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プロフィール
小山内完友日刊競馬記者

1969年 青森県生まれ 競馬専門紙「日刊競馬」の南関東版の編集を担当。
学生時代から競馬に熱中し、勢い余って記者に。
キャリアは23年に及ぶ。
予想の基本は持ちタイムで、競馬哲学は「決めつけないこと」。
南関東だけでなく、広い視点で地方競馬全体をとらえたコラムが好評。
休日は自ら競走馬化して走り込み、カートにも挑戦。
他種競技にも精通しているオールラウンドプレイヤー。

最新記事一覧

  • 第170回 『NAR GRANDPRIX2022』 2023.02.24

     1月12日、地方競馬全国協会会議室に於いて、「NAR GRANDPRIX 2022優秀馬選定委員会」が開催された。今年も選定委員の末席に加えさせていただいたので、印象に残った部門を中心に選定委員会の模様をお伝えさせていただく。 2022年の地方所属馬はGⅠ(JpnⅠ)勝ち馬こそ現れなかったが、GⅡ(JpnⅡ)勝ち馬3頭、GⅢ(JpnⅢ)勝ち馬1頭(2勝)の活躍馬が現れた。出来れば全てに賞をあげたいところだが、そういう訳にもいかないから難しい。 2歳最優...

  • 第169回 『転換期』 2023.01.25

     11月28日、地方競馬全国協会(以下、地全協)の会議室に於いて「全日本的なダート競走の体系整備について」の記者会見が開かれた。 本来であれば、その日別件で地全協本部に行く用事があったのだが、船橋競馬3日目版(クイーン賞当日版)の新聞制作メンバーが足りず、一応編集、制作の責任者ということになっているので、社業を優先して地全協行きは断念。 まだ送られた資料と、日刊紙の報道を読んだだけの状態なので、詳しくはいずれ地全協と...

  • 第168回 『第22回JBC』 2022.12.23

     「11月3日は何の日?」と聞かれれば、世間一般の方々は「文化の日」と答えるだろう。国民の祝日に関する法律の第2条に「自由と平和を愛し、文化をすすめる」と趣旨が定められている。 そして、我々競馬ファンにとっての11月3日は「JBC」である。こちらは残念ながら競馬法で「JBCの日」とは定められてはいないが、毎年、JBC特設サイトやパンフレット等において必ずJBCの説明が書かれている。 今年は「JBCの意義」「競馬と生産...

  • 第167回 『悲願達成ならず』 2022.11.25

     「やっぱり勝てんかったかぁ」。馬群にのみ込まれるタイトルホルダーをテレビで観ながら思わずため息。 今年凱旋門賞に参戦した4頭は、タイトルホルダー11着、ステイフーリッシュ14着、ディープボンド18着、ドウデュース19着。 直前に強い雨が降り、馬場はさらに悪化、というか日本勢には不利な馬場状態に。ただそれを嘆いたところでどうしようもない。横山和生騎手は「慣れが必要」と言い、矢作調教師は「四輪駆動を連れてくる」と。 様々な...

  • 第166回 『あれから23年』 2022.10.26

     凱旋門賞の季節がやってきた。今年は10月2日、日曜日。パリロンシャン競馬場である。 1度だけ行ったことがある。1999年、モンジューが勝ち、エルコンドルパサー(USA)が2着の年。一緒に行った奥さんは、パリの街でお買い物とお食事。筆者は土日ロンシャン競馬場に入り浸り。 一昨年、グリーンチャンネルの凱旋門賞中継を自宅で観るために急いで帰ってきて、テレビの前に陣取ったら、うちの奥さんがやってきて、何気なく「今年のディアドラは...

  • 第165回 『競馬場の天気』 2022.09.26

     競馬と天気、密接な関係にあることは説明の必要もないかもしれない。出入り業者として競馬に関わっていると、あらゆる面で天気が仕事に及ぼす影響は大きい。 試しに天気がどう影響するのか各部署に聞いてみると、 編集部=「予想をする上での馬場状態が気になる」と、これはわかる。 トラックマン=「天気が崩れそうだと追い切りの予定が変わることがある」。雨が降る前に、馬場状態のいい時に追いたいという厩舎は多い。ただし、前日に変更な...

  • 第164回 『3年ぶりの採用試験』 2022.08.29

     最近、このネタに触れていないので、久々に採用ネタ。春の東京開催も終わり、夏のローカル開催の季節になった。さすがに開幕週は慌ただしいが、その波が終われば落ち着いてくる。 ローカル開催の季節といえば、採用の季節でもある。今年は3年ぶりの定期採用活動を行う。 採用の期間は毎年異なるが、大体はスポーツ紙各紙の採用活動の状況を見ながら日程を決めている。そこを基準にしているのは、近い位置に日程を固めると紙媒体志望者が採用し...

  • 第163回 『クラシック反省会』 2022.07.25

     毎年、7月号は南関クラシック、主に東京ダービー、関東オークスの回顧ならぬ、反省会会場と化す当コラムだが、なんと今年は馬券的不参加となってしまった。 ◎ミヤギザオウ、それだけで察していただけるとは思いますが、枠内起立転倒で馬体故障。競走除外となってしまった。 思えばクラシックトライアルでも枠内で立ち上がりたそうな気配は見せていた。「東京ダービーが目標」と言っていた陣営も、そして◎を打ってそこから全部買った筆者も、「...

  • 第162回 『南関クラシック展望』 2022.06.27

     今年の南関東牝馬クラシック路線は、当初よりスピーディキックが有力視されていた。エーデルワイス賞(JpnⅢ)に勝ち、有力馬が揃った東京2歳優駿牝馬では2着ヒストリックノヴァに4馬身の差を付け、初の左回り、小回りコースを不安視された桜花賞で不安を一掃し、単勝1.4倍の圧倒的人気に推された東京プリンセス賞も人気に応え、期待された通りに二冠を決めている。 益田競馬場出身の御神本騎手、藤原調教師、末田厩務員の「チーム益田」も話題...

  • 第161回 『スムーズな進行』 2022.05.26

     「新型コロナウイルス下での生活」もまる2年が過ぎ、1日の新規感染者数や死亡者の数も、以前なら挨拶のように「昨日○○人だってね、だんだん増えているね」というようにほぼ毎日の話題となっていたが、最近では日常的な会話にもあまり上がることはなくなってきた。 主催者は相変わらず売上絶好調で、先日行われた船橋のマリーンカップは、1,038,347,200円の売得金額を記録。これまでの同レースの最高売得金額が736,080,300円だから、前年比1.41...

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