクション新人賞」を授賞。
大学卒業後は競走馬育成牧場に勤務。
生産・育成の現場への深い理解と知識を生かした執筆活動を行う。
現在は「優駿」「サラブレ」「競馬ブック」などの競馬雑誌に寄稿する他、競走馬のふるさと案内所のニュース記事等も担当。
エッセーのタイトルは造詣の深い「北海道日本ハムファイターズ」から。

最新記事一覧

  • 4第回 種牡馬展示会について 2009.04.01

     一昔とは違って,1月生まれのサラブレッドは珍しくなくなった。むしろ1月産まれのトールポピーとリトルアマポーラがG㈵を勝利し,当歳市場でも早生まれの利点である成長過程で優位にあることで高い評価を集めている。こうなると1月,2月といった早産まれのサラブレッドをどんどん生産した方がいいのではという気すらしてくる。 ここで問題となってくるのが種牡馬展示会である。2月に入り,毎週のようにそれぞれのスタリオンで種牡馬展示会が行われて...

  • 第3回 セイウンワンダーの活躍で注目の集まるJRA育成牧場管理指針 2009.03.01

     JRAが制作した「JRA育成牧場管理指針」をご存じだろうか?自分自身,JRA育成馬であるセイウンワンダーの取材で日高育成牧場を訪れた際に初めて目にすることができたのだが,僅かながらも育成牧場に勤務した人間として,目から鱗が落ちるような内容だった。 全36ページにわたって明記されているのは,競走馬の日常管理や馴致について。JRAの各育成牧場(日高育成牧場,宮崎育成牧場)のスタッフが海外へと出向く一方,30年以上にわたって現場で培われてきた...

  • 第2回 2009 Stallions in Japan(Part2) 2009.02.01

     「Stallions in Japan」における,種牡馬情報をビジュアル化する様々な効果とメリット。その中でも最も大きいことは,現在の姿が映し出されているということである。いや,「現在の姿」という表現はそれほど正しいとは言えない。なぜなら映像に収められているのは夏に撮影された姿だからだ。 種付けシーズン中は馬体を減らすこともある種牡馬たちだが,オフシーズンを迎えるこの時期は毛艶,馬体の張りとコンディションも非常に良くなる。その上,日差...

  • 第1回 2009 Stallions in Japan(Part1) 2009.01.01

     社団法人日本競走馬協会の制作する種牡馬DVD「Stallions in Japan」の2009年版が完成を間近に控えている。 「種牡馬のビジュアル情報を,同規格でデータベース化し,今までにない情報を多く後世に残すことは,競馬業界のみならず,日本の競馬文化に対して,いささかでも貢献できるのではないかと考えております」(日本競走馬協会ホームページより抜粋)とあるように,「Stallions in Japan」はこれまでデータや写真でしか残っていなかった種牡馬の情報に...

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