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プロフィール
阿部典子ライター&フォトグラファー

馬に魅せられ、南関東競馬を中心に取材活動をする日々。
南関東競馬のフリーペーパーpocopoco、一口馬主クラブの会報コラムや、インターネットで厩舎情報などを執筆。
厩舎取材や記事作成などを行う中で馬の姿を見ない日はなく、何を見ても競馬や馬のことを考えてしまう馬好き。
趣味は読書と空観察。

最新記事一覧

  • 第79回 東京ダービー当日。フリーランスが過ごした時間のひとこま 2021.06.25
     第79回 東京ダービー当日。フリーランスが過ごした時間のひとこまの画像

     6月9日、大井競馬場で第67東京ダービー(SI)が行われました。優勝したのは船橋・林正人厩舎のアランバローズ。1番人気に応え、昨年末に行われた全日本2歳優駿(JpnI)の覇者としてのプライドを感じさせる、堂々の逃げ切り勝ちとなりました。 無観客での開催が続いている南関東競馬ですが、この日だけは「東京23区在住の20歳以上」という条件の下、200人限定の「有観客」での開催となりました。場内に到着したのは9Rのパドックが始まった頃...

  • 第78回 カジノフォンテン かしわ記念(JpnI)優勝! 2021.05.26
     第78回 カジノフォンテン かしわ記念(JpnI)優勝!の画像

     5月5日、船橋競馬場で、第33回かしわ記念(JpnI)が行われました。今年も昨年に続いての無観客開催。船橋競馬場では大規模リニューアル工事が進み、パドック周辺や馬場入場の風景なども大きく変わりました。 無観客開催ということで、プレスルームとして開放されたのは、普段はファンエリアとなっているアタリーナ。警備員や除菌をしてくれる従事員の方が常駐し、コロナ対策もバッチリです。もちろん椅子やテーブルの間隔を空けて、「密」を避...

  • 第77回 想いが受け継がれますように。 2021.04.28
     第77回 想いが受け継がれますように。の画像

     3月19日。突然の訃報に、言葉を失いました。ビッグレッドファームの岡田繫幸氏逝去の知らせ。私が今、こうしていられるのは岡田さん無しにはありえない事。氏は私にとって、数々の素晴らしい時間や出会いをくれた恩人と言っても過言ではありません。 この仕事に就く前のこと。ふとしたことがきっかけで愛馬会の会員になり、それまで勝ったり負けたりするだけに見えた競走馬にも、1頭1頭に個性があることを知りました。馬も寝ぼけたり、眩しい...

  • 第76回 「牧場で働こう見学会」を振り返ってみました 2021.03.25
     第76回 「牧場で働こう見学会」を振り返ってみましたの画像

     ふと気がついたら春になっていました。取材先の厩舎の地面に小さな花が咲いていたり、「裏にツクシが出てるよ」と教えていただいたり。何よりも当歳誕生のニュースに、春ならではのワクワクを感じています。 さて、2018年、2019年と同行させていただいた「牧場で働こう見学会」。残念ながら今年も新型コロナウイルスの影響で見学会は行われず、オンライン相談会というかたちで実施されています。そこで今回は、過去の見学会のことを思い出してみ...

  • 第75回 母から仔へと繋ぐ夢 シントーアサヒ 2021.02.25
     第75回 母から仔へと繋ぐ夢 シントーアサヒの画像

     光や空気からも、春の気配を感じる季節になりました。今回は、2019年のユングフラウ賞がラストランとなった4戦3勝(うち大差勝ち2回)のシントーアサヒを主役にすすめていくことにしましょう。 シントーアサヒ(父ストロングリターン)は新冠・細川農場の生産で、2017年のサマーセール出身。セール開催時はストロングリターンの初年度産駒による新馬勝ちが話題になっていた頃。購入したのは中野辰三オーナーでした。 船橋の佐藤裕太調教師の...

  • 第74回 命を繋ぐ大切な存在「小西牧場」 2021.01.25
     第74回 命を繋ぐ大切な存在「小西牧場」の画像

     馬産地から当歳誕生のニュースが聞こえる季節となりました。そこで今回は、競走馬の命を育む「縁の下の力持ち」、小西牧場の小西徹さんから電話取材でお話を伺いました。 小西さんは元船橋競馬場の厩務員。岡林光浩厩舎に所属し、2008年の戸塚記念の優勝馬ジルグリッター、2009年の東京2歳優駿牝馬の優勝馬で、南関東重賞路線で活躍したプリマビスティーなどを手掛けました。そんな小西さんが故郷に戻ったのは2019年の春。まもなく2年になりま...

  • 第73回 あのメンコでもお馴染み ヨユウノヨッチャンの仔がデビューしました! 2020.12.28
     第73回 あのメンコでもお馴染み ヨユウノヨッチャンの仔がデビューしました!の画像

     年が明けた頃には想像もしない忍耐の日々となった2020年。少なくともゴールデンウィークまでには収束して、無観客競馬も終わるだろうと思っていた2月。取材規制が徐々に厳しくなり、いままで身近にあった音や気配、風景さえも遠くなった春、そして夏。秋が過ぎ冬になり、ようやく少しずつ競馬場に歓声が戻ってきました。 限られた中での取材や観戦。いつ終わりが来るのだろうかという不安。けれど、そんな中でも、馬たちにまつわる嬉しいニュー...

  • 第72回 ファンの姿がある競馬場で。JBC2020 2020.11.25
     第72回 ファンの姿がある競馬場で。JBC2020の画像

     11月3日、大井と門別でJBC2020が開催されました。第20回の今年は、史上初の2場開催!新型コロナウイルス感染拡大防止措置のため、入場できる観客の数は通常よりぐっと少ないものでしたが、競馬場に到着した瞬間に目にした風景や、ワクワクした気持ちが伝わって来る空気に「やっぱり競馬場にはファンがいないと」と実感。失くしたものが少しずつ戻って来たと思える安堵もありました。 この日はJBC競走の他に、もうひとつのビッグイベントが。フ...

  • 第71回 校外学習で伝える「競馬場の役割」。 2020.10.26
     第71回 校外学習で伝える「競馬場の役割」。の画像

     新型コロナウイルス感染拡大防止措置を取りながら、競馬場に少しずつ観客の姿が戻ってきました。南関東競馬では大井・川崎・浦和に続いて、船橋競馬場でも10月26日からファンの入場が再開されるとのこと。各場ごとに入場できる条件や人数に違いはあるようですが、「応援するまなざし」が戻って来たことで、明るい気持ちになりますね。 今回は、無観客競馬開催中の、ちょっぴり珍しい光景をご紹介しましょう。9月28日から行われていた船橋開催で...

  • 第70回 少しずつ次の段階へ 2020.09.28
     第70回 少しずつ次の段階への画像

     新型コロナウイルス感染拡大防止措置のための取材規制がスタートして7ヵ月あまり。ようやく制限付きで観客の入場が再開された場もありますが、2月末の大井開催を最後にいつもの歓声が消えた競馬場では、囲み取材も表彰式もない状態が長く続いています。 この間、競馬場から消えたのは「人の姿」だけではありませんでした。例えば送迎バス。経路の関係で利用したりしなかったりという状態でしたが、実際に運行が休止になると、遠回りをして取材...

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