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プロフィール
小山内完友日刊競馬記者

1969年 青森県生まれ 競馬専門紙「日刊競馬」の南関東版の編集を担当。
学生時代から競馬に熱中し、勢い余って記者に。
キャリアは23年に及ぶ。
予想の基本は持ちタイムで、競馬哲学は「決めつけないこと」。
南関東だけでなく、広い視点で地方競馬全体をとらえたコラムが好評。
休日は自ら競走馬化して走り込み、カートにも挑戦。
他種競技にも精通しているオールラウンドプレイヤー。

最新記事一覧

  • 第12回 救世主現れて 2009.12.01

     先日,ある原稿を校正していて驚いた。いや,驚いてはいけない,知っていたはずだ。 あるレースとは,1994年の第9回ダービーグランプリ。水沢競馬場で行われた。菅原勲騎手騎乗のブラッククロスが,1周目のスタンド前でスーっと4番手に浮上。外目から徐々に進出し,直線で抜け出して優勝。馬群を割って迫るカネミボンバーに,1馬身差付けて勝ったレースだ。 「驚いた」のは,そのレースの1着賞金。中央・地方交流となる2年前である。若かりし頃,一緒に各...

  • 第11回 頭を使わず馬券を当てる 2009.11.01

     いつの世も「楽して儲けたい」は人間として当たり前の思考だと思う。もちろん現実の世界は甘くないことも良く知っている。 この仕事をしながらの最大目標は「頭を使わず馬券を当てる理論を考える」ことだ。そのために頭を使ってあれこれ考えてきたが,40過ぎてやばくなってきた感じもしないではない。 自分は学生時代から競馬場に入り浸りで,競馬場で知り合った仲間が開発したスピード指数系予想ソフトの開発テストに関わったことがある。 ス...

  • 第10回 初めての2頭撮り 2009.10.01

     9月8日川崎競馬場。3歳の重賞,戸塚記念が行われた。レースは2周目1〜2コーナーで先頭に立った5番人気ブルーラッドが,直線に入っても勢い衰えず1着。2着は道中4番手外を追走し,向正面で2番手に上がった1番人気のブルーヒーローという結果だった。 レース後の口取り撮影。「ニトウドリだって」と,柳原さん(柳原プロダクション)から声を掛けられた。2頭撮り?そう,勝ったブルーラッドと2着のブルーヒーローは,同じ川崎の足立厩舎所属で,馬主さんも同...

  • 第9回 青森県産 2009.09.01

     本稿執筆時,夏の全国高校野球選手権が開催されている。県立の野球弱小高であるわが母校の出場は当然のことながら望むべくもなく,今年は青森山田高校が代表として出場している。 郷愁ではないが,やはり毎年,青森県代表を応援している。一方,最近は埼玉のわが嫁の母校が強く,今年出場を決めた。「日程が合えば応援行くか」と,義理父と盛り上がっていたのだが,「2人とも関係ないじゃん」と突っ込まれた。いいじゃないか県民なんだし。結局日程が合わ...

  • 第8回 新しい仕掛けが必要 2009.08.01

     どうも調子がよろしくない。私の体調ではない。私の馬券のことでもない。馬券は常に絶不調だからいまさら嘆く必要もない。競馬の売り上げのことである。地方競馬だけの話ではないのだが,それにしても売れていない印象だ。 実際のところ数字を見ると,実はそれ程でもない。今年度4〜6月の開催成績は延べ358日の開催日(前年比マイナス4日)で,競馬場の入場人員は1,212,845名の前年比95.1%,JBBA NEWSの地方競馬ニュース風に表すと「→」。1日の平均も3,...

  • 第7回 予感的中,予想不的中 2009.07.01

     今年もダービーが終わった。ダービーは競馬ファンや競馬に関わる仕事をしている人間にとって大晦日のようなものだ。これが終わると気分的に「新年」を迎える。私の会社でも,ある者は北海道出張へと旅立ち,またある者は来年のダービーを目指しドラフトに勤しむ。われわれ,南関東の競馬に関わっている者にとって,東京ダービーもまた,大晦日だ。日本ダービーとは,いわば正月と旧正月のようなもの。厳密にはもう1冠,ジャパンダートダービー(Jpn1)を残...

  • 第6回 GI8勝の壁は高く 2009.06.01

     「やはりそこには高い壁があるのか」。降りしきる雨の中,そう思わずにはいられなかった。 5月5日,船橋競馬場で行われたダートグレード競走かしわ記念(Jpn1)。G1級レース日本最多の8勝へ臨んだカネヒキリだったが,先に抜け出したエスポワールシチーを捕らえ切れず2着に敗れた。ゴール入線後,内田博幸騎手が下馬。装鞍所付近で引いている姿をじっと見ていたが,見た目は「左前がちょっと跛行しているかな?」くらいだったのだが,翌日の検査で左第3指...

  • 第5回 場外発売所は迷惑施設なのか 2009.05.01

     地方競馬全国協会から,昨年1〜12月の地方競馬開催成績が発表された。全国の総売得金の前年比が99.4%。昨年後半の経済情勢悪化は,なんとか持ち堪えたように思うが,その後,つまり今年のことを考えると,早くも暗い気分になる。 注目は場外発売,そして在宅投票の伸び。現在南関東の比率は本場2:場外5:在宅3と8割が競馬場外での売得。最も高いのはホッカイドウ競馬の92.6%で,本場の比率が5割を超える金沢と福山以外の主催者が,売得の50〜70%を競馬場外...

  • 第4回 シンプルに分かりやすく 2009.04.01

     「地方競馬の格付けはよくわからない」という意見をよく耳にする。 たとえば,中央競馬ならおおまかに「新馬」「未勝利」「500万」「1000万」「1600万」「オープン」と収得賞金により区分けされていてシンプルだし,勝ち上がり方式がわかりやすい。 一方,地方競馬の格付けはというと,地区ごとに異なる。格付け基準表を基に,番組賞金でABCの格を定めている(絶対格)ところもあれば,「上から何頭がA,次がB」というような,相対格を用いている地区もあ...

  • 第3回 馬がいて人がいる 2009.03.01

     NARグランプリ2008が今年も盛大に執り行われた。今回から全国公営競馬専門紙協会選出の選定委員を委嘱されたので,会見場での密談を控え,式典に参加して祝った。胸に花を付けているので素直に役割を果たした。とはいえ,一応記者だし,ちょっとだけ会見を眺めた。その合間,既知の競馬関係者と雑談した折り,「地方競馬は全国免許なんだから,もっとフリーに乗せてもいいだろう」というような事を言われた。 実際のところどこの主催者も,2年くらい前か...

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