北海道馬産地ファイターズ
第82回 『ツアーツアーツアー』
2015.10.22
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先日、自分のFacebookに、「ツアーに行ってきます!」との文章と共に新千歳空港内の写真を添付したところ、「いいね!」だけでなく、「どこにいくの?」との書き込みがあった。
友人のみんな、ナイスリアクションありがと!なんて思いながらネタばらしをしたのだが、新千歳空港からのツアーとは旅行ツアーではなく、新千歳空港に参加者が集合する某クラブ法人の1日ツアーのこと。そのクラブ法人のスタッフから、「村本さんにはツアーのゲストとして参加していただくだけでなく、できれば一緒にバスへ乗り込んでいただいて、添乗員的な役割もお願いしたいのですが...」と言われてしまい、バス移動となれば車で行くのもめんどくさいなあと思い、札幌から新千歳空港まではJRで移動。その際、国内ターミナル内で撮った写真を載せたというわけだ。
まさに「計画通り( ̄ー ̄)ニヤリ」だったわけだが、9月を迎えてから、こうしたクラブ法人のツアーが毎週のように行われている。それは募集馬のラインナップが出揃ったということもあるのだろうが、提供馬を送り出す牧場側としても、出産、種付けシーズンで忙しい春、せりや競馬でバタバタする夏を越えて、ようやく時間の取れる秋になったことも関係しているのだろう。
そう考えると、ゆっくりできる時期にツアーでお邪魔するだなんて、とても申し訳無い!という気もしてくるのだが、牧場の皆さんは実にツアー慣れしている。自分が参加した某クラブ法人のツアーでも、牧場スタッフたちは実にキビキビと動き回り、参加者との語らいだけでなく、募集馬のセールストークまでをそつなくこなしていた。
ゲスト兼添乗員である自分も、何か話さなくてはいけないと思うのだが、ツアー参加者の皆さんと同様に、事前情報は手元のカタログしかなく、あとはその場で初めて見る募集馬ばかり。参加者の皆さんから、「どの馬がいいですか?」と聞かれても即答できず、一緒に展示会場を歩きながら、「あの馬は父の良さが良く出てますよね。一緒に出資しましょうか!」」などと話し込んでしまった程だった。
まさに「ミイラ取りがミイラになる」といったところかもしれないが(嘘)、こうしたクラブ法人のツアーだけでなく、公益社団法人日本軽種馬協会などが企画、監修を行い、今年で7回目を数えるまでになった「北海道馬産地見学ガイドツアー」でも、同行する日本軽種馬協会やふるさと案内所のスタッフたちは、実に上手に添乗員の仕事ができているなあと感心する。
いや、上手なのはこうしたスタッフの皆さんだけではない。見学に伺う牧場の皆さんもまた、展示馬の解説、また展示方法や展示馬を連れてくる順番など、リハーサルでも行ったのではないかと思える程、時間通りに進行されていることに驚かされる。
勿論、過去にこうしたツアーなどで、繋養馬を展示しているというノウハウもあるのは事実である。しかし、毎回同じツアーが行われるわけがなく、時間も違えば、ツアーの目的も違ってくるとなると、展示馬を含めた内容の変化も余儀なくされるはず。それでも「北海道馬産地見学ガイドツアー」などに同行した際、何の違和感も無く展示が行われているのを見た時には、「この人たち、展示のプロだなあ...」とただただ圧倒される。
夏休みを過ぎた今でも、日高方面に取材に行った際には、「れ」や「わ」ナンバーの車とよくすれ違う機会がある。時にはそうした車が道ばたに停車して、放牧されている馬の写真を撮る姿もよく目にするのだが、ふるさと案内所に足を運ぶか、もしくはツアーに参加すれば、もっと近くで馬を見られるのにと思ってしまう。
勿論、時間などの都合でツアーに参加することが難しく、また、ドライブの最中にふらっと馬産地に立ち寄った可能性もあるので、こちらから無理に「馬を見ていけ!」と襟首を掴むわけにはいかない。
それでも馬に興味があるなら、間近で馬に会えるだけでなく、案内や説明をしてくれるツアーの方が絶対にいいのにとも思うし、そんなことを前にコラムでも書いたなあとも思い返してしまう(その時のタイトルはツアーツアー)。例えば開催中の競馬場(札幌開催など)で人員を募集。月曜日に新千歳空港発着で出発する弾丸ツアーが作れるならば、それなりに人数も集まりそうな気がするのだが...。その際には是非とも添乗員となり、Facebookにも、「ツアーに行ってきます!」
と再度、掲載しようと思っている(笑)。
友人のみんな、ナイスリアクションありがと!なんて思いながらネタばらしをしたのだが、新千歳空港からのツアーとは旅行ツアーではなく、新千歳空港に参加者が集合する某クラブ法人の1日ツアーのこと。そのクラブ法人のスタッフから、「村本さんにはツアーのゲストとして参加していただくだけでなく、できれば一緒にバスへ乗り込んでいただいて、添乗員的な役割もお願いしたいのですが...」と言われてしまい、バス移動となれば車で行くのもめんどくさいなあと思い、札幌から新千歳空港まではJRで移動。その際、国内ターミナル内で撮った写真を載せたというわけだ。
まさに「計画通り( ̄ー ̄)ニヤリ」だったわけだが、9月を迎えてから、こうしたクラブ法人のツアーが毎週のように行われている。それは募集馬のラインナップが出揃ったということもあるのだろうが、提供馬を送り出す牧場側としても、出産、種付けシーズンで忙しい春、せりや競馬でバタバタする夏を越えて、ようやく時間の取れる秋になったことも関係しているのだろう。
そう考えると、ゆっくりできる時期にツアーでお邪魔するだなんて、とても申し訳無い!という気もしてくるのだが、牧場の皆さんは実にツアー慣れしている。自分が参加した某クラブ法人のツアーでも、牧場スタッフたちは実にキビキビと動き回り、参加者との語らいだけでなく、募集馬のセールストークまでをそつなくこなしていた。
ゲスト兼添乗員である自分も、何か話さなくてはいけないと思うのだが、ツアー参加者の皆さんと同様に、事前情報は手元のカタログしかなく、あとはその場で初めて見る募集馬ばかり。参加者の皆さんから、「どの馬がいいですか?」と聞かれても即答できず、一緒に展示会場を歩きながら、「あの馬は父の良さが良く出てますよね。一緒に出資しましょうか!」」などと話し込んでしまった程だった。
まさに「ミイラ取りがミイラになる」といったところかもしれないが(嘘)、こうしたクラブ法人のツアーだけでなく、公益社団法人日本軽種馬協会などが企画、監修を行い、今年で7回目を数えるまでになった「北海道馬産地見学ガイドツアー」でも、同行する日本軽種馬協会やふるさと案内所のスタッフたちは、実に上手に添乗員の仕事ができているなあと感心する。
いや、上手なのはこうしたスタッフの皆さんだけではない。見学に伺う牧場の皆さんもまた、展示馬の解説、また展示方法や展示馬を連れてくる順番など、リハーサルでも行ったのではないかと思える程、時間通りに進行されていることに驚かされる。
勿論、過去にこうしたツアーなどで、繋養馬を展示しているというノウハウもあるのは事実である。しかし、毎回同じツアーが行われるわけがなく、時間も違えば、ツアーの目的も違ってくるとなると、展示馬を含めた内容の変化も余儀なくされるはず。それでも「北海道馬産地見学ガイドツアー」などに同行した際、何の違和感も無く展示が行われているのを見た時には、「この人たち、展示のプロだなあ...」とただただ圧倒される。
夏休みを過ぎた今でも、日高方面に取材に行った際には、「れ」や「わ」ナンバーの車とよくすれ違う機会がある。時にはそうした車が道ばたに停車して、放牧されている馬の写真を撮る姿もよく目にするのだが、ふるさと案内所に足を運ぶか、もしくはツアーに参加すれば、もっと近くで馬を見られるのにと思ってしまう。
勿論、時間などの都合でツアーに参加することが難しく、また、ドライブの最中にふらっと馬産地に立ち寄った可能性もあるので、こちらから無理に「馬を見ていけ!」と襟首を掴むわけにはいかない。
それでも馬に興味があるなら、間近で馬に会えるだけでなく、案内や説明をしてくれるツアーの方が絶対にいいのにとも思うし、そんなことを前にコラムでも書いたなあとも思い返してしまう(その時のタイトルはツアーツアー)。例えば開催中の競馬場(札幌開催など)で人員を募集。月曜日に新千歳空港発着で出発する弾丸ツアーが作れるならば、それなりに人数も集まりそうな気がするのだが...。その際には是非とも添乗員となり、Facebookにも、「ツアーに行ってきます!」
と再度、掲載しようと思っている(笑)。