南関フリーウェイ
馬に魅せられ、南関東競馬を中心に取材活動をする日々。
南関東競馬のフリーペーパーpocopoco、一口馬主クラブの会報コラムや、インターネットで厩舎情報などを執筆。
厩舎取材や記事作成などを行う中で馬の姿を見ない日はなく、何を見ても競馬や馬のことを考えてしまう馬好き。
趣味は読書と空観察。
最新記事一覧
-
第39回 いよいよ!船橋ケイバ ハートビートナイター通年化! 2018.02.26
たくさんの感動のシーンを見せてくれた平昌オリンピック。選手たちの活躍と共に、どうしても目を向けてしまったのが、取材陣の皆さんでした。厳しい気候の中、相当大変な作業だったのではと思います。 そんな気持ちになるのは、「船橋ケイバ通年ナイター開催」がいよいよ目前に迫っているからかも知れません。2015年6月にスタートした船橋ケイバ ハートビートナイターは、平成30年度(2018年4月~)から通年開催へと移行。今までは真冬の1月...
-
第38回 ヤングジョッキーズシリーズ初代チャンピオン 臼井健太郎騎手 2018.01.26
今回は、昨年新設されたヤングジョッキーズシリーズの初代チャンピオンとなった臼井健太郎騎手(船橋 函館一昭厩舎所属)についてお伝えしていきたいと思います。 まずはヤングジョッキーズシリーズの概略について。このシリーズは、若手騎手への注目度を高めると同時に、騎乗数の増加と騎乗技術の向上を目指し、地方・中央所属の若手騎手が合同で参加するという、まさに競馬界の新風とも言えるシリーズです。 昨年4月から各地でトライアルラ...
-
第37回 競馬の「熱」を感じる風景。全日本2歳優駿のレース後。 2017.12.25
12月13日、川崎競馬場で2歳ダート王の決定戦、全日本2歳優駿(JpnI)が行われました。これまでの優勝馬には、海外でも活躍したアグネスワールド(1997年)、芝・ダート両方のGIを制したアグネスデジタル(1999年)、南関4冠馬となったトーシンブリザード(2000年)、地方競馬を熱く牽引したフリオーソ(2006年)など、豪華なメンバーが名を連ねています。 全日本2歳優駿は、今年からケンタッキーダービー出走馬選定ポイントレースにもなり、...
-
第36回 競馬祭典JBC 現場での撮影 2017.11.27
11月3日、大井競馬場で競馬の祭典JBCが行われました。 「祭典」というだけあって、3つのJpnIが連続して行われる豪華な1日。それゆえ、取材・撮影も普段とはちょっぴり違ってきます。今回はそのあたりのお話を中心にすすめていきましょう。 まずは、第7回JBCレディスクラシック(JpnI)。このレースは地元・大井所属のララベル(荒山勝徳厩舎)が優勝!2007年に同じ大井でJBCスプリント(JpnI)を制したフジノウェーブに続き、地方競馬所属馬...
-
第35回 2歳シーズン到来に、若駒たちの気持ちを思う。 2017.10.24
2歳重賞の話題もホットになってきた南関東競馬。10月25日は船橋競馬場で平和賞(SIII)が、11月1日には大井競馬場でハイセイコー記念(SII)、11月8日には2歳牝馬によるローレル賞(SI)、そして12月13日には2歳ダート王決定戦・全日本2歳優駿(JpnI)がそれぞれ川崎競馬場で行われます。 そんな2歳馬たちにとって、馬場入場時の「誘導馬」の存在はとても大切だそう。自然界では集団で生きている馬たち。競走馬になっても、やはり頼りにな...
-
第34回 夏の取材現場 2017.09.26
今回はこの夏の「南関フリーウェイ」の舞台裏についてお伝えしていきましょう。 ハートビートナイター開催中の船橋ケイバ。少し早めに到着して厩舎地区で取材することもあります。出走馬をチェックして、レースを控えている馬を避けて、洗い場にいる厩務員さんから話を聞いたり、業務エリアで従事員さんからプチ情報を聞いたり。雨が降っていると厩舎地区での取材はほぼ不可能なので、天候も考慮して、できることはなるべく前倒しで行うようにし...
-
第33回 佐藤裕太調教師 悲願の重賞初制覇! 2017.08.29
それはまさに「ついにこの日が!」と南関東競馬ファン、そして多くの関係者が熱い気持ちになった1日でした。7月25日に行われた習志野きらっとスプリント(SIII)で、佐藤裕太調教師(船橋)が管理馬スアデラ(馬主:吉田照哉様 社台地方オーナーズ様)で勝利し、悲願の重賞初制覇を達成しました。 2014年10月に開業した佐藤裕太調教師は、騎手時代にはアジュディミツオー、フリオーソ、マズルブラスト、ルースリンド、クラーベセクレタ、カイカ...
-
第32回 世界の舞台へ!中野省吾騎手2017ワールドオールスタージョッキーズ出場 2017.07.25
今回は、8月26日、27日にJRA札幌競馬場で行われる2017ワールドオールスタージョッキーズに地方競馬代表として出場する中野省吾騎手(船橋 渡邊薫厩舎所属)についてお伝えしましょう。「中野省吾騎手」というより、「中野省吾」というどんどん進化する不思議な存在、と言った方がいいかも知れません。 中野騎手は富山県舟橋村出身、デビュー9年目の25歳。2015年から勝ち星を伸ばし、その年の埼玉新聞栄冠賞(SIII)をカキツバタロイヤル(船橋...
-
第31回 地方競馬生え抜き馬たちの活躍!東京ダービー(SI)、京成盃グランドマイラーズ(SIII) 2017.06.29
6月7日に行われた東京ダービー(SI)。憧れのダービー馬の座を勝ち取ったのは、佐藤賢二厩舎(船橋)のヒガシウィルウィンでした。南関東転入初戦となった浦和のニューイヤーカップ(SIII)を制し、3月には大井で京浜盃(SII)も制して重賞2連勝。クラシック1冠目となった羽田盃(SI)ではキャプテンキング(大井)の2着に敗れましたが、意地とプライドを掛けて臨んだ大舞台で、ダービー馬の称号を手にしました。レースは、羽田盃で惜敗した...
-
第30回 「目標があるから頑張れる」帝王・的場文男騎手 地方通算7000勝達成 2017.05.29
5月17日に行われた川崎マイラーズ(SIII)。早目先頭に立ったトロヴァオ(大井 荒山勝徳厩舎)の勝利かとカメラのピントを青いメンコに合わせたその時、外側に赤い勝負服が。豪快なアクション、撓(しな)る鞭。それは、猛然とゴールに向かう的場文男騎手とリアライズリンクス(浦和 小久保智厩舎)でした。 降り注いでいたはずの歓声も耳に入らず、ただただ、目に焼き付いたのは、ゴール板を過ぎたあたりで右手を突き上げ、ガッツポーズした...