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プロフィール
村本浩平スポーツライター

1972北海道生まれ。
 札幌市在住。
大学在学中に「第1回Numberスポーツノンフィクション新人賞」を授賞。
大学卒業後は競走馬育成牧場に勤務。
生産・育成の現場への深い理解と知識を生かした執筆活動を行う。
現在は「優駿」「サラブレ」「競馬ブック」などの競馬雑誌に寄稿する他、競走馬のふるさと案内所のニュース記事等も担当。
エッセーのタイトルは造詣の深い「北海道日本ハムファイターズ」から。

最新記事一覧

  • 第44回 『南部忠平記念陸上競技大会』 2012.08.14

     南部杯ならぬ、南部記念を見てきた。勿論、レースが行われた場所は、盛岡競馬場ではなく、札幌市にある円山競技場である。 レースの冠名となった「南部」とは、1932年のロサンゼルスオリンピックにおける三段跳びにおいて金メダルを獲得した、札幌市出身の故南部忠平さんから付けられた名前。そもそもこの南部記念が行われたこの大会こそが、「南部忠平記念陸上競技大会」という、南部さんの功績を称えて創設された、由緒正しき陸上競技会である...

  • 第43回 『こども競馬場新聞』 2012.07.18

     長く競馬に携わっていると、いろいろな仕事が巡ってくる。本来のライター業をきっかけに、競馬番組のゲスト、はたまた地元FM局のDJまで(多少、盛りました)、まさにマルチタレント化(かなり、言い過ぎました)している中、先日、お世話になっている広告代理店から、思わぬ仕事が舞い込んできた。 その仕事とは、「こども新聞の講師」。一瞬、なんぞやとも思ったのだが話を聞いてみると、この夏のJRA北海道シリーズの函館開催に合わせて...

  • 第42回 『日高自動車道』 2012.06.14

     少々前の話となるが、3月17日、日高自動車道(以下、日高道)が日高門別ICまで開通した。これで日高道は起点となる苫小牧東ICから45.7㎞延伸したこととなる。 実は日高富川ICから日高門別ICまでが開通した17日は浦河からの取材の帰りで、ちょうど渡り初めなるものに参加できるチャンスがあった。勝手な渡り初めのイメージとして思い浮かんだのは、並んでいるときに紅白のまんじゅうが配られ、開通の時間に合わせて偉い人がテープカットを行い、...

  • 第41回 『スマートスーツ』 PART2 2012.05.24

     しかもスマートスーツライトは騎乗調教用だけではない。寝わら上げといったような厩舎作業の負担や疲労も軽減するものも、実際に開発されているのだ。 いや、むしろ雪国北海道に住む競走馬関係者の皆さんにとっては、「雪かき作業用スマートスーツライト」と表記した方が、その用途や姿を想像してもらいやすいのかもしれない。実際に北海道内で放送されている夕方のニュースでも、「雪かき作業用スマートスーツライト」は取り上げられ、実際に着...

  • 第40回 『スマートスーツ』 2012.04.16

     スマートスーツという名前だけでもかっこいい。「新世紀エヴァンゲリオン」にちょっとかぶれた者としては、パイロットが着用していたプラグスーツを彷彿させるし、「機動戦士ガンダム」世代だった者としても、着用すれば普通の人より3倍の動き(ザクとシャアザクのおおよその比較による(笑))ができるような気がする。 といっても、実際にスマートスーツを着用しても超人にはなれない。ただ、スマートスーツは我々の仕事を軽減し、そして長く...

  • 第39回 『UMA』 2012.03.16

     「UMA」。ローマ字読みでは「うま」なのだろうが、一部の好事家の中では、ネッシーやツチノコといった未確認動物(Unidentified Mysterious Animal)の頭文字を取った略称とされている。 実は日高にも「UMA」がいる。まあ、そのほとんどは紛れもない「馬」なのだろうが、日高振興局では管内の「UMA」を収集するUMA特殊部隊(Uma Task Force 通称UTF)を立ち上げ、ホームページ(http://www.hidaka.pref.hokkaido.lg.jp/ss/num/um...

  • 第38回 『競馬の先生』 2012.02.15

     グリーンチャンネルに出演させてもらっている分際で大変申し訳ないのだが、BSイレブン競馬中継で、ビッグレッドファームグループの総帥と言われている岡田繁幸氏がゲスト出演している時は、そちらを見てしまうことが多くなった。 岡田氏とは取材で面識ができたのをいいことに、札幌競馬場のパドックで真剣に馬を凝視している横で、予想を聞かせてもらうことが多々ある。「トモはいいんだけど、飛節の角度がなあ...」や「この馬は筋肉が固くて収...

  • 第37回 『2011年の10大ニュース』 2012.01.16

     僭越ながら、今年もこのJBBA誌上にて、コラムを続けさせていただくことが決まった。個人的にも4年も続いた連載はそれほどなく、連載と共に築き上げてきた背番号(詳しくはタイトルのイラストを見てください)も48番まで伸びることがほぼ確実となった。 これまでの36回を振り返るのはさすがにどうかと思うので、せめて2011年を回顧してみようと思う。ちょうどタイミングも良く、ふるさと案内所が主催する「2011年馬産地10大ニュース」のアン...

  • 第36回 テレビと競馬 2011.12.07

     オータムセール終了後,ふるさと案内所でくつろいでいたら,突然,携帯が鳴った。 電話の発信主は母親。「便りがないのは無事な証拠」を親子間のルールとしている村本家では,約2ヵ月ぶりの着信でもある。病院通いが絶えなくなった父親に何かあったのでは?と恐る恐る着信ボタンを押してみると,「今,TVのニュースでやっていたんだけど,中国の方がせりで馬を買っていったの?」と唐突に話し出した。 これをお読みの競馬関係者の方なら重々承...

  • 第35回 馬産地ツアー 2011.11.07

     スポーツの秋,食欲の秋,芸術の秋,そして北海道馬産地見学ガイドツアーの秋。いささか,いや,かなり強引だった気もするが,今年の秋も「競走馬のふるさと案内所」が企画する馬産地ツアーに同行してきた。 一昨年は取材&ツアーコンダクターとして,昨年は初日のツアーの後に目眩でリタイアと,様々な立場?でこのツアーに関わってきたが,今回はまさに「ツアーに参加」してきた。 というのも,コーディネーターとしての職から離れたことで自...

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