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プロフィール
小山内完友日刊競馬記者

1969年 青森県生まれ 競馬専門紙「日刊競馬」の南関東版の編集を担当。
学生時代から競馬に熱中し、勢い余って記者に。
キャリアは23年に及ぶ。
予想の基本は持ちタイムで、競馬哲学は「決めつけないこと」。
南関東だけでなく、広い視点で地方競馬全体をとらえたコラムが好評。
休日は自ら競走馬化して走り込み、カートにも挑戦。
他種競技にも精通しているオールラウンドプレイヤー。

最新記事一覧

  • 第164回 『3年ぶりの採用試験』 2022.08.29

     最近、このネタに触れていないので、久々に採用ネタ。春の東京開催も終わり、夏のローカル開催の季節になった。さすがに開幕週は慌ただしいが、その波が終われば落ち着いてくる。 ローカル開催の季節といえば、採用の季節でもある。今年は3年ぶりの定期採用活動を行う。 採用の期間は毎年異なるが、大体はスポーツ紙各紙の採用活動の状況を見ながら日程を決めている。そこを基準にしているのは、近い位置に日程を固めると紙媒体志望者が採用し...

  • 第163回 『クラシック反省会』 2022.07.25

     毎年、7月号は南関クラシック、主に東京ダービー、関東オークスの回顧ならぬ、反省会会場と化す当コラムだが、なんと今年は馬券的不参加となってしまった。 ◎ミヤギザオウ、それだけで察していただけるとは思いますが、枠内起立転倒で馬体故障。競走除外となってしまった。 思えばクラシックトライアルでも枠内で立ち上がりたそうな気配は見せていた。「東京ダービーが目標」と言っていた陣営も、そして◎を打ってそこから全部買った筆者も、「...

  • 第162回 『南関クラシック展望』 2022.06.27

     今年の南関東牝馬クラシック路線は、当初よりスピーディキックが有力視されていた。エーデルワイス賞(JpnⅢ)に勝ち、有力馬が揃った東京2歳優駿牝馬では2着ヒストリックノヴァに4馬身の差を付け、初の左回り、小回りコースを不安視された桜花賞で不安を一掃し、単勝1.4倍の圧倒的人気に推された東京プリンセス賞も人気に応え、期待された通りに二冠を決めている。 益田競馬場出身の御神本騎手、藤原調教師、末田厩務員の「チーム益田」も話題...

  • 第161回 『スムーズな進行』 2022.05.26

     「新型コロナウイルス下での生活」もまる2年が過ぎ、1日の新規感染者数や死亡者の数も、以前なら挨拶のように「昨日○○人だってね、だんだん増えているね」というようにほぼ毎日の話題となっていたが、最近では日常的な会話にもあまり上がることはなくなってきた。 主催者は相変わらず売上絶好調で、先日行われた船橋のマリーンカップは、1,038,347,200円の売得金額を記録。これまでの同レースの最高売得金額が736,080,300円だから、前年比1.41...

  • 第160回 『馬七人三』 2022.04.25

     「馬七人三」。昔から言われている有名な競馬の金言だ。競馬の結果を左右するのは、馬の能力が7割、人(騎手)が3割というもの。人によっては「馬八人二」と言うし、逆に「馬六人四」と言う人もいる。 そこまでいくと「競馬の結果を左右する」というよりも、単に個人の予想の比重ではないかとも思うが、例えば昨年の地方競馬最多騎乗数の森泰斗騎手は年間1,493回騎乗し、勝率24.3%、連対率42.3%だったが、昨年363勝中、1番人気が238勝で、勝...

  • 第159回 『新スタンド見学』 2022.03.25

     2月14日(月)の船橋初日より、新スタンドA棟の使用が開始された。新スタンドのオープンは、最近では2015年竣工の大井競馬2号スタンド(G-FRONT)や、2019年竣工の浦和競馬場2号スタンド。いずれも観客席中心である。 だいぶ減ってはきたが、競馬場は昭和40~50年代に建てられた施設が多く、耐震性の向上や時代に合わせた設備の更新などが目的だ。 特に設備面ではバリアフリー化、女性トイレの充実(スタンドが建てられた当時はこれほど女性...

  • 第158回 『NAR GRAND PRIX 2021』 2022.02.25

     1月13日(木)、NARグランプリ2021優秀馬選定委員会が開催された。今年も選定委員の末席に加えて頂いたので、印象に残った部門を中心に振り返りたい。 まず2歳最優秀牡馬・せん馬部門。早々にJBC2歳優駿(JpnⅢ)2着のナッジと、兵庫ジュニアグランプリ(JpnⅡ)、全日本2歳優駿(JpnⅠ)3着のプライルードに絞られた。プライルードは確かに強いが、勝ち鞍がフレッシュチャレンジのみでは物足りないと思い、JBC2歳優駿2着+サンライズカップ...

  • 第157回 『左回り』 2022.01.25

     11月19日(金)、令和3年度第13回大井競馬5日目第12競走「Make New Way賞」が大井競馬初の左回り1650m、12頭のフルゲートで行われた。 メインレースが終わりファンも競馬場関係者も、そして我々報道関係者もぞろぞろ4コーナー側に移動。撮影用のポジションを確認していると、右回り用のゲートが去ってゆき、左回り用のゲートが姿を現す。発走位置につくとレリーズ用のコードを繋ぎ、扉を閉めて開放テスト。毎レース行われている事...

  • 第156回 『2021JBC大反省会』 2021.12.24

     11月3日(祝水)、金沢競馬場と門別競馬場でJBCが開催された。当日は地方競馬中継の解説ということで、スタジオでの観戦となったのだが...。 トップバッターはJBCレディスクラシック。女王マルシュロレーヌは本家BCディスタフ出走のため不在(結果は歴史的勝利)で、一転混戦模様に。前哨戦のレディスプレリュード1、2着馬レーヌブランシュ、テオレーマが人気を集め、3番人気に大井のサルサディオーネ。距離適性ではテオレーマだが、先行有利...

  • 第155回 『入場再開』 2021.11.25

     昨年より続く新型コロナウイルスの猛威は、ついに今夏の第5波に及んだが、それもようやくピークアウトを迎え、JRAは夏場、新潟、札幌、小倉で指定席を事前購入したファンに限定して入場させていたが、本場所でも9月11日からの中山、中京競馬から、同様に入場を再開させている。 秋のGⅠシーズンを迎え、申し込みの倍率も高く、入場も中山のスプリンターズSが4,113名、ソダシ人気で予定の4,363席に対し、2万3,965口の申し込みと、チケット争奪戦...

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