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第5コーナー ~競馬余話~

有吉正徳 第5コーナー ~競馬余話~

2009年の記事一覧

第21回 血統論の正解と不正解

 比叡ステークスは毎年,秋の京都競馬場で行われる特別レースだ。最近は1600万下の芝2400という条件で行われているが,1400だったり,2000だったりした時期もあった。

 のちのジャパンカップ優勝馬マーベラスクラウンが3連勝目を飾り,重賞戦線へのステップとしたのが93年。また名脇役のシルクフェイマスも03年の勝利で弾みをつけ,次走の日経新春杯で重賞初制覇を果たしている。

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第20回 8歳カンパニーの挑戦

 毎日王冠で8歳馬カンパニーが見せた走りには心底,感心させられた。

 逃げるウオッカを射程に入れ,インコースの5,6番手を追走。最後の直線,残り200メートルを切ってから猛然とウオッカに襲いかかり,1馬身かわして先頭でゴールインした。

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第19回 ビユーチフルドリーマー

 不勉強を恥じつつ告白すると,水沢競馬場に「ビューチフル・ドリーマーカップ」という重賞レースがあるのを知ったのは,つい2,3年前のことだった。このレース名を見た瞬間,「さすが伝統ある馬産地。岩手競馬がやることは粋だなあ」と感じたのを覚えている。

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第18回 本命はつらいよ−函館編

 8月9日,札幌競馬場では今年初めてのJRA2歳重賞・第41回函館2歳S(芝1200メートル)が行われた。

 このレースで,ひとつのジンクスにピリオドが打たれた。「1番人気は勝てない」。14年間続いていたジンクスに終止符を打ったのは,岩田康誠騎手に操られたステラリード(牝,栗東・森秀行厩舎)だった。抜群の手応えで直線を向くと,あっという間に抜け出し,迫るキョウエイアシュラを頭差振り切った。

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第17回 2歳戦は新種牡馬で見る

 6月20日に中央競馬の2歳戦が始まって,1開催が終了した。計30レース(芝25レース,ダート5レース)が行われ,延べ364頭の若駒が出走した。

 勝ち馬第1号は20日に阪神の第4レース(芝1200メートル)に出走したエーシンダックマン(牡,栗東・坂口正則厩舎)だった。9頭立ての6番枠から好スタートを切ると,武豊騎手の手綱に応えて逃げ切り勝ち。2着馬に4馬身差をつける完勝だった。

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第16回 日本産馬,世界を駆けめぐる

 もうニュースとはいえないかもしれない。日本産馬が米国の重賞を制した。

 6月13日,ケンタッキー・ダービーの舞台でもあるチャーチルダウンズ競馬場の芝9ハロンで行われたG2ジェファーソンカップSで,牡3歳のフロレンティーノが優勝した。

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第15回 ゴールデンウイーク

 今年のゴールデンウイークは「ゴールドアリュール・ウイーク」になった。まるで,この時期に合わせたかのように,ゴールドアリュールの産駒が次から次へと活躍した。

 まず頑張ったのがトップカミング(牡3歳,栗東・境直行厩舎)だった。5月2日,東京競馬場で行われたダービートライアル青葉賞に6番人気で出走。いったんは先頭に立つ果敢なレース運びで3着となり,見事にダービーの優先出走権を手にした。

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第14回 生き続ける境勝太郎ブランド

 中央競馬で活躍した境勝太郎・元調教師が亡くなった。

 ダービー馬サクラチヨノオー,天皇賞馬サクラユタカオー,サクラチトセオー,サクラローレル,快足馬サクラバクシンオー。「サクラ」を愛し,「サクラ」に愛されたホースマンは,桜花賞が行われた4月12日の早朝,89年の生涯を閉じた。

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第13回 子宝,宝玉,新馬勝ち

 3月1日の阪神競馬場でニシノホウギョク(牡3歳,栗東・河内洋厩舎)が新馬勝ちするのを,僕は中山競馬場の記者席にあるモニター画面で見ていた。

 「すごいですよね。デユプリシト(USA)の仔がまだ走っているんですから。しかも優勝」。レースが終わって,そう声をかけて来たのは他社の後輩記者だった。ニシノホウギョクはデユプリシトが21歳の時に産んだ牡馬なのだ。

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第12回 ダイワスカーレットの未来

 ダイワスカーレットの引退が決まった。

 2月11日,フェブラリーS出走に向けて,1週前の追い切りを終えたダイワスカーレットの左前脚に異常が見つかった。浅屈腱の炎症だった。すぐにフェブラリーSの回避が決定され,続けてアラブ首長国連邦(UAE)で行われるドバイ・ワールドカップの遠征中止も発表された。

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