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2024年の記事一覧

  • 第157回 「晩成」 2024.04.12

     エピファネイア産駒が好調だ。3月11日現在、中央競馬で164頭が252回出走し、このうち21頭が計21勝を挙げた。獲得賞金は5億5,909万3,000円にのぼり、種牡馬別成績ではキズナ、ロードカナロアに次ぐ3位につける。  特に目立つのが重賞での勝負強さだ。1月7日のフェアリーSでイフェイオン(牝3歳)が優勝したのを皮切りに、ダノンデサイル(牡3歳)が京成杯で勝利。ブローザホーン(牡5歳)も日経新春杯を制覇と1月だけで重賞3勝を挙...

  • 第156回 「伊国」 2024.03.13

     2024年2月4日、小倉競馬場で行われた第12レースの「4歳以上1勝クラス」(芝1200㍍)は波乱の結末になった。主役を演じたのは14頭立ての12番人気だったバラードインミラノ(ITY)(牡6歳、美浦・小野次郎厩舎)である。4コーナー最後方から直線一気の追い込みを決めて鮮やかに勝利した。  バラードインミラノは父Danon Ballade(JPN)(ダノンバラード)、母Epica(IRE)というイタリア産馬だ。手元の資料によると、バラードインミラノ...

  • 第155回 「絆」 2024.02.09

     産駒デビュー5年目の種牡馬キズナが2023年の中央競馬で2歳リーディングサイアーに輝いた。これまでは産駒デビューの2019年に3位になったのが最良の成績だった。2020年4位、2021年10位、2022年8位からの鮮やかな巻き返しとなった。  サンデーサイレンス(USA)、ディープインパクトに次ぐ父子3代にわたっての2歳リーディングサイアーは、JBISに記録が残る1974年以降では初めてのケースだ。  2023年のキズナの2歳産駒は重賞勝ちこ...

  • 第154回 「哩王」 2024.01.10

     2023年11月21日、社台スタリオンステーションが発表した「2024年度シーズン種付料」の種牡馬リストから、ダイワメジャーの名前が消えた。日刊スポーツの報道によると、ダイワメジャーは2023年限りで種牡馬を引退、功労馬として余生を過ごすという。  2008年に種付けを開始。その種牡馬生活は16年の長きに及んだ。  これまでに中央競馬のGⅠ勝ち馬7頭を送り出した。達成順に挙げると次の通りとなる。カレンブラックヒル(2012年NHKマ...

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