南関フリーウェイ
馬に魅せられ、南関東競馬を中心に取材活動をする日々。
南関東競馬のフリーペーパーpocopoco、一口馬主クラブの会報コラムや、インターネットで厩舎情報などを執筆。
厩舎取材や記事作成などを行う中で馬の姿を見ない日はなく、何を見ても競馬や馬のことを考えてしまう馬好き。
趣味は読書と空観察。
最新記事一覧
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第19回 コツコツ走って初重賞制覇 「絆を結ぶ」レガルスイ 2016.06.27
6月22日に行われた京成盃グランドマイラーズ(SIII)で勝利したのは、これが嬉しい重賞初制覇となったレガルスイ(5歳牡馬 父エイシンサンディ 船橋・矢野義幸厩舎)でした。ダート1600(重)のタイムは1:39.7(上がり39.0)。前年の覇者ソルテ(大井 寺田新太郎厩舎)は同じく重馬場で1:39.5(上がり39.5)。ソルテといえば、今年5月のかしわ記念(JpnI)で2着、6月のさきたま杯(JpnII)で優勝するなど、南関東生え抜きとしてダートグレー...
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第18回 生え抜きも、転入馬も!南関東のダートを熱くする馬たち 2016.05.26
厩舎取材で、この時期ひそかに楽しみにしているのが、船橋競馬場厩舎地区の自然の緑や端正込めて育てられているガーデニング風景です。厩舎地区周辺には、すぐ隣に幹線道路や鉄道が走っているとは思えない自然の息吹いっぱい!野バラやツタがいい雰囲気をかもしだしています。両脇を草木や花に囲まれた小道を歩く馬たちの姿は、古くから続いてきた美しい競馬場の風景と言えそうです。 さて、ここ最近、ダートグレード競走で苦戦を続けている南関...
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第17回 JRA青木孝文新規調教師にお話を伺いました 2016.04.27
今回はJRAの青木孝文調教師について綴っていくことにしましょう。 青木調教師は群馬県出身の34歳。今年調教師免許を取得し、2017年3月、美浦での開業を予定しています。 実は青木調教師とは、師が牧場従業員時代からのご縁。当時は人懐っこく、それでいて強い上昇志向を持つアツい青年という印象でした。 青木調教師が競馬に興味を持ったのは中学生の頃。初めての現地観戦は東京競馬場で、国際競走となった最初の年、1996年の毎日王冠(優勝馬...
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第16回 藤田菜七子騎手デビューと川崎競馬場 2016.03.25
3月3日の川崎競馬場は朝から大賑わい。多くのメディアにも取り上げられた通り、JRA所属としては16年ぶりとなる女性ジョッキー・藤田菜七子騎手のデビュー!ということで、開門直後からパドックもスタンドも多くのファンとマスコミで埋め尽くされました。 そう、まさに'埋め尽くされた'という状態。川崎競馬組合の発表によると、この日マスコミは60社以上、約140人の取材申請があったとのこと。事前申請した際に折り返しで届いた'当日の取材に関...
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第15回 競馬場の見張り番 限定エリア「検体採取所」 2016.02.25
今回はヒミツの場所「検体採取所」についてお話していきましょう。 厩舎が隣接し、造りがコンパクトな地方競馬では、レース以外でもいろいろなシーンを目にすることができます。装鞍所に向かう馬、レースを終えて帰る馬、あるいは馬運車に乗り込む遠征馬の姿などなど。大井、川崎、船橋では、スタンドの端から、馬場入場やレースから戻ってくる姿を見られますし、船橋ではレースの合間に内馬場を通って行き帰りする馬たちの様子を眺めることも可...
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第14回 調教師補佐お二人に話を伺いました! 2016.01.26
今月は'調教師補佐'お二人の登場です。調教師補佐というと、文字通り'調教師の補佐'なのですが、厩務員さんと同じように担当馬を持っている方、担当馬を持たず調教に乗りながら補佐の仕事に携わっている方など、所属厩舎によっていろいろだそうです。 まずは、船橋・齊藤敏厩舎の大津剛調教師補佐に登場していただきましょう。調教師補佐としての仕事は、齊藤敏調教師からの伝達事項を伝えたり、出走投票などの事務作業を行ったりなど、臨機応変...
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第13回 2015年はハートビートナイター開幕、ニューヒーローの誕生! 2015.12.25
2015年を振り返ってみると、「1年過ぎるのがなんて早かったんだろう!」という一言に尽きます。競馬をしていると時間の経過をより早く感じると言いますが、あれ?ついこの前2歳新馬戦が始まったような気がするのに、あれはもう半年以上前?なんてことを毎年繰り返しているような・・・。 たくさんの思い出深いレースが繰り広げられた2015年ですが、今年は南関東競馬にとって、大きな節目となる年でもありました。 それは、船橋競馬場関係者念願...
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第12回 雨中決戦とその後の煌めきシーン 川崎の牝馬重賞 2015.11.25
川崎の重賞開催日は雨が多いような気がする・・・ふとそんなことを思いました。ハッピースプリントが勝利した2013年の全日本2歳優駿(JpnI)。クラーベセクレタの引退レースとなった昨年2月のエンプレス杯(JpnII)。今年はクラウンカップ(SIII)、戸塚記念(SII)、そして11月17日のローレル賞(SIII)、翌18日のロジータ記念(SI)などなど。気のせいなのか、データ的にもやっぱりそうなのか、雨が多いなぁと思ってしまうのです。 雨の日の...
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第11回 新しい居場所。会いに行ける場所にいるのなら会いに行こう。 2015.10.26
今回は、南関東競馬から離れて、乗馬クラブでのお話を中心に綴っていくことにしましょう。 会いたいと思いつつ競走馬を引退して1年。現在は乗馬として第2の馬生を送っている元愛馬・レインスティック(父サクラバクシンオー 美浦・勢司和浩厩舎 38戦6勝)に、ようやく会いに行くことができました。 出かけた先は茨城県牛久市にあるホースガーデン。美浦トレーニングセンター近郊に位置し、周囲には育成牧場も点在する、木々の緑も豊かでとて...
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第10回 騎手を支えるバックヤード 安藤佳子さんにお話を伺いました 2015.09.28
雨続きの9月でしたが、9日から3日間行われた船橋ケイバハートビートナイターも、台風の影響を受けて初日と2日目はあいにくの空模様となり、厳しいコンディションでの開催となりました。3日目になってやっと青空が広がると、パドック周辺には秋の到来を告げるかのようにトンボの群れが。これからの季節、水辺が近い船橋競馬場ならではの風景も、レースの合間に楽しめそうです。 船橋競馬場では、8月上旬から9月の開催前まで外馬場の修復作...