北海道馬産地ファイターズ
1972北海道生まれ。
札幌市在住。
大学在学中に「第1回Numberスポーツノンフィクション新人賞」を授賞。
大学卒業後は競走馬育成牧場に勤務。
生産・育成の現場への深い理解と知識を生かした執筆活動を行う。
現在は「優駿」「サラブレ」「競馬ブック」などの競馬雑誌に寄稿する他、競走馬のふるさと案内所のニュース記事等も担当。
エッセーのタイトルは造詣の深い「北海道日本ハムファイターズ」から。
最新記事一覧
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第81回 『UMAKOプロジェクトPARTⅡ』 2015.09.15
競馬界に未来のホースマンだけでなく、未来の競馬ファンとなる子供たちを獲得すべく、勝手に行動を始めてみた、「UMAKOプロジェクト」。 勿論、これはJRAの各競馬場で開催されている、「UMAJOプロジェクト」からオマージュ(笑)を受けたものであるのは、賢明な読者の皆さんならお分かりだろう。と書きながらも、個人的にどんな行動をすれば、競馬界に子供たちを呼び込めるのか...。と頭を悩ましていたところ、8月3日に苫小牧市の...
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第80回 『UMAKOプロジェクト』 2015.08.20
函館競馬場で行われている、ビギナーズセミナー(初心者向けの競馬教室です)講師の中休み。教室となっているクーラーの効いている部屋から、炎天下の屋外に出て、ふれあいパドックに歩を向けていくと、馬車がもの凄いスピードで走っていた。 一瞬、「まさか、御者に何かあったのでは?」と思い、馬車に乗っていた子供たちを助けるべく、とりあえず、締めていたネクタイを緩めて馬車に飛び乗ろうと思ったのだが、よく見ると御者の席には手綱を持...
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第79回 『HBAトレーニングセール』 2015.07.15
初めて上がった鑑定台は思っていた以上に視点が高く、眼前に広がる座席からは圧迫感さえ感じられた。 僅かなサインでも見落とさないとばかりに、会場全体を目を凝らして見たものの、緊張もあるのか、どこから、しかもどのタイミングで送られてくるかがまるで分からない。購買者のサインを的確に判断するには、やはりスポッターとの連携が必要だと感じさせられた。 深く深呼吸をした後、振り下ろす部分が欠けていたハンマーを握る。それは何頭も...
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第78回 『耳立て王 PARTⅡ』 2015.06.16
前回に続いて「耳立て王」を目指す自分、そして、皆さんのために書いてみた啓蒙コラムの続きです。前回の最後に書いたのが「目」という言葉。自分の経験談としては、耳立てを行う際に重要なのは「音」が6割で、「目」といった視覚効果が3割だと思っています。ちなみに残り1割は、馬とのテレパシーが通じた奇跡の瞬間とさせてください(笑)。 僕は耳立てを行う前には必ず馬の目を見て、「これから音を鳴らすよ」と話しかけています。まあ、僕...
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第77回 『耳立て王』 2015.05.20
「耳立て王に俺はなる!」 これは決して某週刊誌に連載されている、国民的人気マンガの主役が発した、名セリフのパクリなどではありません。2歳馬取材と撮影の立ち会いを行う中で、心の奥底から沸き上がった感情が発した言葉、と思っていただければこれ幸いです。 まあ、ゴムゴムの実があれば、安全な位置から立ち写真撮影に臨む馬の脚を揃えたり、耳立ての際も、馬のすぐ目の前で音を鳴らすことができるはず。まあ、そんなファンタジーな世界...
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第76回 『プロ野球ドラフトとPOG』 2015.04.19
先月、Perfumeファンであることを、ここでカミングアウトさせていただいたが、このコラムのタイトルにもあるように、実は物心つくかつかないうちからの野球ファンでもある。 しかも走力、パワーなど、選手の能力が数値化されていた野球ゲームを通して、より選手を深く理解していったこともあり、次第に成績のようなデータ面に目が行くようになっていく。 いつしかTVで野球中継を見たり、もしくは実際に球場へ観戦に行った時でも、いつも手元に...
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第75回 『ドラゲナイ』 2015.03.17
今、「ドラゲナイ」が熱い。この書き出しに「そうだよね~」と同調してくださったのは、20代で音楽に興味がある方ではないかと思われる。それでも40代で、趣味は野球を中心とした、様々なスポーツ観戦である自分ですら、「ドラゲナイ」という言葉が頭から離れないようになってきた。 ドラゲナイの語源とは、昨年の紅白歌合戦にも出場した「SEKAI NO OWARI」というバンドの最新シングルである「Dragon Night」。そのサビの部分が「ドラゲナイ」と...
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第74回 『競馬中継と競馬番組 PART2』 2015.02.19
昨年から「競馬番組」への作り込みを図ったホッカイドウ競馬の競馬中継だが、この際、視聴のターゲットとなるのは、インターネットやCSなどを見ている競馬ファンとなる。それにはホッカイドウ競馬では、場外の馬券売り上げのシェアが大きいことも関係していた。 昨年からホッカイドウ競馬でも導入されたトリプル馬単の予想コーナーでは、解説者の予想を番組内でコーナー化。ホッカイドウ競馬の出走馬情報が乏しい視聴者にも、馬券を買いやすく...
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第73回 『競馬中継と競馬番組』 2015.01.08
馬産地ライターを名乗らせてもらってから、かれこれ18年。2014年ほど、ホッカイドウ競馬を見に行かなかった年は無い。 別にホッカイドウ競馬の行われる門別競馬場が、今年の方角的に鬼門だったり、あまりにも馬券が当たらないので(中央含む)、競馬そのものからエスケープしたわけではない。 実は門別競馬場には行かなくとも、ホッカイドウ競馬の馬券は、例年以上に購入してきた。例を挙げると浦河や新ひだかの取材の帰り、Aibaで馬券を購...
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第72回 『馬産地ライオンズ』 2014.12.16
契約更改のお知らせ。 「JBBA NEWS」で馬産地ファイターズを執筆中の村本浩平選手(ライター)ですが、来年度の契約も更新されましたことを、ここに報告いたします。 村本選手のコメント。 「このJBBAのコラム執筆者の中では、若手でもなく、それでもベテランと呼ばれるには、まだまだといえる年数となりました。プロ野球でも一番契約が難しいのが、この中途半端なキャリアの選手。自分もそろそろ解雇の話が出てくるのでは...と思...