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プロフィール
村本浩平スポーツライター

1972北海道生まれ。
 札幌市在住。
大学在学中に「第1回Numberスポーツノンフィクション新人賞」を授賞。
大学卒業後は競走馬育成牧場に勤務。
生産・育成の現場への深い理解と知識を生かした執筆活動を行う。
現在は「優駿」「サラブレ」「競馬ブック」などの競馬雑誌に寄稿する他、競走馬のふるさと案内所のニュース記事等も担当。
エッセーのタイトルは造詣の深い「北海道日本ハムファイターズ」から。

最新記事一覧

  • 第174回 『文字起こしアプリ』 2023.06.16

     前回のコラムでも書かせてもらったように、4月下旬から北海道競馬ライブ生月の生配信が始まった。阪神の核となる予想はさておいて、やはり問題となるのは、生配信の7時間という時間である。何か始まってみるとあっという間とまではいかないか、ポンポンと次のレースの時間がやってくるので、疲れをさほど感じないことに番組が進行していた』とここまで読んでいただいた方の中には、「生月って何?」「阪神の核って、クリーンアップを打っている...

  • 第173回『なまちゃき』 2023.05.19

     この春からYouTubeで7時間の生配信に出演することになってしまった。 4月19日(水)に開幕を迎えるホッカイドウ競馬だが、ネットで競馬を楽しむ方のために配信されていた、公式番組の「ホッカイドウ競馬LIVE」が今年からリニューアルされた。 新たに「ホッカイドウ競馬LIVE なまちゃき」(「なまちゃき」とは、なまら(めちゃくちゃ)とはっちゃき(熱中する)を掛け合わせた造語)では、毎週木曜日を中心に、ゲストを招いた全レースの予想生...

  • 第172回 『初めての講演会PartⅢ』 2023.04.18

     ライター生活では初めてとなる講演会を、ほとんど手を付けていないSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)にまつわるテーマで果敢に挑んだ筆者。題目だけは『日高から日本へ、そして世界へ情報を発信!~SNSとのウマい付き合い方~』と恰好だけ付けてみた。だが、講演会の会場となる「新ひだか町総合町民センター はまなす」のはまなすホールに入った時、その広さ(ホールでは最大400名の観覧が可能)を見た時には、正直、家に帰ろうと思った...

  • 第171回 『初めての講演会PartⅡ』 2023.03.17

     頻繁に牧場のTwitterを更新している、ある牧場の某マネジャーから聞いた求人への思わぬ効果。それは講演会の資料をまとめるべく、様々な資料を調べていた自分にとっても納得せざるを得なかった。 2022年2月27日の朝日新聞の記事によると、日本国内におけるSNSのユーザー数は、世界と比較した場合でもTwitterの利用者数が多いというデータが出ていた。 また、日本国内では20代の利用者が圧倒的に多いのもTwitterの特徴であり、某マネジャーに求...

  • 第170回 『初めての講演会』 2023.02.17

     まさに、寝耳に水だった。 発した言葉を聞き取ってもらえないと思ったのか、スマホの向こうから声を発している(有)平野牧場の平野謙二代表は、先ほどと同じ言葉を告げてくる。 「今度、三石軽種馬生産振興会で講演会をやるんだけど、もし良かったら村本さんに講演をしてもらえないかと思いまして!」 二度同じ言葉を言われても、やはり、それが事実とは受け取れず、先ほどと同じように、「はあ...」との返答しかできなかった。 とここまで読...

  • 第169回 『戸川君、ありがとう!』 2023.01.18

     2022年の10月23日、埼玉西武ライオンズに所属する、戸川大輔選手の戦力外通告が発表された。 このコラムをお読みの方ならご存じかと思うが、戸川選手、いやここからは親しみを込めて戸川君と呼ばせてもらうが、実家はモーリスを生産した日高町の戸川牧場となる。 まだ戸川君が中学生だった頃、ある取材で戸川牧場を初めて訪ねた時の話となる。自宅の玄関どころか、部屋の至る所に戸川君の活躍の証であるトロフィーや賞状が飾られているのを見て...

  • 第168回 『九州再上陸 PartⅢ』 2022.12.20

     生まれて初めて小倉競馬場に行く契機となった、週末二日間でのビギナーズセミナーの講師。そして、日曜日のメインレースとして行われた北九州記念の予想イベントだが、関係者の皆さんのご協力もあって、何とか無事に終えることができた。 やはり、重賞レースの開催もあってか、土曜日よりも日曜日の方が入場者も格段に多かった。肝心のイベントだが、大荒れとなった北九州記念の予想は外れたものの、同日の札幌記念の予想は◎ジャックドール-〇パ...

  • 第167回 『九州再上陸 PartⅡ』 2022.11.18

     競輪発祥の地である小倉競輪場。1998年には収容人数は最大2万人というアリーナ施設を備えた北九州メディアドームと同一施設となり、毎年11月下旬にはGⅠ競輪祭が行われる、競輪ファンにはお馴染みのバンクでもある。 競馬だけでなく競輪ファンでもある筆者としては、小倉に来たからには一度行ってみたいと思っていたが、ホテルから乗車したタクシーの運転手に目的地を告げると、「今日、あそこで競輪やってましたっけ?」との言葉が返ってきた。...

  • 第166回 『九州再上陸』 2022.10.18

     まさに、寝耳に水だった。 発した言葉を聞き取ってもらえないと思ったのか、スマホの向こうから声を発している博多の広告代理店の女性は、先ほどと同じ言葉を告げてくる。 「北九州記念の日、村本さんに、小倉競馬場でのイベントに、出演していただけないかと思いまして!」 2度同じ言葉を言われても、やはり、それが事実とは受け取れず、先ほどと同じように、「はあ...」との返答しかできなかった。 その電話から約1か月後、筆者は福岡空港...

  • 第165回 『競馬観戦施設』 2022.09.16

     実は八戸市場開催日の前日となる7月3日、函館から朝一番の新幹線に乗って、仙台に行ってきた。仙台に行こうと思ったのは、名物の牛タンに惹かれたわけではない(結論として、牛タンは筆者が美味しくいただきました)。 今年の5月に地元メディアなどで取り上げられた、JRAが仙台中心部に開設を予定している競馬観戦施設が、どんな場所に作られるのかを、10月の開設前に視察をしてこようと思った次第である。 そもそも仙台市内にJRAやN...

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