南関フリーウェイ
第2回 ナイキマドリード 船橋記念(SIII)4連覇達成!
2015.01.30
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記念すべき瞬間はスタートから59.0秒後にやってきました。1月14日に行われた第59回船橋記念(SIII)。このレースでナイキマドリード(父ワイルドラッシュ 9歳牡馬)が同一重賞4連覇の偉業を達成しました。
昨年7月、船橋で習志野きらっとスプリント(SIII)を制したものの、その後は得意の浦和コースでも「らしくない」走りを続けていたナイキマドリード。年齢的なこともあり、'世代交代'という言葉も聞こえ始めていましたが、負けられない舞台での大きな大きな勝利です。
南関東での同一重賞4連覇は、神馬と言われたフジノウェーブ(2010-2013年 東京スプリング盃(SIII))と並ぶ偉大な記録とのこと。それと同時に、規定をクリアし、来年も南関東所属として出走できる権利を獲得、早くも'5連覇'への期待の始まりとなるレースにもなりました。
習志野きらっとスプリント(SIII)で優勝した際、「馬体のハリは若い頃の方があったと思うけど、年齢を重ねてからは競馬を良くわかっていますね。上手くスタートを出て、最後に良く伸びるようになりました。賢い馬ですよ。」と、当時、川島正太郎騎手が語っていた通り。今回のレースもこの船橋コースを良く知る大ベテランの貫録を感じさせる堂々とした内容。しぶとく粘るマスターエクレール(父Elusive Quality 6歳牝馬)を豪快な脚で捕えてのクビ差勝利は、競馬史に名を刻むと共に「ナイキマドリードまだまだ健在!」を強くアピールするものだったと言えるでしょう。
そのナイキマドリードを管理するのは、故川島正行調教師から大切なバトンを受け取った息子の正一調教師。「ここでは負けられないって、馬が分かっているのかなぁ・・・。4連覇は意識しましたね。親父(故川島正行調教師)が残した記録だから。でもね、(馬をしっかり仕上げても)まさか、ね。4連覇できるとは思ってないよね。嬉しいですね。この前も行ったけど、またお墓参りに行かなくちゃ!」と、しみじみと感慨深く、そして最後は正一調教師らしく明るい笑顔で語っていました。
同じくこのレース4連覇となった川島正太郎騎手も喜びの笑顔いっぱい。「勝ったナイキマドリードを褒めてあげたいと思います。前走後に状態がぐっと良くなっていたので、今回は勝てるんじゃないかなと思える状態でした。4連覇の重圧もあったけど、内心少し自信もありましたので、前に行くことができました。力があるところを見せてくれましたね。天国の親父(故川島正行調教師)にも届いているといいなと思います。ナイキマドリードは船橋の1000は競馬が上手。右手前が得意で、左回りの直線では伸びますね」(川島正太郎騎手)。
周囲が4連覇の偉業に酔いしれていたレース後、当のナイキマドリードはというと、祝福の握手を交わす秋葉厩務員の後ろを静かについて歩く紳士ぶり。まるで勝利の後のセレモニーの手順を分かっているかのよう!弾丸1000メートルを駆けた後とは思えないほどのおだやかな表情は、ふっと笑顔を見せながら「4連覇、すごいでしょ」と言っているような雰囲気さえもあり、以前からオンとオフの切り替えが上手で、無駄な力を使わないと言われている名馬・ナイキマドリードの賢さを改めて感じさせるシーンでもありました。
ちなみに、このナイキマドリード、静かに闘志を秘めて歩くパドックでの凛とした眼差しを始めとして、馬房でのリラックスした表情もとってもイケメン!ぜひ次走のパドックでは、その辺りにも注目してみてくださいね。芸能界では堤真一さんや西島秀俊さん、堺雅人さんなどの大人世代が人気を集めていますが、競馬界ではナイキマドリードがそんな存在と言えそうです。
なお、2着のマスターエクレールは南関東重賞初出走ということもあり、スピードに戸惑った面もあったよう。今後も短距離路線での出走を予定しているとのことで、こちらも楽しみな1頭です。
昨年7月、船橋で習志野きらっとスプリント(SIII)を制したものの、その後は得意の浦和コースでも「らしくない」走りを続けていたナイキマドリード。年齢的なこともあり、'世代交代'という言葉も聞こえ始めていましたが、負けられない舞台での大きな大きな勝利です。
南関東での同一重賞4連覇は、神馬と言われたフジノウェーブ(2010-2013年 東京スプリング盃(SIII))と並ぶ偉大な記録とのこと。それと同時に、規定をクリアし、来年も南関東所属として出走できる権利を獲得、早くも'5連覇'への期待の始まりとなるレースにもなりました。
習志野きらっとスプリント(SIII)で優勝した際、「馬体のハリは若い頃の方があったと思うけど、年齢を重ねてからは競馬を良くわかっていますね。上手くスタートを出て、最後に良く伸びるようになりました。賢い馬ですよ。」と、当時、川島正太郎騎手が語っていた通り。今回のレースもこの船橋コースを良く知る大ベテランの貫録を感じさせる堂々とした内容。しぶとく粘るマスターエクレール(父Elusive Quality 6歳牝馬)を豪快な脚で捕えてのクビ差勝利は、競馬史に名を刻むと共に「ナイキマドリードまだまだ健在!」を強くアピールするものだったと言えるでしょう。
そのナイキマドリードを管理するのは、故川島正行調教師から大切なバトンを受け取った息子の正一調教師。「ここでは負けられないって、馬が分かっているのかなぁ・・・。4連覇は意識しましたね。親父(故川島正行調教師)が残した記録だから。でもね、(馬をしっかり仕上げても)まさか、ね。4連覇できるとは思ってないよね。嬉しいですね。この前も行ったけど、またお墓参りに行かなくちゃ!」と、しみじみと感慨深く、そして最後は正一調教師らしく明るい笑顔で語っていました。
同じくこのレース4連覇となった川島正太郎騎手も喜びの笑顔いっぱい。「勝ったナイキマドリードを褒めてあげたいと思います。前走後に状態がぐっと良くなっていたので、今回は勝てるんじゃないかなと思える状態でした。4連覇の重圧もあったけど、内心少し自信もありましたので、前に行くことができました。力があるところを見せてくれましたね。天国の親父(故川島正行調教師)にも届いているといいなと思います。ナイキマドリードは船橋の1000は競馬が上手。右手前が得意で、左回りの直線では伸びますね」(川島正太郎騎手)。
周囲が4連覇の偉業に酔いしれていたレース後、当のナイキマドリードはというと、祝福の握手を交わす秋葉厩務員の後ろを静かについて歩く紳士ぶり。まるで勝利の後のセレモニーの手順を分かっているかのよう!弾丸1000メートルを駆けた後とは思えないほどのおだやかな表情は、ふっと笑顔を見せながら「4連覇、すごいでしょ」と言っているような雰囲気さえもあり、以前からオンとオフの切り替えが上手で、無駄な力を使わないと言われている名馬・ナイキマドリードの賢さを改めて感じさせるシーンでもありました。
ちなみに、このナイキマドリード、静かに闘志を秘めて歩くパドックでの凛とした眼差しを始めとして、馬房でのリラックスした表情もとってもイケメン!ぜひ次走のパドックでは、その辺りにも注目してみてくださいね。芸能界では堤真一さんや西島秀俊さん、堺雅人さんなどの大人世代が人気を集めていますが、競馬界ではナイキマドリードがそんな存在と言えそうです。
なお、2着のマスターエクレールは南関東重賞初出走ということもあり、スピードに戸惑った面もあったよう。今後も短距離路線での出走を予定しているとのことで、こちらも楽しみな1頭です。