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プロフィール
阿部典子ライター&フォトグラファー

馬に魅せられ、南関東競馬を中心に取材活動をする日々。
南関東競馬のフリーペーパーpocopoco、一口馬主クラブの会報コラムや、インターネットで厩舎情報などを執筆。
厩舎取材や記事作成などを行う中で馬の姿を見ない日はなく、何を見ても競馬や馬のことを考えてしまう馬好き。
趣味は読書と空観察。

最新記事一覧

  • 第93回 馬産地訪問といえば「競走馬のふるさと案内所」 2022.08.29
     第93回 馬産地訪問といえば「競走馬のふるさと案内所」の画像

     今年も早いもので残り4か月となりました。コロナ禍と折り合いを付けて過ごす中で、馬産地旅行を計画されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、初めての馬産地旅行を思い出しながら書いていきたいと思います。 まだインターネットも普及しておらず、写真もフイルムで撮っていた頃のことです。クラブの会員となり、その出資馬の見学に訪れたのが私の馬産地デビューでした。その頃の情報源といえば、中央競馬の中継や、新聞・...

  • 第92回 新しい楽しみ方も!船橋競馬場新スタンド 2022.07.25
     第92回 新しい楽しみ方も!船橋競馬場新スタンドの画像

     早いもので今年も夏真っ盛りの季節となりました。例年より早い梅雨明けもあり、猛暑との闘いは長くなりそう。競馬場でも、水分補給のすすめなど、熱中症予防対策のアナウンスを耳にするようになりました。さて、今回は、リニューアル工事中の船橋競馬場についてお伝えしてきましょう。 ここでも何度か触れてきましたが、2024年春に予定しているグランドオープンに向け、工事が着々と進行中。2月にオープンした新スタンドAには、グループで楽しめ...

  • 第91回 南関東競馬3歳世代の頂点へ 東京ダービー(SI) 2022.06.27
     第91回 南関東競馬3歳世代の頂点へ 東京ダービー(SI)の画像

     6月8日、大井競馬場で第68回東京ダービー(SI)が行われました。この日の大井競馬場はダービーデー特有の賑わい。制限はあるものの、競馬の祭典、ダービーという特別な1日を満喫する多くのファンから発せられるワクワク感が、競馬場いっぱいに満ちているのを感じました。それはきっと、無観客開催での'もの足りなさ'や'空虚感'を体験したせいかも知れません。 その東京ダービーを制したのは、6番人気、浦和・小久保智厩舎のカイル(父トー...

  • 第90回 チーム益田 スピーディキックで南関東牝馬2冠達成 2022.05.26
     第90回 チーム益田 スピーディキックで南関東牝馬2冠達成の画像

     5月11日、大井競馬場で3歳牝馬による東京プリンセス賞(SI)が行われました。日没時間も18時半過ぎとなり、メインレースが近づく黄昏時の場内には多数のファンの姿が。キッチンカーから漂う美味しそうな匂いや、明るく煌めくイルミネーションなど、制限付きとはいえ競馬場での楽しみが戻ってきた風景は「やっぱりいいな」と思うものでした。 レースを制したのは1番人気に推されたスピーディキック(浦和)。桜花賞優勝時にこちらのコラムで...

  • 第89回 名門厩舎に幕 出川克己調教師 2022.04.25
     第89回 名門厩舎に幕 出川克己調教師の画像

     3月15日の船橋競馬9Rで、出川克己調教師(船橋)が管理馬最後の出走を終え、42年間の馬と歩んだ道に幕を下ろしました。厩務員を経て、1996年5月に開業。最後の出走馬・キトゥンズルンバ(父Kitten's Joy アメリカ産)までの地方競馬通算成績は3430戦783勝、2着548回、3着407回。勝率22.8%、連対率38.8%。NARグランプリ2010では勝率36%を超える高い数字で最優秀勝率調教師賞を受賞。その記者会見...

  • 第88回 益田競馬場の誇り 「チーム益田」 で掴んだ南関クラシック優勝! 2022.03.25
     第88回 益田競馬場の誇り 「チーム益田」 で掴んだ南関クラシック優勝!の画像

     今年も待望のクラシックシーズンが到来。3月17日に浦和競馬場で行われた桜花賞(SI)を制したのは、藤原智行厩舎のスピーディキックでした。道営・石本孝博厩舎でデビューし、浦和の藤原智行厩舎へと活躍の場を移したスピーディキック。NARグランプリ2021で2歳最優秀牝馬に選出された実績通り、堂々の桜の女王の座に輝きました。 「本橋孝太騎手からバトンを受け継いで、しっかり結果を出せてほっとしています。返し馬で跨ってからレースプ...

  • 第87回 オリンピックとあの頃の競馬に、歩んで来た時間を思う。 2022.02.25
     第87回 オリンピックとあの頃の競馬に、歩んで来た時間を思う。の画像

     時差がほとんど無い状態で観戦することができた北京オリンピック。世界のアスリートたちが繰り出すトップレベルの技に魅了された2週間は、ほんの一瞬の中の機微を感じ、時にはやるせない結果に言葉を失い再起を願う・・・そんな日々でもありました。 競技を見ていてふと気になったのが、選手たちの生年月日。つい、競馬ではあの馬が活躍していた頃かな?などと思い、観戦した競技を中心に少し調べてみました。 まずは、男子フィギュアスケート...

  • 第86回 '人材'も育てていきたい。JRA美浦トレーニングセンター 青木孝文調教師 2022.01.25
     第86回

     今回は久しぶりに登場、JRA美浦トレーニングセンターの青木孝文調教師にお話を伺いました。2016年に調教師免許を取得し、今年で開業6年目。1981年群馬県出身、昨年40歳になりました。各クラブのHPなどに掲載されている管理馬の近況コメントは「詳しくて嬉しい」と多くの会員の皆さんの間でも好評です。 「あれは僕が長く話しているのを、クラブのスタッフの方が丁寧に書いてくれているだけですよ」と謙遜していましたが、やはり、出資馬を身...

  • 第85回 「記録と記憶」を集める日常のプチ取材進行中。 2021.12.24
     第85回 「記録と記憶」を集める日常のプチ取材進行中。の画像

     12月のある日、船橋競馬場の厩舎地区を歩いていると、地面に今までなかった「切れ込み」を見つけました。下水工事の跡とのこと。現在進行中の大規模リニューアル工事に伴って、目に見えるものからそうでないものまで、いろいろな場所が変化しているようです。 長年親しまれて来た厩舎の一部も取り壊しが決まっており、スタンド東側の'本厩'にあった坂本昇厩舎や佐藤裕太厩舎は、スタンド正面にある'海岸厩舎'に移転済み。2006年のオーシャンステ...

  • 第84回 南関東競馬観戦必携。騎手名鑑とカレンダー撮影の裏側。 2021.11.25
     第84回 南関東競馬観戦必携。騎手名鑑とカレンダー撮影の裏側。の画像

     今回は南関東4競馬場で発行している「騎手名鑑」そして「カレンダー」の写真撮影の裏側についてお伝えしましょう。共に南関東競馬観戦の必携・重要アイテムとしてお馴染みです。 お話を伺ったのは、両角昭男(もろずみあきお)カメラマン。南関東競馬での撮影歴22年という大ベテランです。 騎手名鑑での写真が騎乗シーンになったのはここ数年のこと。それまでは、正面を向いた証明写真のようなイメージでした。「躍動的なものにしたいという方...

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