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プロフィール
細江純子ホースコラボレーター

1975年愛知県生まれ JRA初の女性騎手として96年デビュー。
00年には女性騎手初の海外勝利(シンガポール)。
引退後は,ホースコラボレーターとして,フジテレビ「みんなのKEIBA」,U局「土曜ワイド中継」,グリーンチャンネル「トレセンTIME」に出演中。
レース直前の推奨馬の的確さは群を抜いている。
週中は栗東,週末は東京を拠点として活躍する。

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  • 第109回 柴田未崎騎手 変わらぬ実直さと新たな顔 ~失ったからこそ、再び手にしたからこそ~ 2019.04.17

     先日、久々のメンバーで食事をしました。その面々とは、関西の女性騎手だった3人。  1つ下の13期生だった押田純子ちゃんは清水調教師の奥さんとなり今や3児の母。16期生だった西原玲奈ちゃんは、調教助手として働き、3年前に持ち乗り助手の旦那さんと結婚。今は主婦業もしながら、梅田調教師の右腕となって厩舎を支えています。そんな3人の話題となったのは、先月の小倉競馬1700メートルのダート未勝利戦をスナイプで勝利した柴田未崎騎手の...

  • 第108回 5歳児の世界観に日々驚き~どの世界でも、人は一人では何もできないのかも~ 2019.03.19

     今、NHKで人気の番組「チコちゃんに叱られる」のチコちゃんは5歳。また1992年からTV放送されている「クレヨンしんちゃん」のしんのすけも5歳。そして我が息子も5歳。 5歳という年齢は言葉を覚え、大人との会話も成立する頃。また子供同士の世界観も広がり、子供と大人の違いや、生活におけるあらゆることに疑問を抱き、問いかける時期なのでしょう。 だからこそ、その発する言葉が、時には素朴で、また時には新鮮かつ斬新。しかしその...

  • 第107回 女性騎手に関する取材~これまで、そしてこれから~ 2019.02.21

     先日、女性騎手の物語を書きたいので、当時のことなど、取材に応じて頂けませんか?との問い合わせを受けました。 もちろん、このような内容は今までも少なからずあり、引退直後の数年間においては自分自身の気持ちの整理がつかないまま受け、正直、取材に応じながらも、その後の1~2日は過去の辛い出来事を思いだし、気持ちが落ち込むことも...。 よってこの手の話は断りたい気持ちもあるのですが、今、自分自身も取材する側となっており、記...

  • 第106回 変化を感じた2018年~変化を生かして繋がる2019年に~ 2019.01.14

     明けましておめでとうございます。 2019年がスタート。年号も新たとなる今年は、どのような年となるのでしょうね?そして翌年にはオリンピックも開催。それに伴い、街中を走るタクシーもボックスタイプが徐々に割合を増し、風景からも時代の移り変わりを感じ取れる年となりそうですね。 また改めてですが、皆様にとって去年はどんな1年でしたか? 私はこのコラムでも書きましたが、数年前から2018年は変化となる年になりそうな予感を抱きなが...

  • 第105回 進化し続けるC.ルメール騎手~年齢と経験を重ねた上で広がりを持てるか~ 2018.12.18

     早12月。秋競馬が開幕し、毎週末のようにGⅠレースが続く暮れは、ほんとに時間が経つのが早いものですね。 この原稿が皆様のお手元に届く頃には、暮れの大一番・有馬記念の話題となっているのでしょうか...? それにしてもこの秋のGⅠレースにおけるクリストフ・ルメール騎手の活躍には、凄まじいものがありますね。 振り返ると、よくぞ追い出しをあそこまで我慢できるなぁ~と思うレースでの勝因もあれば、逆に掛かりそうな馬でも果敢にポジシ...

  • 第104回 海外の競馬が身近に~そこから感じる調教師の本質~ 2018.11.19

     早11月、2018年も残すところ、わずかとなりましたね。時の流れの速さが年々増していくように思えます。この背景には、年齢を重ねたこともありそうですが、それだけでなく日本で行われる毎週末の競馬に加え、海外馬券や、海外競馬を目にする機会が増えたことも、その要因の1つとなっているようにも思えます。 その中でも毎年1番の注目となるのが、10月の凱旋門賞。今年はクリンチャーが参戦の中、牝馬エネイブルが連覇を達成しましたが、当日、...

  • 第103回 現場と主催者の団結力~日本人騎手の武器となるもの~ 2018.10.19

     北海道胆振東部地震、甚大な被害となり、たくさんの方の命や生活が奪われる状況に。 心からお悔やみ申し上げるとともに、1日も早い復興と日常が戻ることを願っています。 地震のニュースが流れた瞬間、北海道の牧場、知人がどのような状況なのか?不安に...。 ショートメールやラインをするものの既読にならず、返事が返ってきたのは2~3日後。この夏に「手ぶらでキャンプIN門別競馬場」でお邪魔した門別では、2日半かかっての電気の復旧...

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     「あなたが好きな競馬場はどこですか?」その問いに皆さんは、どこを思い浮かべるのでしょうか...。たぶんその答えは1つに限らないかもしれませんし、昔と今では変化もあることでしょう。 私も現役時代は即答で小倉競馬場を挙げたと思います。その理由は、小倉の調整ルームに約2か月滞在しての生活は、先輩騎手と夕食を共にさせてもらう機会も多く、そこで得た会話や、優しさに触れた思い出があるから。 また先輩の行きつけとなっている飲食店...

  • 第101回 オジュウチョウサンの挑戦~ファンの求める競馬を示唆するかのよう~ 2018.08.17

     この夏、注目を集めた事柄と言えば、福島競馬で平地競走に出走したオジュウチョウサンでしょう。当日の競馬場はグッズを求めて長蛇の列となり、前年比138%超えとなる1万4千人以上のファンが詰め掛けての一戦になったとのこと。 正直、その光景と現実に、(え?こんなに人気があったの?注目されていたの?)と、驚きと同時に、勝ち負け、配当、売り上げといったことが多く取り上げられる昨今の競馬において、こういった歩みや話題を皆が心待ち...

  • 第100回 2018上半期を振り返って~競馬学校12期生それぞれの活躍~ 2018.07.20

     2018年も折り返し地点。時が経つのは早いものです。このコラムが掲載される頃は夏競馬真っ盛りで、私も毎週末、福島や新潟へとお邪魔をしていることでしょう。 少し、ここで上半期の競馬を振り返りたいと思いますが、印象深かったのは宝塚記念でのミッキーロケット。鞍上の和田竜二騎手は競馬学校同期生。人一倍の努力家で、わずかな休み時間さえもトレーニングに時間を費やし、その姿に私たち同期は感化されたほど。 デビュー後、直ぐにテイエ...

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