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プロフィール
細江純子ホースコラボレーター

1975年愛知県生まれ JRA初の女性騎手として96年デビュー。
00年には女性騎手初の海外勝利(シンガポール)。
引退後は,ホースコラボレーターとして,フジテレビ「みんなのKEIBA」,U局「土曜ワイド中継」,グリーンチャンネル「トレセンTIME」に出演中。
レース直前の推奨馬の的確さは群を抜いている。
週中は栗東,週末は東京を拠点として活躍する。

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  • 第162回 何を体内に入れるか、何を食べるか~疲れにくい体、運動機能の向上、思考や気持ちの安定のために~ 2023.09.21

     ただいま、夏競馬ど真ん中。  小倉も開幕をし、札幌と新潟との3場開催が始まりましたが、私は毎週末、新潟へと足を運び、その週中も金沢競馬や門別競馬、そして大阪での競馬番組収録など、全国、あちらこちらの地にお邪魔しております。  とにかく今年の夏は異常な暑さ。各競馬場を訪れる度に、年々、最新のミストが導入されており、主催者側の暑熱対策に対する思いや尽力の大きさが伝わってきます。  私自身も、依頼して頂いた仕事...

  • 第161回 今の常識を鵜呑みにしない~自分で考え決定し、後悔をしない歩みを~ 2023.08.17

     暑い日が続きますが、皆さん、体調の方はいかがですか?こまめな水分補給は、なされていますか?  今では常識となった、こまめな水分補給。喉が渇いた時には実はもう遅く、身体が要求する前に水分を体内に取り込むのがベストとされていますが、一昔前は、運動中に水分を取ることはタブーとされ、体育や部活動においては、「水を飲むとお腹が痛くなる」とか、「水を欲しがるのは甘えだ」と指導する方も存在。  今も夏になると思い出される...

  • 第160回 静寂さが魅力のライアン・ムーア騎手 ~感情のコントロールには正しい姿勢~ 2023.07.18

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  • 第159回 2023年のダービー馬は?! ~競馬のクリーンなイメージ更なる信頼を~ 2023.06.16

     このコラムが掲載される頃には、2023年の日本ダービー馬も決まっている頃なのでしょう。 今年の注目は、何と言ってもキャリア4戦目での無敗の制覇がかかるソールオリエンス。 横山武史騎手にとっては、2021年1番人気で挑んだ日本ダービーでの経験を得ての今回。その点についてはソールオリエンスを管理する手塚調教師も、「これまでの武史の姿を見てきたし、話をしている中で、武史の軸となっているのはエフフォーリアだとも感じる。彼の歩み...

  • 第158回 キタサンブラック トップラインのすばらしさ ~勝利騎手インタビューに感じること~ 2023.05.19

     初年度産駒からイクイノックスを輩出したキタサンブラック。そして今年の牡馬クラシック戦線の中心格となるのも、キタサンブラックの仔・ソールオリエンス。 皐月賞ではキャリア3戦目。しかも最内枠で重馬場の中、全ての課題をクリアしてしまうレース内容には驚きでした。イクイノックスもそうですが、キタサンブラックの仔は、持久力のあるキタサンブラックの血と、切れ味を武器とするディープインパクトの血の良い所がミックスされているかの...

  • 第157回 メジャー大谷翔平選手の肉体進化と高い食意識 ~古馬となり変化の特性示すエピファネイア産駒~ 2023.04.18

     先日、中山競馬場に行く際、下総中山駅からタクシーで競馬場へと向かったのですが、駅から真っすぐあがって行く道すがら、スーパーや酒屋など数店舗近くが店を閉めている状況でした...。 いや、タクシーに乗る前の駅ロータリー周辺のビル内も2か所が空の状態。 タクシーの運転手さん曰く、「ここ1年で、バタバタと店がなくなっている。コロナの影響だよね。よく乗ってもらっているスナックのママさんも、このままだと家賃が払えないから店を存...

  • 第156回 「経験に勝るものなし~デビューする女性騎手2名にも期待~」 2023.03.17

     先日、高校時代の同級生から、5月に同窓会を開催するからと、出席の有無の連絡が入りました。あれからもう30年以上。幹事となる3人の写真と共にラインが入ったのですが、面影があるようで...ないような...その変貌振りに、お互いに歳を重ねたと感じずにはいられませんでした。 残念ながら競馬番組のある日曜日とあって、出席はできないのですが、後日、ラインで同窓会写真を送ってくれるとのこと。 あれから皆、どのような人と出会い、どんな...

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     新年、明けましておめでとうございます。皆さま、いかがお過ごしでしょうか? 今年こそはコロナの終息となる年となればいいのですが...。とは言え、街を歩くと外国人観光客の姿も多く目にし、また新幹線移動の際には満席となっていることも。 やはり長きにわたる状況の中で、今後しばらくは、コロナと共存という選択になっていくのでしょうか‥‥。 さて少し2022年を振り返りたいと思うのですが、昨年、1番印象深かったレースと言えば、ジャパン...

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     2022年も、終わりを告げようとしているのですね...。1年を振り返って、皆さまはどんなことが1番思い起こされますか? 私は数多くあったレースの中でも、JBC競走における生産者インタビューが1番、胸に残るものでした。 昨今、競馬の売り上げはいいものの、その一方で、騎手や厩務員に志願する人の数は減っている傾向に。また昔からの競馬好きの知人たちは、口を揃えて、「一昔前の競馬の方が面白かった。もちろん今でも馬券を買うのは買うけ...

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