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プロフィール
村本浩平スポーツライター

1972北海道生まれ。
 札幌市在住。
大学在学中に「第1回Numberスポーツノンフィクション新人賞」を授賞。
大学卒業後は競走馬育成牧場に勤務。
生産・育成の現場への深い理解と知識を生かした執筆活動を行う。
現在は「優駿」「サラブレ」「競馬ブック」などの競馬雑誌に寄稿する他、競走馬のふるさと案内所のニュース記事等も担当。
エッセーのタイトルは造詣の深い「北海道日本ハムファイターズ」から。

最新記事一覧

  • 第94回 『台風』 2016.10.17

     HBAサマーセールの一日目が行われた8月22日、この日はノーザンホースパークで行われた、JRA騎手とのファン交流イベントの取材をしていた。 台風9号のもたらした雨により、屋外で行われるはずのイベントが屋内施設へと変更になる中、これからばんえい競馬の「JRAジョッキーDAY」にも出かけてくるという競馬ファンから、「雨は大丈夫ですかね?」と声をかけられた。 スマホのアプリで雨雲の流れを確認すると、帯広は夕方以降も雨の...

  • 第93回 『競馬GO』 2016.09.23

     今年の7月から世界でサービスを開始。日本でも7月22日からアプリのダウンロードが開始され、8月には世界中のダウンロード回数が、1億回を超えたという「ポケモンGO」。 生まれながらのミーハーであり、しかもゲームボーイ時代の「ポケットモンスター緑」をプレイしていた自分が、このアプリをやらない理由など無く、22日に早速インストール。その日にはとある裏技を使って、最初のポケモンとしてピカチュウをゲットし、次の日には、ビギナ...

  • 第92回 『ピンチはチャンス!』 2016.08.15

     今年の夏も函館競馬場、そして札幌競馬場で「ビギナーズセミナー」の講師を務めさせていただいている。今年のビギナーズセミナーだが、参加者が少数の時には、「ビギナーズセミナーツアー」と称した、新たな取り組みもスタートさせている。その内容だが、少しだけ講議を行った後にはパドック、そして、勝馬投票券発売所へと移動。パドックで気になった馬や、競馬新聞を元にした予想を参加者とともに考えた後、実際に馬券を購入してレースを観戦。...

  • 第91回 『外厩 VS 馬産地ライター』 2016.07.22

     いきなりですが、仕事が減りました。インターネットの普及によって、何かと厳しくなった出版業界。後輩が出てこないのをいいことに、「永遠の若手ライター」を名乗っていた自分だが、それでもライターとしてのキャリアは間もなく20年となる。 我ながらそのキャリアの長さには驚くばかりだが、ライター人生を振り返った時、名馬たちや、その名馬に携わってきたホースマンたちとの思い出とともに、「あの雑誌、休刊したなあ」とか、「毎年、話をも...

  • 第90回 『熊本地震』 2016.06.16

     自分が出演させていただいている、グリーンチャンネル「馬産地通信」#86回のコメント収録は、第1回産地馬体検査の3日目、4月14日午前の早来会場(北海道ホルスタイン市場)で行われた。「馬産地通信」#86回は番組ディレクターによる九州の牧場取材や、せりの進行を務められた浅野靖典さん自らがレポートする九州トレーニングセールが取り上げられた、まさに「九州の馬産地特集」と言える放送回。 #86回では熊本で生産牧場を営む本田牧場を...

  • 第89回 『2歳馬取材』 2016.05.20

     以前に「マスコミ学の講師」(背番号だと「30」になります)というコラムを書かせてもらった。その際、「最近は取材に対して返ってくる言葉が,非常に的を射ていて有り難いことこの上ない」と文中で触れている。 3月の上旬から、デビュー前の2歳馬たちの取材(ペーパーオーナーゲーム取材、略称「POG」)が始まっている。その際、育成牧場の方々から返ってくる言葉が、「的を射ている」どころか、まさに「そのまま文中に使える!」言葉ばか...

  • 第88回 『字幕の必要性』 2016.04.14

     先日、レギュラーコメンテーター(笑)として出演させてもらっている、グリーンチャンネルの「馬産地通信」ディレクターから、「村本さんの台本をいただけますか?」と収録後に声をかけられた。 「馬産地通信」では収録の一週間前ほどに、ディレクターから放送内容と、その内容に添った台本が届く。その台本だが、「オープニング~季節の挨拶(以下、フリートーク)~馬産地通信スタートです!」といった、非常にざっくりしたもの。ただでさえ話...

  • 第87回 『新しい競馬新聞』 2016.03.17

     人に言えるほどの長所も無く、これといった取り柄も無いままに、40代中盤を迎えようとしている自分だが、実は鼻がいい。 と書いてみたものの、その特技をどう立証できるのかがイマイチ分からない。鼻がいいからといって、警察犬のようなことはできないし、日常生活で使えることと言えば、ガスコンロのスイッチが入ったまま、火が付いていないのをいち早く気付けるぐらいだろうか。 もしあと20年程若ければ、調香師を目指したかったなあとも思う...

  • 第86回 『新種牡馬とゲーム』 2016.02.20

     (株)中央競馬ピーアール・センターから発刊されている「優駿」に、「馬産地最前線」というコラムが連載されている。 執筆者は仕事から飲み会まで、まさに公私ともにお世話になりっぱなしの(笑)、馬事通信・山田康文記者。その「馬産地最前線」1月号の記事として、「今シーズンから繋養される新種牡馬の登録頭数が、数年ぶりに40頭を超えるのでは?」といった内容の記事が掲載されていた。 個人的にも新種牡馬の数が増えたと思える出来事が...

  • 第85回 『競馬とナショナリズム』 2016.01.14

     まずはニュースから。「JBBANEWS」にて、馬産地ファイターズを執筆中の村本浩平さんが、28年度の契約を更新しました。 この「JBBA NEWS」コラム内では、吉川良さんの「烏森発牧場行き」に続くロング連載であり、また85回の掲載回数は、小山内完友さんの「馬ミシュラン」とも一緒。ユニフォームをモチーフにしたデザインでもお馴染みですが、このまま連載が続くようだと、コラムの回数が書かれた背番号がプロ野球界では育成選手の...

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