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プロフィール
村本浩平スポーツライター

1972北海道生まれ。
 札幌市在住。
大学在学中に「第1回Numberスポーツノンフィクション新人賞」を授賞。
大学卒業後は競走馬育成牧場に勤務。
生産・育成の現場への深い理解と知識を生かした執筆活動を行う。
現在は「優駿」「サラブレ」「競馬ブック」などの競馬雑誌に寄稿する他、競走馬のふるさと案内所のニュース記事等も担当。
エッセーのタイトルは造詣の深い「北海道日本ハムファイターズ」から。

最新記事一覧

  • 第54回『フェイスブック』 2013.06.14

     「フェイスブック始めました」どこかラーメン店や中華料理店のメニューにそろそろ加わってくる、「冷やし中華始めました」とイメージが重なってしまうが、正確な時系列を踏まえた場合、「フェイスブック始めてました」と書くべきなのだろう。 友達になっていただいた、ごく一部の関係者の方はご存じかと思うが、友人に誘っていただく形で、一昨年の12月からフェイスブックに参加している。 以前、仕事でブログを始めたことがあるが、あまりにも...

  • 第53回『J-PLACE』 2013.05.16

     地方競馬の施設を利用した発売所である「J-PLACE」が、門別競馬場やホッカイドウ競馬の場外発売所の「Aiba」で3月23日からJRAの勝馬投票券の発売を開始。自称「ウインズマニア」として潜入捜査に行ってきた。 自分が足を運べる札幌圏だけでなく、地方の J-PLACEの様子も知るべく、釧路に住む高校の同級生F君を「馬産地ファイターズ捜査員」として、開幕を迎えた J-PLACEくしろに潜入捜査してもらうことにした。以下、23日の夜にF君からかかっ...

  • 第52回『二刀流』 2013.04.12

     最近、スポーツニュースを見る度に笑みがこぼれてしまう。必ずと言っていいほど話題に上がっているのは、我が(笑)北海道日本ハムファイターズに入団した大谷翔平選手。今日は150㎞のボールを投げたとか、今日はプロ入り初ヒットを打ったとか、とにかく話題には事欠かない。 これも大谷選手が近年のプロ野球界では滅多に現れない「二刀流」選手だからである。高校時代には地方大会で160㎞を出した投手としての恵まれた資質に加え、3年間の通算...

  • 第51回『函館開催』 2013.03.12

     大変なことになってしまった。何が大変かというと、今年の函館開催の話である。  「誘惑」「Winter,again」など立て続けにミリオンヒットを飛ばし、幕張メッセで行われた野外ライブでは約20万人を動員した、地元函館市出身のロックバンド「GLAY」が、7月27日、28日の両日に函館市内の「緑の島」で野外ライブを開催。なんとライブの両日と前日の26日は、函館市内のホテルがほぼ満室になってしまっているというのだ。  「GLAY」のライブ...

  • 第50回『競馬イベントのゲスト』 2013.02.14

     昨年の有馬記念当日、函館競馬場でDAIGOさん(「メンタリスト」ではなく、「ミュージシャン」の方です)と大予想会をやらせてもらった。 大予想会とは書いたものの、集まったのは30名ほど。というのも、DAIGOさんはこの日のお昼前に「ガチ予想ステージ」という、DAIGOさんのキャラがタイトルにも付いたイベントに出演しており、大予想会はそのイベントよりもDAIGOさんの予想を更に身近に聞きたいという方に対する、フォローのような形で行われた...

  • 第49回『5年目に向けて』 2013.01.10

     背番号60が確定することになった。何のことかさっぱり分からない方に説明をすると、この「北海道馬産地ファイターズ」が、なんと今年で連載5年目に突入。と同時にタイトルの中にある、連載の回数を示すユニフォームのイラストもまた、5年×12ヶ月ということで、背番号60を背負うことになってしまったのだ。 プロ野球界で背番号60といえば、入団したばかりの若手か、もしくはトレードで移籍してきた選手が、以前の球団で付けていた背番号がもう使...

  • 第48回『ウインズ閉館に寄せて』 2012.12.18

     道南の港町生まれで札幌が地元となった自分にとって、生まれて初めて「旅打ち」がてら出向いたウインズはウインズ静内だった。 96年の皐月賞、地元新ひだか町生産馬であるイシノサンデーが勝利した時、場内が一気に沸き返ったのを今でも覚えているのは、このレースの馬連を的中させていたからに他ならない。 ウインズ室蘭にも年に数回は足を運んでいた。旧メジロ牧場(現レイクヴィラファーム)の取材が、不思議と土曜日になることが多く、取材...

  • 第47回『馬術と馬道 Part2』 2012.11.16

     前号に引き続き「馬術と馬道」について書く前に、その「馬道」という言葉に気付かせてくれた「サンクスホースデイズ」について触れないわけにはいかないだろう。「サンクスホースデイズ」とはその名の通り、「馬に感謝する日」のことを指す。馬に感謝すべき対象とは、日々、馬に携わる仕事をしている人たち。その中には競馬マスコミである自分も含まれるのだろう。また、身体や心などにハンディキャップを持ちながらも、馬と接することで前向きな...

  • 第46回 『馬術と馬道』 2012.10.16

     「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」(増田俊也著)という本を読了した。センセーショナルなタイトルにも思えるが、大宅壮一ノンフィクション賞と、新潮ドキュメント賞をダブル受賞しているように、近年におけるスポーツノンフィクションの代表作とも言える。 ところで、タイトルにもなっている力道山の名前は知っていても、木村政彦という名前をご存じない読者の方はかなりおられるのではないかと思う。 木村政彦とは全日本柔道選手権...

  • 第45回 『うらかわ馬フェスタ』 2012.09.13

     6年ぶりに「うらかわ馬フェスタ」に行ってきた。その前に「馬フェスタとはなんぞや?」という読者の方の疑問に答えておかなくてはならないだろう。 「馬フェスタ」とは、これまで別に行われてきた「シンザンフェスティバル」と「浦河競馬祭」が一緒になった、浦河町だけでなく、日高を代表する馬の一大イベント。シンザンフェスティバルの名物行事と言えば、TVのニュースなどでも取り上げられる馬上結婚式であり、浦河競馬祭といえば、やはり...

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