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プロフィール
小山内完友日刊競馬記者

1969年 青森県生まれ 競馬専門紙「日刊競馬」の南関東版の編集を担当。
学生時代から競馬に熱中し、勢い余って記者に。
キャリアは23年に及ぶ。
予想の基本は持ちタイムで、競馬哲学は「決めつけないこと」。
南関東だけでなく、広い視点で地方競馬全体をとらえたコラムが好評。
休日は自ら競走馬化して走り込み、カートにも挑戦。
他種競技にも精通しているオールラウンドプレイヤー。

最新記事一覧

  • 第187回 『恨めしい雨』 2024.07.26

     ゴールデンウィークが終わり、5月3週〜4週目にはオークス、そしてダービーが行われる。中央競馬はそこが春のクライマックスだが、地方競馬、特に南関東は6月がピーク。  東京ダービー(JpnⅠ)、関東オークス(JpnⅡ)、さきたま杯(JpnⅠ)、そして帝王賞(JpnⅠ)と重要なレース(稼ぎ時)が続く。  一方で6月は天候との戦いでもある。いわゆる梅雨。梅雨前線が停滞した日には緊張感が走る。競馬は屋外競技。かつては雨が降るか降らな...

  • 第186回 『5月の出来事』 2024.06.25

     新庄監督就任3年目で選手も育ち、離されながらも2位(交流戦前)をキープしている村本さんチームと違い、我が地元プロ野球チームはどん底に沈んでいる。  打撃不振は深刻で、投手陣が持ちこたえられず終盤逆転を許す悪いパターン。FAで流出した選手が他チームの4番を務めているように、選手育成には定評あるのだが、そのサイクルが間に合わなくなってきている印象。5月、地元で飲んでいると、娘の同級生のお父さん(コーチ)が更迭され...

  • 第185回 『POGの季節』 2024.05.27

     4月中旬になるとぼちぼちPOG本(ペーパーオーナーゲーム本)が店頭に並びはじめる。  筆者は最近はほとんど参加していないが、かつては狂ったように情報を集め、指名し、デビューを心待ちにし、そして失意の1年を過ごす。そんな時期もあったが、最近は心穏やかに新馬戦を観ることができる。  書いていて思い出したが、筆者がPOGに参加しなくなった理由はサンデーサイレンス(USA)全盛になったからだった。あの頃はなんでもかんでもサ...

  • 第184回 『Road to 東京ダービー』 2024.04.26

     2024年からスタートした、新たなダート三冠レース。JRAを含む全国の3歳馬に門戸を開き、羽田盃(4月24日・大井1800m)、東京ダービー(6月5日・大井2000m)、そしてジャパンダートクラシック(10月2日・大井2000m)。  第一冠の羽田盃へ向け、最後のトライアルレースとなる京浜盃が終了した。勝ったのはホッカイドウ競馬から大井へ移籍したサントノーレ。好スタートを決め好位を追走、4コーナーで前を行くティントレットとマッシャ...

  • 第183回 『フェブラリーステークス』 2024.03.25

     2月18日、東京競馬場で第41回フェブラリーステークス(GⅠ)が行われた。レモンポップ(USA)やメイショウハリオなど昨年の上位馬や、ウシュバテソーロらがサウジアラビアに遠征、レッドルゼルは出走も、やや手薄なメンバー構成になった。一方でJBCスプリントの勝ち馬で、NARグランプリ2023年度代表馬のイグナイター(兵庫)、昨年のジャパンダートダービーに勝った南関東三冠馬ミックファイア(大井)、昨年の6着馬スピーディキック(浦和)と...

  • 第182回 『優秀馬選定委員会』 2024.02.26

     1月12日(金)、都内のある会議室においてNAR GRANDPRIX2023優秀馬選定委員会が開催された。通常であれば地方競馬全国協会の会議室において開催されるのだが、協会引っ越しの真っ最中につき、別の会議室で行われた。  かつて日刊競馬も引っ越ししたが、企業の引っ越しは大変な作業だ。古い資料大好き人間なので、興味深い資料を発見し、それに見入っては怒られて、あんまり役に立った記憶はない。ご挨拶で広報にお邪魔したが、業務と平行し...

  • 第181回 『格付ポイント』 2024.01.26

     10月24日に「南関東4競馬場における格付制度全馬適用に関わるお知らせ」という文書が、南関東4競馬場の名で発表された。  いわゆる「格付ポイント」と呼ばれるもので、既に今年の2歳馬から適用されている。  地方競馬の格付は、おおまかに言うと絶対格と相対格があり、さらにその決定方法も番組賞金とポイント制に分かれている。  南関東4競馬場は番組賞金を算定し、格付基準表により定められたクラスに格付けされる絶対格である...

  • 第180回 『JBC当日』 2023.12.25

     2023年のJBCは我らがホーム・大井競馬場(JBC2歳優駿は門別競馬場)で開催された。  大井競馬場では2020年以来3年ぶりで、今回が9回目。さすがに9回目ともなると競馬場も、我々出入り業者も慣れた手付きでテキパキと準備を進める。  戦前の注目は開催前に入れ替えられた「白い砂」だ。2010年代の終わりから、六ヶ所産海砂の枯渇が言われてきた。大井競馬場でも東通村産海砂、つがる市産海砂、つがる市・六ヶ所村産海砂(洗浄砂)と東...

  • 第179回 『2024年開催日割』 2023.11.24

     JRAの2024年開催日割と重賞日程が発表された。  おおまかにまとめると、①阪神競馬場スタンドのリニューアル工事に伴う開催地の変更。②全日本的なダート競走の体型整備に伴う重賞日程の変更。③暑熱対策として第2回新潟競馬の開催時間帯の拡大。以上である。  競馬専門紙的には開催日割といえば自身の勤務日程にも関わるので重要である。特に年始と年末の日程と、3日開催は社内でも注目度が高い。  ただ、ホープフルSが12月28日固定...

  • 第178回 『暑熱対策』 2023.10.25

     今年の夏はとにかく暑かった。北海道では8月23日に観測史上最高の36.3度を記録し、「熱中症警戒アラート」が出されるほどである。例年社内でも人気の函館、札幌出張であるが、今年は「とにかく暑かった」とのことだ。  かくいう筆者もお盆前に青森へ帰省したら、観測史上最高の39.3度に遭遇。とはいえ、湿度が低い分それほど暑いとは感じなかったから、体はすっかり都会人になったようだ。  なんとなく思い出すに、小学生の頃(昭和50年...

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