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プロフィール
阿部典子ライター&フォトグラファー

馬に魅せられ、南関東競馬を中心に取材活動をする日々。
南関東競馬のフリーペーパーpocopoco、一口馬主クラブの会報コラムや、インターネットで厩舎情報などを執筆。
厩舎取材や記事作成などを行う中で馬の姿を見ない日はなく、何を見ても競馬や馬のことを考えてしまう馬好き。
趣味は読書と空観察。

最新記事一覧

  • 第23回 荒尾から南関東へ。西村栄喜騎手 南関東重賞初制覇 2016.10.25
     第23回 荒尾から南関東へ。西村栄喜騎手 南関東重賞初制覇の画像

     「こんなに祝福の輪が広がっているのは珍しい光景だね」。誰からともなくそんな声が聞こえたのは10月19日、埼玉新聞栄冠賞(SIII)直後のこと。この日、タイムズアロー(川島正一厩舎)を勝利に導いたのは、このレースが待望の南関東重賞初制覇となった西村栄喜騎手でした。 西村騎手は2011年の荒尾競馬廃止に伴って南関東へと移籍。現在は船橋の波多野健厩舎に所属しています。荒尾では多くの勝ち星を重ねていた西村騎手でしたが、南関東移籍後は...

  • 第22回 馬道の思い出 川島正行調教師3回忌によせて 2016.09.26
     第22回 馬道の思い出 川島正行調教師3回忌によせての画像

     あれからもう2年?それともまだ2年? そんな会話が交わされた9月7日の船橋競馬場。雨の予報にも関わらず、すっきりとした晴天に恵まれたその日は川島正行調教師の3回忌でした。 今回は川島正行調教師の思い出を、厩舎コラム「川島ファミリーがゆく!馬道ひとすじ」には書かなかったちょっと面白いエピソードなどを名伯楽が一心に進んだ馬道の途中にある'散歩道'のような雰囲気で綴っていこうと思います。 「'もう2年'ですね。先日お墓参...

  • 第21回 期待の3歳牝馬登場 2016.08.26
     第21回 期待の3歳牝馬登場の画像

     今年の夏は冷夏なのかしら?と思っていたら、猛烈な暑さになり、お盆過ぎにはいくつもの台風の襲来。オリンピックが閉幕し、夏の甲子園大会も終わり、気が付けば2016年の夏も終盤を迎えています。 南関東4場では浦和以外はナイター開催となっているとはいえ、前半のレースはまだまだ暑さも厳しい時間帯。船橋競馬場では暑さ対策として、1~5Rまでパドックの周回時間を短くする措置がとられました。通常は前のレースが終わるとすぐに次のレース...

  • 第20回 人も馬も。成長を見る楽しみ。 2016.07.27
     第20回 人も馬も。成長を見る楽しみ。の画像

     夏本番を迎え、2歳馬たちの姿も多く見かけるようになりました。同じお母さんの仔が代々同じ厩舎に入厩することが時々ありますが、兄や姉たちと似ている所や違っている所を感じ取るのも楽しみのひとつです。 お姉さんたちは、馬房からじっとこちらを見つめながら「馴れ馴れしいのは好きじゃないの。あんまり近くに来ないでちょうだい」というオーラを出していたけれど、今年入ってきた2歳の妹は「ねえねえ、ワタシここよ!こっちに来て!」と、...

  • 第19回 コツコツ走って初重賞制覇 「絆を結ぶ」レガルスイ 2016.06.27
     第19回 コツコツ走って初重賞制覇 「絆を結ぶ」レガルスイの画像

     6月22日に行われた京成盃グランドマイラーズ(SIII)で勝利したのは、これが嬉しい重賞初制覇となったレガルスイ(5歳牡馬 父エイシンサンディ 船橋・矢野義幸厩舎)でした。ダート1600(重)のタイムは1:39.7(上がり39.0)。前年の覇者ソルテ(大井 寺田新太郎厩舎)は同じく重馬場で1:39.5(上がり39.5)。ソルテといえば、今年5月のかしわ記念(JpnI)で2着、6月のさきたま杯(JpnII)で優勝するなど、南関東生え抜きとしてダートグレー...

  • 第18回 生え抜きも、転入馬も!南関東のダートを熱くする馬たち 2016.05.26
     第18回 生え抜きも、転入馬も!南関東のダートを熱くする馬たちの画像

     厩舎取材で、この時期ひそかに楽しみにしているのが、船橋競馬場厩舎地区の自然の緑や端正込めて育てられているガーデニング風景です。厩舎地区周辺には、すぐ隣に幹線道路や鉄道が走っているとは思えない自然の息吹いっぱい!野バラやツタがいい雰囲気をかもしだしています。両脇を草木や花に囲まれた小道を歩く馬たちの姿は、古くから続いてきた美しい競馬場の風景と言えそうです。 さて、ここ最近、ダートグレード競走で苦戦を続けている南関...

  • 第17回 JRA青木孝文新規調教師にお話を伺いました 2016.04.27
     第17回 JRA青木孝文新規調教師にお話を伺いましたの画像

     今回はJRAの青木孝文調教師について綴っていくことにしましょう。 青木調教師は群馬県出身の34歳。今年調教師免許を取得し、2017年3月、美浦での開業を予定しています。 実は青木調教師とは、師が牧場従業員時代からのご縁。当時は人懐っこく、それでいて強い上昇志向を持つアツい青年という印象でした。 青木調教師が競馬に興味を持ったのは中学生の頃。初めての現地観戦は東京競馬場で、国際競走となった最初の年、1996年の毎日王冠(優勝馬...

  • 第16回 藤田菜七子騎手デビューと川崎競馬場 2016.03.25
     第16回 藤田菜七子騎手デビューと川崎競馬場の画像

     3月3日の川崎競馬場は朝から大賑わい。多くのメディアにも取り上げられた通り、JRA所属としては16年ぶりとなる女性ジョッキー・藤田菜七子騎手のデビュー!ということで、開門直後からパドックもスタンドも多くのファンとマスコミで埋め尽くされました。 そう、まさに'埋め尽くされた'という状態。川崎競馬組合の発表によると、この日マスコミは60社以上、約140人の取材申請があったとのこと。事前申請した際に折り返しで届いた'当日の取材に関...

  • 第15回 競馬場の見張り番 限定エリア「検体採取所」 2016.02.25
     第15回 競馬場の見張り番 限定エリア「検体採取所」の画像

     今回はヒミツの場所「検体採取所」についてお話していきましょう。 厩舎が隣接し、造りがコンパクトな地方競馬では、レース以外でもいろいろなシーンを目にすることができます。装鞍所に向かう馬、レースを終えて帰る馬、あるいは馬運車に乗り込む遠征馬の姿などなど。大井、川崎、船橋では、スタンドの端から、馬場入場やレースから戻ってくる姿を見られますし、船橋ではレースの合間に内馬場を通って行き帰りする馬たちの様子を眺めることも可...

  • 第14回 調教師補佐お二人に話を伺いました! 2016.01.26
     第14回 調教師補佐お二人に話を伺いました!の画像

     今月は'調教師補佐'お二人の登場です。調教師補佐というと、文字通り'調教師の補佐'なのですが、厩務員さんと同じように担当馬を持っている方、担当馬を持たず調教に乗りながら補佐の仕事に携わっている方など、所属厩舎によっていろいろだそうです。 まずは、船橋・齊藤敏厩舎の大津剛調教師補佐に登場していただきましょう。調教師補佐としての仕事は、齊藤敏調教師からの伝達事項を伝えたり、出走投票などの事務作業を行ったりなど、臨機応変...

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