JBIS-サーチ

国内最大級の競馬情報データベース

プロフィール
細江純子ホースコラボレーター

1975年愛知県生まれ JRA初の女性騎手として96年デビュー。
00年には女性騎手初の海外勝利(シンガポール)。
引退後は,ホースコラボレーターとして,フジテレビ「みんなのKEIBA」,U局「土曜ワイド中継」,グリーンチャンネル「トレセンTIME」に出演中。
レース直前の推奨馬の的確さは群を抜いている。
週中は栗東,週末は東京を拠点として活躍する。

最新記事一覧

  • 第49回 新人騎手、初勝利の一方で~過酷な勝負の世界、親の思いとは~ 2014.04.22

     早いもので4月。今年3月にデビューをした新人騎手の中には、早々とデビュー月に初勝利を挙げ、2勝目をマークしたジョッキーも存在。 ホッとする一方で、競馬学校を卒業し免許を取得した6名たちは、スタートラインは同じでも、チャンスの度合いはそれぞれ。それゆえ、とにかく皆にチャンスが巡ってきてほしいなぁ...と陰ながら祈ることも。 しかしながら年々厳しくなりつつある騎手の世界とあって、初々しい新人騎手の初勝利の笑顔の一方で、...

  • 第48回 偉大なる真央ちゃん~オリンピックで問われた真価~ 2014.03.14

     京都記念でのジェンティルドンナにまさか...と思ったその週中、4年に1度のオリンピックの舞台で、まさか真央ちゃんが...と、驚きの16位スタートに。演技直後、「自分でも分からない」と、ボーッとした表情でインタビューに答える姿が本当に切なくて、胸が締め付けられましたが、翌日のフリーではパーフェクトな演技を披露。曲が終わると同時に涙を堪えきれない様子の彼女の姿には、私もテレビの前で号泣でした。 もちろん完璧な演技に対しても...

  • 第47回 同期からダービージョッキー~2014年私の夢~ 2014.02.13

     個人的なことですが、産休が終了。2014年から本格的に仕事復帰となりましたが、昨年末の有馬記念で、約半年振りに競馬場へと足を運びました。 それにしてもオルフェーヴル、強かったですね。レース後、池江師は「最後の最後まで、いい意味で裏切られました」と話されていましたが、中間の状態に関しては、師もさほど良さを感じていなかった様子でしたし、私も含め、最終追い切りの動きに物足りなさを感じた記者さんも多くいましたが、もはやオル...

  • 第46回 競馬界の永遠のヒーロー~子供たちに夢を与え続ける武豊騎手~ 2014.01.17

     このコラムが掲載される頃には、新しい年・2014年がスタートしているのでしょうね。 ということで、「皆さま、明けましておめでとうございます」。2014年、皆さまにとってはどのような1年にしたいとお考えでしょうか?  私は3月で39歳。30代ラストとなる一方で、本格的に子育てと仕事の両立が始まることとなるだけに、きっと今まで以上にあっという間に時が流れていきそう。 そう言えば、東京競馬場でもはや恒例となったジョッキーベイビーズ...

  • 第45回 菊花賞勝利の舞台裏~何も言われないからこそ感じる強い想い~ 2013.12.18

     続々と秋のGⅠ戦線が行われ、このコラムが掲載される頃には、1年を締めくくる有馬記念となっているのでしょう。 競馬に携わっていると1年が本当にあっという間に過ぎ去っていきますが、秋競馬のトライアルが始まる夏の終盤あたりから一気にスピードが加速していく感じ。 特に私自身にとって今年は、夏競馬以降、妊娠による産休をとりマレーシアへの短期留学、そして出産・育児と、これまでに経験することのなかった出来事のオンパレードで、例...

  • 第44回 勝ち負けはかえられない事実~内容や中身への視点も~ 2013.11.21

     秋のGⅠレースも続々と行われ、気づけば中山開催そして有馬記念を迎えることとなるのでしょうね...。何だか10月に行われた凱旋門賞が、ずいぶん前のことのように感じるのだから、GⅠレースが毎週のように行われるこの季節は特に時の流れの速さを感じます。 さてその凱旋門賞ですが、私は出産直後ということもあり自宅で観戦していましたが主人はJRAの海外研修に参加中ということもあり、現地で観戦。帰国後まず最初に口にしたのが、「どの競...

  • 第43回 最高峰で示す日本生産界のクォリティ~いざ凱旋門賞~ 2013.10.21

     9月中旬に入りようやく秋風を感じ始め、異常とも思えた今年の夏の暑さと、日に日に重たさを増すお腹からようやく解放される日が近づきつつあります。 このコラムが掲載される頃には人生初となる出産を終え、国内秋のG1戦線も開幕し、そして日本馬がフランスの地で偉業を成し遂げているのでしょうか...? 例年ならばトレセンでG1馬たちの帰厩を目にし、取材を通して変化や成長を感じとり、いよいよ秋なのだなぁ~と思うのですが、産休を頂い...

  • 第42回 母・母馬の子育て~正解はなく、永遠のテーマなのかも~ 2013.09.25

     このコラムが掲載される頃には、人生初となる出産を終えているのかしら...?既に予定日の1ヵ月を切り、例年以上に夏の暑さが体を刺激しています。妊娠初期から体重も7キロ増。こうして世の母たちは子供を身ごもり、育てていくのですね...。 そんな折、北海道で生産牧場を営む牧場主さんから「38歳での初産。年齢的にも若くないのだから、あまり無理をしすぎないように足元に気をつけて過ごして下さい」と、体を気遣っての電話を頂きました。 ...

  • 第41回 実感・・・「経験に勝るものなし」 2013.08.16

     春のG1戦線も終わり夏競馬真っ只中、皆さまいかがお過ごしでしょうか?  私は宝塚記念を最後に半年間のお休みを頂き、現在産休中。早いもので妊娠9ヶ月目に突入しました。予定通りに進めば、あと1ヵ月ちょっとで出産。私と同年代で最近出産を経験した知人たちからは、「鼻からスイカどころの痛みではない」とか、「中途半端な気持ちでのぞまないほうがいい」などと散々脅かされているだけに、多少の恐怖心も...。 それを考えると、競走馬を引...

  • 第40回 内田博幸騎手に学ぶ~馬はロボットではない、心を持った生き物~ 2013.07.25

     2013年の日本ダービーも終わり、早くも翌週から2歳戦もスタート。そして函館競馬も開幕し、春のGⅠを締めくくる宝塚記念も終了。いよいよ本格的に夏の訪れを感じるシーズンとなりました。 気づけば今年も半年が過ぎたのですね...。 上半期、フェブラリーSから宝塚記念に至るまでのGⅠ戦線を振り返ると、岩田康誠騎手と内田博幸騎手が共に2勝を挙げる結果に。そして騎手のリーディング争いでは、そのお二人に迫る勢いで3月デビューの戸崎圭太...

トップへ