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プロフィール
村本浩平スポーツライター

1972北海道生まれ。
 札幌市在住。
大学在学中に「第1回Numberスポーツノンフィクション新人賞」を授賞。
大学卒業後は競走馬育成牧場に勤務。
生産・育成の現場への深い理解と知識を生かした執筆活動を行う。
現在は「優駿」「サラブレ」「競馬ブック」などの競馬雑誌に寄稿する他、競走馬のふるさと案内所のニュース記事等も担当。
エッセーのタイトルは造詣の深い「北海道日本ハムファイターズ」から。

最新記事一覧

  • 第21回 函館競馬場&セレクトセールツアー 2010.09.10

     というわけで,前回のこのコラムをお読みの方ならお分かりかと思うが,今回は,「★新装!JRA函館競馬場での競馬観戦とセレクトセール見学ガイドツアー」の後日談について書かせていただきたい。  前回のコラムでも触れているのだが,昨年の秋に行われた「馬産地見学ガイドツアー」で,添乗員兼取材ルポライター兼雑用をつとめさせていただいてから約一年。その時はいつも取材で足を運んでいる馬産地ということもあり,自分の経験を元に案内や話を...

  • 第20回 函館競馬観戦とセレクトセール見学ツアー 2010.08.10

     また,ツアーコンダクターをすることとなった。しかも今回はツアーコンダクターに加え,せりのガイドという重要な役目まで担うこととなってしまった。 JBBAやふるさと案内所のHP,もしくは様々な競馬媒体などで,「★新装!JRA函館競馬場での競馬観戦とセレクトセール見学ガイドツアー」という文字を目にされた方もいられることだろう。実はこのツアーの説明文にあった,「馬産地に精通した馬産地ライターも一部行程でガイド役として参加」のライ...

  • 第19回 立ち写真その2(Part3) 2010.07.09

     軸が決まった場合,そして軸を決めるまでの段階で必要なのが,手綱の力加減。あっという間に軸を作ってしまう人もいれば,何度やっても同じ位置に肢を置いてしまう例も見られる,非常に繊細な作業でもある。 「僕らは手綱を押したり引いたりすることを,『ボリュームコントロール』と呼んでいます。馬の肢を操るときの拳の力加減ですが,徐々に力を強めていくことで,馬が体重移動を始めて,肢が浮き上がる瞬間を捉えることができます。この時,...

  • 第18回 立ち写真その2(Part2) 2010.06.14

     前回の原稿を書いた後,2歳馬の立ち写真撮影の合間を狙って,ハンドラーから見た軸の写真を撮影してみた。ちなみにこの写真は正しい軸だけでなく,四肢全てが正しい位置に置かれているのだが,実際にハンドラーの目線で軸や脚の位置を見てみると,軸の位置を確かめることが非常に困難なことが分かる。 「ハンドラーの位置から軸を見て,判断が難しいと感じるのは当然だと思いますよ」と話してくれたのは,前回も質問に答えてくれた知り合いの種...

  • 第17回 立ち写真その2(Part1) 2010.05.10

     勝手な解釈かもしれないが,日本は世界の競馬国の中でも,最も立ち写真が美しい国だと感じる。との書き出しに,おや?と思われた方,「ありがとうございます」と心から感謝の言葉を述べさせていただきたい。 実は冒頭の2行は,本コラム第6回目の「立ち写真」の書き出しをそのまんま貼り付けてみたものである。そこまでこの拙文に目を通していただいたかと思うと,ライター冥利に尽きるというか,連載を続けてきて良かったというか。とにかく,...

  • 第16回 グリーンチャンネル 2010.04.01

     恥ずかしながら,TVに出演させてもらっている。その番組とはグリーンチャンネルの「日高支局定期便」。楽天競馬のスペシャルアドバイザーである古谷剛彦さんと共にカメラの中に収まっているのだが,予想以上の反応があって,正直驚いている。 そのほとんどが,グリーンチャンネルを視聴している生産者の方からの「見たよ」という声。放送時間が日曜日に放送されている中央競馬中継のすぐ後ということで,意識してチャンネルを変えない限りは,...

  • 第15回 天気 VS 種牡馬展示会 2010.03.01

     今年の北海道の冬は「日少太多」の冬型らしい。そんな言葉を聞いたことがないぞ,という読者の方に対して素直に謝る。これは自分が作った造語であり,本当なら「西高東低」みたいな漢字でしっくり来るかな,と思っていたのだが,やはり,「今年の冬,日本海側は雪が少なくて,太平洋側は雪が多いでしょう」という言葉を四文字にまとめるのは無理があったようだ。 雪国という言葉でひとまとめにされてしまう北海道だが,それでも降雪量や冷え込み...

  • 第14回 北海道日本ハムファイターズ(Part3) 2010.02.01

     一軍の戦力になりきれない中田翔を競走馬に例えるなら,「素質はあるのだが勝ちきれない馬」とでもなるのだろうか。他のチームなら一軍レベルであろう打力を生かして,DHを中心とした起用法,もしくは早いうちから外野手の転向を目論んだはずだ。 しかし,北海道日本ハムファイターズは,「内野手」としての中田にこだわり続けた。ファンマガジンである「Fighters magazine」の取材で,幾度となくホットコーナー(三塁)を守る中田の姿を見たことがあるが...

  • 第13回 北海道日本ハムファイターズ(Part2) 2010.01.01

     千葉県の鎌ヶ谷にある,北海道日本ハムファイターズのファーム(二軍)施設であるファイターズタウンを「育成牧場」と一緒だという理由。その一つにはここを巣立った選手が,ほぼ一軍の戦力となっていることがあげられる。 前回,ファイターズタウンから育った選手として,ダルビッシュ有,田中賢介,森本稀哲の名前をあげたが,この3選手に共通することは,一軍に定着してからは怪我や調整以外の理由で二軍に落ちたことが無い。 一見,当たり前のようにも...

  • 第12回 北海道日本ハムファイターズ(Part1) 2009.12.01

     最近,このコラムを読んでくださっているという牧場の方から「どうしてタイトルがファイターズなの?」という質問をされることが多くなった。 このような拙文に目を通していただいているだけでも有り難いことなのだが,しかも直に質問までいただけるなんて,感謝を通り越して申し訳ない気持ちすらしてくる。 JBBA NEWSという高尚な媒体に,わざわざユニフォームのデザインまで付けた上で,「ファイターズ」の名前を名乗らせてもらった理由。それは僕が...

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