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プロフィール
村本浩平スポーツライター

1972北海道生まれ。
 札幌市在住。
大学在学中に「第1回Numberスポーツノンフィクション新人賞」を授賞。
大学卒業後は競走馬育成牧場に勤務。
生産・育成の現場への深い理解と知識を生かした執筆活動を行う。
現在は「優駿」「サラブレ」「競馬ブック」などの競馬雑誌に寄稿する他、競走馬のふるさと案内所のニュース記事等も担当。
エッセーのタイトルは造詣の深い「北海道日本ハムファイターズ」から。

最新記事一覧

  • 第124回 『ホースメッセ PartⅡ』 2019.04.17

     第3回ホースメッセが開催されていた、横浜港警察署(横浜赤レンガ倉庫1号館です)の捜査課(社台スタリオンステーションブースです)に、軽やかなステップで向かったムラとコウ(村本浩平です)。前回のコラムでも書いたように、そのブースでは「社台スタリオンステーション」という存在を、競馬を全く知らない人に伝える取り組みが行われていた。 その一つがアンケートである。アンケートには競馬との関わりなどを記入する欄だけでなく、社台...

  • 第123回 『ホースメッセ PartⅠ』 2019.03.19

     横浜に行ってきた。横浜と言ってまず思い浮かぶのは、日本三大中華街の一つである横浜中華街。野球好きの筆者としては、横浜DeNAベイスターズの本拠地である横浜スタジアム、そして、10代の頃に毎週楽しみにしていた「あぶない刑事」の舞台との印象も強い。 とはいっても、今年の日本シリーズのロケハンや、映画では定年退職したタカとユージを探しに来たわけでは無い(ちなみに滞在中は、連日中華街に足を運びました)。 目的は1月17日から21...

  • 第122回 『BNN(馬産地ニュースネットワーク)』 2019.02.21

     いきなりだが、これをお読みの皆さんは、「競走馬のふるさと案内所」のホームページをご存じだろうか? ページを開くと、まず目に飛び込んでくるのが、「あの名馬は今~馬産地からお届け~」と書かれた画面。その中には「北海道馬産地見学ガイドツアー」のレポートや、NARが行っている世代別牝馬重賞シリーズの「GRANDAME JAPAN」の優勝馬紹介といった、特集ページのコンテンツギャラリーの紹介となっている。 まだまだ、画面を...

  • 第121回 『リアル「馬産地ファイターズ」の夕べ』 2019.01.14

     12月4日に静内のエクリプスホテルで開催された、北海道日本ハムファイターズの松本剛選手、そしてファイターズOBで、現在は帝京長岡高校の外部コーチを務める芝草宇宙氏のトークイベントを見に行ってきた。 このイベントを主催しているのは北海道日本ハムファイターズの新ひだか後援会。会長である折手牧場の折手裕一さんとは、古くからの知り合いというだけでなく、同じファイターズファン(そして競輪ファン)という共通項もある。 このト...

  • 第120回 『リアル「馬産地ファイターズ」の夜に』 2018.12.18

     11月1日、門別競馬場で行われたイベントのゲストとして呼ばれた。この日の門別競馬場のメインレースでは、今年最後の交流重賞である北海道2歳優駿が行われていた。その予想ステージのゲストとして招かれたのが、元日本ハムファイターズの稲田直人選手。そして、14歳からのファイターズファンをここでも公言させていただいた、不肖村本浩平だった。 また、胆振東部地震の復興支援競走として行われた「門別グランシャリオジョッキーズ」には、GⅠ...

  • 第119回 『胆振東部地震』 2018.11.19

     まさか、自分が「被災者」になるとは思わなかった。いや、胆振東部地震からそれなりの時間が経った今、改めて震源地に近い場所における被害の大きさを目の当たりにすると、約1日のブラックアウト(大規模停電)を経験しただけの自分は、「被災者」では無かったのかもしれない。 9月6日の未明に発生した胆振東部地震は、多くの人命や、そこに住む人々の生活の基盤を奪っただけでなく、馬産地にも様々な影響を及ぼした。 震源地に近い安平町の...

  • 第118回 『松橋康彦さんの思い出』 2018.10.19

     まずは台風21号、そして北海道胆振東部地震により、甚大な被害を受けた地域に住まわれている皆様に、お見舞いを申し上げます。見慣れた場所の景色が無残に変わっているのを映像で見る度に、心を痛めております。一日も早い復旧と復興をお祈りいたします。 8月17日、青森県軽種馬生産農業協同組合の松橋康彦参事が亡くなられた。このコラム(第95回 『頑張れ!東北の馬産地』)でも、初めて青森へ取材に行った際、松橋さんにお世話になった経緯を...

  • 第117回 『ターフパーク』 2018.09.18

     地下道がこれほどまでに魅力的な空間に変わっているとは思わなかった。イラストレーターの黒地秀行氏によって、両側の壁一面に書かれたウォールアートには、北海道内の名所と最後の直線が繋がれており、そこには札幌競馬場にゆかりのある勝負服が、200頭を超えるサラブレッドの馬上に描かれている。 この勝負服は誰かな?と思ってしまうのは競馬ファンならではの視点かもしれないが、競馬場に初めて来られた方にも、その精密な描写は目に止まるだ...

  • 第116回 『馬の聖地』 2018.08.17

     ライターになって間も無い20代前半の頃、先輩の競馬ライターの方から、「雑誌から経費も出るし、一緒にアメリカへトレーニングセールの取材に行こう」と誘われたことがある。とはいっても、トレーニングセールやアメリカ血統に関する造詣も無ければ、そもそも、肝心の英語がおぼつかない。一度は断らせてもらったものの、その申し出をむげにすることもできず、せりを挟んで約1週間ほど、生まれて初めての海外旅行&海外取材を経験した。 ちなみ...

  • 第115回 『日高厚賀IC開通 PartⅡ』 2018.07.20

     一般的には日高自動車道の日高厚賀IC。一部の関係者にとっては「日高庄野IC」が開通(笑)したのが、ゴールデンウイーク前となる4月21日。 開通まもなくして日高厚賀ICまでの区間を、実測調査として駆け抜けてみたものの、その時は新しい道路や、そこから広がる景色に興奮するばかりで、このコラムに伝えるには情報不足だと気付かされた。 ということで、交通量がひときわ多くなるであろう、ゴールデンウイーク中の様子を知りたく思い、...

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