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プロフィール
細江純子ホースコラボレーター

1975年愛知県生まれ JRA初の女性騎手として96年デビュー。
00年には女性騎手初の海外勝利(シンガポール)。
引退後は,ホースコラボレーターとして,フジテレビ「みんなのKEIBA」,U局「土曜ワイド中継」,グリーンチャンネル「トレセンTIME」に出演中。
レース直前の推奨馬の的確さは群を抜いている。
週中は栗東,週末は東京を拠点として活躍する。

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  • 第119回 2020年、お酒はほどほどに ~落馬によるケガ、そして復帰に向けて~ 2020.02.19

     年末は忘年会、そして年明けは新年会と称して、仲間内でお酒を呑むこと度々。しかし今はママゆえ、どれだけ呑んでも、東京からの最終新幹線で息子の元に戻らなければならず、その帰路での失敗が立て続けに起こっている状況。 年末は最終新幹線での寝過ごし。そして年明けは、窓際に放置されていた見知らぬ人の飲みかけのカフェオーレと、バッグの中に入れていた自分の飲みさしとを勘違いをし、口にしてしまった。 しかも全て飲みほしてから気づ...

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     2019年、皆様にとってはどのような年となられましたか? 我が家は、持ち乗り助手をしている夫が、函館開催前に北海道入りをし、札幌の最終まで滞在。戻ってきた直後には調教師試験もあり、フードコートで勉強後の夜に帰宅となるため、ほぼ家族の時間はない状況。 しかも19年は異例で、試験を終えると同時に担当馬であるスズカデヴィアスと共にオーストラリア遠征へと旅立ち、12月になっても戻らない状態。 当初は2戦を予定しており、11月の帰...

  • 第117回 欧州のトップジョッキーたちの日本競馬参戦 ~調教からレース、騎乗後までその経験を学ぶ好機~ 2019.12.17

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     かれこれ5年になるでしょうか...、10月になると我が母校でもある競馬学校騎手課程生徒の模擬レースに参加させてもらっています。  とは言っても、もちろんレースで一緒に乗るわけではなく、一般公開されるとあって、日々、騎手課程生徒たちが、どのような訓練を受けているのか?足を運んで下さったお客様方に向け、木馬を使ってのトレーニング説明をしたり、模擬レースを終えてのトークショーの司会としてお邪魔しています。 今年は4名の生徒...

  • 第115回 トレヴのヘッド元調教師の講演にて ~自分の目で見、肌で感じ、対話をする大切さ~ 2019.10.17

     この原稿が掲載される頃には、2019年の凱旋門賞馬が誕生しているのでしょう。 史上初となる3連覇の偉業を、牝馬・エネイブルが成し遂げているのか?はたまた、スピードシンボリで挑戦し続けてから50年となる節目の年に、日本馬悲願の凱旋門賞馬が誕生しているのか?いずれにしても歴史的瞬間となりそうな1戦、楽しみでなりません。 さて凱旋門賞と言えば、以前トレヴで連覇を果たした女性調教師クリスティアーヌ・ヘッド氏のことをこのコラム...

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     この夏、競走馬としても種牡馬としても素晴らしい功績を残したディープインパクトとキングカメハメハの両馬が立て続けに旅立つというショッキングなニュースが...。 あの当時の有力馬たちは、在厩期間が長く、本番に向けて逆算しての馬作りをしていた時代。それゆえペンを執る取材陣も、1頭1頭それぞれにおける陣営の思いや、馬の個性に触れ、気づけば各々好きな馬や応援したい関係者も存在。よって、「あの当時は、伝えたいことが山ほどあっ...

  • 第113回 息子も来年は小学生 ~気になってしまうデットーリー騎手の息子ロッコ君~ 2019.08.16

     早いもので息子も来月で6歳。来年は小学生に。 3年前、余命宣告を受けた父が、「小学生になる姿を見たい」と言っていた言葉が思い起こされます。 また手元には、「ランドセルはこれで」と、父から渡された封筒があり、このお金を使わせてもらう日も近くなったなぁ~と、感慨深いものがあります。 そして周りには、既に小学校受験を受けたママ友もおり、「小学校はどこにするの?」「受験するの?」との問いかけも。 我が家はいたってシンプ...

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     最近、目を覆いたくなるような事件や事故が多く、胸が痛くなります...。ここ数年、母親となってからは、子供が関係する報道においては特に過敏になり、被害者だけではなく、加害者の立場の両方の側面から考えさせられる状況にも...。 その中でも親としての立場から子供を育てることの難しさを感じたのが、カリタスの事件直後に起こった元農水事務次官長男刺殺のニュース。 親が子供を...。人はどんな状況であれ人を殺めてはならない理由は、1人...

  • 第111回 8年ぶりのアイルランド ~国民性とジョゼフ・オブライアン師から気づかされたこと~ 2019.06.19

     先日、8年振りにアイルランドへ行ってきました。騎手引退後、競馬を伝える側となり、様々な取材をする中で、やはり人馬の歴史が深い地でもあり私の尊敬するエイダン・オブライアン夫妻を身近で見たいとの思いから、アイルランドへ。  その時に何を1番に感じたかというと、人と馬との距離の近さ。具体的に言うと、人が馬の気持ちになって物事を考えること、図ることができ、馬という生き物そのものを深く理解している点でした。 そして、基本は...

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