北海道馬産地ファイターズ
第51回『函館開催』
2013.03.12
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大変なことになってしまった。何が大変かというと、今年の函館開催の話である。
「誘惑」「Winter,again」など立て続けにミリオンヒットを飛ばし、幕張メッセで行われた野外ライブでは約20万人を動員した、地元函館市出身のロックバンド「GLAY」が、7月27日、28日の両日に函館市内の「緑の島」で野外ライブを開催。なんとライブの両日と前日の26日は、函館市内のホテルがほぼ満室になってしまっているというのだ。
「GLAY」のライブには2日間で約5万人の動員を見込んでいるとのことだが、北海道新聞の記事によると、昨年の3月末時点で市内のホテル客室数は9,863室。ちなみに函館競馬場では28日にGⅢクイーンSが開催されるが、重賞の日となれば、函館競馬場には北海道内外から多くの競馬ファンが詰めかけるだけに、その日は宿泊難民が函館市内を右往左往する姿が容易に想像できる。
母が函館出身という函館ハーフである自分からは、「近郊の北斗市や大沼にもホテルや旅館がありますよ!」とアドバイスができる。ちなみに実家の近くでも旅館を3軒確認済み。そこから、競馬場までのアクセスが車で30分ほどかかるのが問題と言えば問題だが。
函館市内には24時間営業しているスーパー銭湯やマンガ喫茶もあるので、仮眠ぐらいならなんとかなりそうだ。最悪、スーパー銭湯もマンガ喫茶も一杯という場合には朝まで飲み明かして、早朝6時から営業している函館市内の銭湯に直行。そこでお酒を抜きながら身支度を整えるというウルトラCもある。
とはいうものの、何せ5万人プラス競馬場の来場者が函館市内に溢れるわけなのだから、その銭湯すら一杯になる可能性もある。ならば北斗市よりも遠くなるが、森町や木古内町なら、函館駅から特急に乗れば片道1時間圏内での移動が可能。ここならまだ宿も確保できそうだし、海の幸にも事欠かないはず。
もしくは北島三郎さんの出身地である知内町や、九重親方(元横綱千代の富士)の出身地である福島町、はたまた私村本の生まれ故郷である松前町で宿泊を!
なんて書きたいところだが、松前から函館までは車で2時間はかかるので、よっぽど日本最北の城下町と、春先に咲き誇っていたであろう桜の木、そして村本の生まれ故郷を見てみたいという、物好きな方以外はお勧めできない。
これまでの函館開催中にも、ホテルが一杯になることは度々あった。そもそも観光都市である函館に、ホテルの客室数が1万も無いということを問題視される方もおられるかもしれない。
それでもオンシーズンとオフシーズンでの集客の差がかなりあることや、ビジネスホテルが次々と開業していく一方で、古くからのホテルや旅館などが、廃業しただけでなく、中には手つかずの状態になっていることからしても、ホテルの数を増やせばいいということでもないという実情がうかがえる。
この日ばかりは日帰りで函館競馬場に来るしかないとお思いの方も多いことだろう。しかし、同じ事を考えておられる方が函館空港の予約カウンターに殺到し、飛行機の座席の奪い合いともなることは必至。また車で来る場合にも、道内の「GLAY」のファンたちも車で移動してくるだろうから、市内の道路が大渋滞になる可能性さえある。
こうなったら、「GLAY」のライブに来た5万人のファンのうち、1万人でも競馬場に来てもらえるように策を講じた方がいいのでは?としか思えない程に打開策が見あたらない。まさかその週末だけは1レースの出走時間を早めて、移動が楽になるように3時前には全レースが終わっていたり、逆にはくぼ開催を復活させて、最終レース終了後には競馬場を朝まで開放します!なんてことも非現実的すぎる。
その週末、どうしても函館に宿泊したい人は、キャンセル確認の電話をホテルなどの宿泊施設にかけまくるしかなさそうだ。しかし、問題なのは仕事で長期滞在しなくてはいけない記者の皆さん。その中にはホテルで開催中の期間を過ごす方も多いとも聞くが、今から予約しても「この週末だけはちょっと...」なんてことを言われてしまう可能性もある。
実際にその週末、函館に行ってみなければ「GLAY」が函館競馬場とその周辺(含む関係者や競馬ファン)に与える影響は分からない。幸いなことに、というか北斗市に実家がある自分は宿泊先の確保だけはできている。
これをお読みの皆さん、どうしても宿泊施設が無いというのでしたら、両親を説得してみますので、どうぞご一報ください!ってこんな結びが洒落にならなそうなことが、これまた怖い。
「誘惑」「Winter,again」など立て続けにミリオンヒットを飛ばし、幕張メッセで行われた野外ライブでは約20万人を動員した、地元函館市出身のロックバンド「GLAY」が、7月27日、28日の両日に函館市内の「緑の島」で野外ライブを開催。なんとライブの両日と前日の26日は、函館市内のホテルがほぼ満室になってしまっているというのだ。
「GLAY」のライブには2日間で約5万人の動員を見込んでいるとのことだが、北海道新聞の記事によると、昨年の3月末時点で市内のホテル客室数は9,863室。ちなみに函館競馬場では28日にGⅢクイーンSが開催されるが、重賞の日となれば、函館競馬場には北海道内外から多くの競馬ファンが詰めかけるだけに、その日は宿泊難民が函館市内を右往左往する姿が容易に想像できる。
母が函館出身という函館ハーフである自分からは、「近郊の北斗市や大沼にもホテルや旅館がありますよ!」とアドバイスができる。ちなみに実家の近くでも旅館を3軒確認済み。そこから、競馬場までのアクセスが車で30分ほどかかるのが問題と言えば問題だが。
函館市内には24時間営業しているスーパー銭湯やマンガ喫茶もあるので、仮眠ぐらいならなんとかなりそうだ。最悪、スーパー銭湯もマンガ喫茶も一杯という場合には朝まで飲み明かして、早朝6時から営業している函館市内の銭湯に直行。そこでお酒を抜きながら身支度を整えるというウルトラCもある。
とはいうものの、何せ5万人プラス競馬場の来場者が函館市内に溢れるわけなのだから、その銭湯すら一杯になる可能性もある。ならば北斗市よりも遠くなるが、森町や木古内町なら、函館駅から特急に乗れば片道1時間圏内での移動が可能。ここならまだ宿も確保できそうだし、海の幸にも事欠かないはず。
もしくは北島三郎さんの出身地である知内町や、九重親方(元横綱千代の富士)の出身地である福島町、はたまた私村本の生まれ故郷である松前町で宿泊を!
なんて書きたいところだが、松前から函館までは車で2時間はかかるので、よっぽど日本最北の城下町と、春先に咲き誇っていたであろう桜の木、そして村本の生まれ故郷を見てみたいという、物好きな方以外はお勧めできない。
これまでの函館開催中にも、ホテルが一杯になることは度々あった。そもそも観光都市である函館に、ホテルの客室数が1万も無いということを問題視される方もおられるかもしれない。
それでもオンシーズンとオフシーズンでの集客の差がかなりあることや、ビジネスホテルが次々と開業していく一方で、古くからのホテルや旅館などが、廃業しただけでなく、中には手つかずの状態になっていることからしても、ホテルの数を増やせばいいということでもないという実情がうかがえる。
この日ばかりは日帰りで函館競馬場に来るしかないとお思いの方も多いことだろう。しかし、同じ事を考えておられる方が函館空港の予約カウンターに殺到し、飛行機の座席の奪い合いともなることは必至。また車で来る場合にも、道内の「GLAY」のファンたちも車で移動してくるだろうから、市内の道路が大渋滞になる可能性さえある。
こうなったら、「GLAY」のライブに来た5万人のファンのうち、1万人でも競馬場に来てもらえるように策を講じた方がいいのでは?としか思えない程に打開策が見あたらない。まさかその週末だけは1レースの出走時間を早めて、移動が楽になるように3時前には全レースが終わっていたり、逆にはくぼ開催を復活させて、最終レース終了後には競馬場を朝まで開放します!なんてことも非現実的すぎる。
その週末、どうしても函館に宿泊したい人は、キャンセル確認の電話をホテルなどの宿泊施設にかけまくるしかなさそうだ。しかし、問題なのは仕事で長期滞在しなくてはいけない記者の皆さん。その中にはホテルで開催中の期間を過ごす方も多いとも聞くが、今から予約しても「この週末だけはちょっと...」なんてことを言われてしまう可能性もある。
実際にその週末、函館に行ってみなければ「GLAY」が函館競馬場とその周辺(含む関係者や競馬ファン)に与える影響は分からない。幸いなことに、というか北斗市に実家がある自分は宿泊先の確保だけはできている。
これをお読みの皆さん、どうしても宿泊施設が無いというのでしたら、両親を説得してみますので、どうぞご一報ください!ってこんな結びが洒落にならなそうなことが、これまた怖い。