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第159回 『競馬のノベルテイグッズ PARTⅠ』

2022.03.18
 なんだかんだ、競馬ライターとしてのキャリアは四半世紀となった自分。
 これも本誌を読んでいただいているような皆様が、快く取材に応じてくださっているからであり、そして、創刊49年以上の歴史を誇るJBBA NEWSのように、足掛け14年も連載を続けさせているような媒体のおかげでもある。

 この事実だけでも充分に有難いのに、取材で訪れた牧場の方だけでなく、仕事を通してのお付き合いのある方から、何かあるたびにノベルティといった贈り物をいただけるようにもなった。

 しかも自分の仕事的にも、重賞といった大きなレースを勝った牧場に喜びの声を聞く取材が多い。その際、牧場の方から、「記念にクオカードを作ったから、何枚か持っていってよ!」と声をかけられたり、「記念グッズを作るので、服のサイズを教えてもらえますか?」と言われ、申し訳ないと思いながら人より大きめのサイズを伝えると、数週間後に馬名や牧場の名前が入ったアウターが自宅に届いたりもする。

 その際は取材だけでなく、グリーンチャンネルといった出役の仕事をさせてもらう際に着用。個人的には『衣装協力』という形で、いただいたお礼をさせてもらっている。

 そういえば年末にかけて、様々なノベルティが自宅に届くようになった。その中でも最も多いのが競馬カレンダーである。

 競馬ファンだった頃は、ウインズで陳列されていた競馬カレンダーを、申し訳ないと思いながら片っ端から捲り、好きな馬の写真が多く入っているカレンダーを購入していた。

 そう思うと、カレンダーを何部もいただけるのは有難い限りなのだが、最近では壁掛け型のカレンダーは、あまり部屋に飾らないようになってきた。

 自分でもどうしてかな、と思いきや、あるクラブ法人の方との会話の中での言葉が、まさにその答えとなっていた。
 「ウチのクラブでは壁掛け型を止めて、卓上型に切り替えました。写真をメインに据えるのならば壁掛け型なのでしょうが、やはりライフサイクルの変化と言うのか、お子さんのいるような家庭などでは、自分の机や会社のデスクなどにも置ける、卓上型の方が好まれているようです」

 確かに自分も競馬カレンダーを、自宅のメインカレンダーとして飾らなくなったのは、同棲期間を含めて、妻と暮らすようになってからのような気がする。

 それまでは、関係各所からいただいたカレンダーを、どの場所に飾るかに悩んでいたのだが、二人で同じ屋根の下に住んでいる以上、やはり、妻の飾りたいカレンダーも尊重しなければいけない。

 また、いくら競馬の仕事で生計を立てているからとは言っても、二人の共用スペースに馬の写真があるのは、どこか申し訳ない気もしてくるし、メモ欄がレース名で書き込めないのは、仕事のスケジュールを書き込みがちな妻にとっても、何かと不便だったようだ。

 結果的にいただいた競馬カレンダーは一部だけを、自分の部屋に飾るようになったのだが、そのうち、そのカレンダーが卓上型に変わっていた。

 しかも、JBBAからいただいているカレンダーもそうだが、近年の卓上カレンダーにはその週の重賞だけでなく、せりの日程まで表記されている。

 発行時には日程が未確定だったようなイベントに関しても、付属されているシールを張ることで、自分だけのオリジナルカレンダーが完成。そうなると、卓上カレンダーの方が、より使い勝手が良くなってしまった。

 となると、いただいた競馬カレンダーの行き先を危うんでいる、これをお読みの関係各社の方がいらっしゃるのではないかと思うが、安心してください。僕が多数のカレンダーをもらっていることを知っている、高校と大学の競馬好きの友達から、「浩平!カレンダー来た?」との連絡が来るので、毎年、何部か渡しているのだが、それでも近年は、「子供が買ってきたカレンダーをリビングに飾られちゃったから、競馬のは自分の部屋に飾るしか無くなった」と愚痴をこぼされたこともある。それを見越して、いただいた卓上カレンダーも渡すようにもしているのだが、やはり、家族や会社の中でも、あまり自分の趣味を表に出せなくなってきているのか、卓上カレンダーの方が好まれている傾向が出てきた。と、競馬ノベルティの中でもカレンダーのことを書いていたら、紙面が尽きてしまった。次回は『種牡馬展示会におけるノベルティ』についても書かせていただきたい。
(次号に続く)
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