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第5コーナー ~競馬余話~

有吉正徳 第5コーナー ~競馬余話~

2008年の記事一覧

第9回 天皇賞のこぼれ話

 秋の天皇賞はゴール前,ウオッカとダイワスカーレットの壮絶な競り合いになった。1着ウオッカと2着ダイワスカーレットの着差は,わずか2センチ。競馬ファンはいまだに,あのレースから受けた刺激にしびれているようだ。久しぶりに会う友人とは「天皇賞,見た?」が合言葉のようになっている。

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第8回 F1と競馬の共通点

 10月9日から12日まで,静岡・富士スピードウェイで行われたフォーミュラワン(F1)日本グランプリ(GP)の取材に行った。

 スポーツ紙に在籍していた時代は,競馬だけを専門に担当していた。しかし一般紙のスポーツ記者になってからは,そうもいかなくなった。サッカー,アメリカンフットボール,セパタクロー,フリースタイルスキー。知識があろうがなかろうが,経験があろうがなかろうが,人手が足りない時はどんなスポーツの取材にも駆り出される。最近は,モータースポーツの担当でもある。

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第7回 不良馬場でのダービー

 9月7日に行われた第28回新潟2歳Sは1番人気のセイウンワンダーが優勝した。予想したより後方からのレースになってしまったが,岩田康誠騎手は想定外の出来事にも慌てることなく,馬場の大外に出して,セイウンワンダーの末脚を見事に引き出した。

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第6回 香港で考えたこと

 北京五輪の馬術競技を取材するため,8月の2週間あまり,競技の会場となった香港に滞在した。国際都市であり,重要なアジア競馬の拠点でもある香港で,日本の競馬の行く末について色々と感じることが多かった。

 馬術会場は沙田(シャティン)競馬場のすぐ隣に新設された。日本の競馬ファンにとって,沙田競馬場はステイゴールドやアグネスデジタル,エイシンプレストンらが活躍したことで,忘れられない思い出の競馬場だ。

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第5回 フレンチの料理人

 7月6日,その日の成績を振り返っていて,ある種の感慨に襲われた。

 この日,函館競馬場で行われた重賞レースの函館スプリントSは圧倒的な1番人気に支持されたキンシャサノキセキがハイペースを3番手で追走し,直線で力強く抜け出した。手綱を取っていたのは岩田康誠騎手。今年9つ目の重賞勝ちは,JRAジョッキーの中では最多の勝ち星だ。

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第4回 消えなかった情熱の炎

 完全にあきらめていた落とし物が,長い年月を経て,手元に戻ってきたような感じ。といえば,わかっていただけるだろうか。

 6月1日,ディープスカイが優勝したダービー直後の第11レース,東京競馬場では富嶽賞のスタートが切られた。ファンはフラムドパシオンのことを忘れてはいなかった。単勝2.1倍。2年3か月ぶりに実戦復帰する競走馬への期待としてはあまりに大きすぎる支持だった。

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第3回 キーワードはSS

 この春,日本を発祥とする血統のサラブレッドが世界中で大活躍した。まずはドバイだった。

 かつてステイゴールドが優勝したこともあるドバイシーマクラシック(芝2400メートル)は3月29日,アラブ首長国連邦のナドアルシバ競馬場で行われ,オーストラリア生まれの南アフリカ調教馬サンクラシークが優勝,1着賞金300万ドル(約3億円)を獲得した。

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第2回 あるがままを受け入れる心

 3月30日に中京競馬場で行われたG1競走・第38回高松宮記念は,単勝4番人気のファイングレイン(牡5歳,栗東・長浜博之厩舎)が優勝した。

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第1回 "買い目"はおれが決めるぜ

 独立行政法人・日本スポーツ振興センターが販売するサッカーくじ(toto)の売り上げが2007年,約512億円に達した。売り上げが500億円を突破したのは6年ぶりだ。

 01年度に販売がスタートしたtotoは当初,物珍しさも手伝って,初年度は643億円もの売り上げがあった。しかし,その後は当たりにくいことなどが原因で低迷し,06年度には135億円まで落ち込んだ。

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