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プロフィール
小山内完友日刊競馬記者

1969年 青森県生まれ 競馬専門紙「日刊競馬」の南関東版の編集を担当。
学生時代から競馬に熱中し、勢い余って記者に。
キャリアは23年に及ぶ。
予想の基本は持ちタイムで、競馬哲学は「決めつけないこと」。
南関東だけでなく、広い視点で地方競馬全体をとらえたコラムが好評。
休日は自ら競走馬化して走り込み、カートにも挑戦。
他種競技にも精通しているオールラウンドプレイヤー。

最新記事一覧

  • 第190回 『YouTuber』 2024.10.28

     今どき当たり前のように、弊社もYouTubeチャンネルを運営している。  元々このチャンネルは2011年3月29日、東日本大震災の18日後に筆者がアカウント登録したものだ。その頃は競馬の開催可否や見込みを各主催者に電話で確認し、競馬場の様子を見に行っていた。電車自体本数を減らしていたり、徐行運転を行っていて、余震があるとすぐ停車し、安全確認が取れるまで動かなかった。大崎から船橋競馬場まで場合によっては3時間かかった。  ...

  • 第189回 『暑熱対策2024』 2024.09.25

     6月10日、気象庁は2023年春から続くエルニーニョ現象が「終息したとみられる」と発表した。気象庁のサイトによると、エルニーニョ現象が終息すると、太平洋高気圧の張り出しが強まり、暖かく湿った空気が流れ込みやすくなり、6~8月の平均気温は平年に比べると高くなると予想される、とある。  観測史上最も暑い夏となった2023年に続き、2024年の夏も暑い。要因としては例年よりも偏西風が北よりであること、太平洋高気圧とチベット高気圧...

  • 第188回 『ダブル開催』 2024.08.27

     南関東地方競馬の日程が、だいたい今の形になったのが2007年あたりから。正月は川崎開催、ゴールデンウィークは船橋開催、お盆と年末が大井開催、というふうにおおよその開催が固定された。一因にダートグレード競走の日程固定化があって、5月5日はかしわ記念、12月29日は東京大賞典というように、目標となるレースの日程を固定化することにより、参戦しやすくなるとともに、集客面でも大きなメリットがある。  開催日程も月~金の5日開催...

  • 第187回 『恨めしい雨』 2024.07.26

     ゴールデンウィークが終わり、5月3週〜4週目にはオークス、そしてダービーが行われる。中央競馬はそこが春のクライマックスだが、地方競馬、特に南関東は6月がピーク。  東京ダービー(JpnⅠ)、関東オークス(JpnⅡ)、さきたま杯(JpnⅠ)、そして帝王賞(JpnⅠ)と重要なレース(稼ぎ時)が続く。  一方で6月は天候との戦いでもある。いわゆる梅雨。梅雨前線が停滞した日には緊張感が走る。競馬は屋外競技。かつては雨が降るか降らな...

  • 第186回 『5月の出来事』 2024.06.25

     新庄監督就任3年目で選手も育ち、離されながらも2位(交流戦前)をキープしている村本さんチームと違い、我が地元プロ野球チームはどん底に沈んでいる。  打撃不振は深刻で、投手陣が持ちこたえられず終盤逆転を許す悪いパターン。FAで流出した選手が他チームの4番を務めているように、選手育成には定評あるのだが、そのサイクルが間に合わなくなってきている印象。5月、地元で飲んでいると、娘の同級生のお父さん(コーチ)が更迭され...

  • 第185回 『POGの季節』 2024.05.27

     4月中旬になるとぼちぼちPOG本(ペーパーオーナーゲーム本)が店頭に並びはじめる。  筆者は最近はほとんど参加していないが、かつては狂ったように情報を集め、指名し、デビューを心待ちにし、そして失意の1年を過ごす。そんな時期もあったが、最近は心穏やかに新馬戦を観ることができる。  書いていて思い出したが、筆者がPOGに参加しなくなった理由はサンデーサイレンス(USA)全盛になったからだった。あの頃はなんでもかんでもサ...

  • 第184回 『Road to 東京ダービー』 2024.04.26

     2024年からスタートした、新たなダート三冠レース。JRAを含む全国の3歳馬に門戸を開き、羽田盃(4月24日・大井1800m)、東京ダービー(6月5日・大井2000m)、そしてジャパンダートクラシック(10月2日・大井2000m)。  第一冠の羽田盃へ向け、最後のトライアルレースとなる京浜盃が終了した。勝ったのはホッカイドウ競馬から大井へ移籍したサントノーレ。好スタートを決め好位を追走、4コーナーで前を行くティントレットとマッシャ...

  • 第183回 『フェブラリーステークス』 2024.03.25

     2月18日、東京競馬場で第41回フェブラリーステークス(GⅠ)が行われた。レモンポップ(USA)やメイショウハリオなど昨年の上位馬や、ウシュバテソーロらがサウジアラビアに遠征、レッドルゼルは出走も、やや手薄なメンバー構成になった。一方でJBCスプリントの勝ち馬で、NARグランプリ2023年度代表馬のイグナイター(兵庫)、昨年のジャパンダートダービーに勝った南関東三冠馬ミックファイア(大井)、昨年の6着馬スピーディキック(浦和)と...

  • 第182回 『優秀馬選定委員会』 2024.02.26

     1月12日(金)、都内のある会議室においてNAR GRANDPRIX2023優秀馬選定委員会が開催された。通常であれば地方競馬全国協会の会議室において開催されるのだが、協会引っ越しの真っ最中につき、別の会議室で行われた。  かつて日刊競馬も引っ越ししたが、企業の引っ越しは大変な作業だ。古い資料大好き人間なので、興味深い資料を発見し、それに見入っては怒られて、あんまり役に立った記憶はない。ご挨拶で広報にお邪魔したが、業務と平行し...

  • 第181回 『格付ポイント』 2024.01.26

     10月24日に「南関東4競馬場における格付制度全馬適用に関わるお知らせ」という文書が、南関東4競馬場の名で発表された。  いわゆる「格付ポイント」と呼ばれるもので、既に今年の2歳馬から適用されている。  地方競馬の格付は、おおまかに言うと絶対格と相対格があり、さらにその決定方法も番組賞金とポイント制に分かれている。  南関東4競馬場は番組賞金を算定し、格付基準表により定められたクラスに格付けされる絶対格である...

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