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プロフィール
村本浩平スポーツライター

1972北海道生まれ。
 札幌市在住。
大学在学中に「第1回Numberスポーツノンフィクション新人賞」を授賞。
大学卒業後は競走馬育成牧場に勤務。
生産・育成の現場への深い理解と知識を生かした執筆活動を行う。
現在は「優駿」「サラブレ」「競馬ブック」などの競馬雑誌に寄稿する他、競走馬のふるさと案内所のニュース記事等も担当。
エッセーのタイトルは造詣の深い「北海道日本ハムファイターズ」から。

最新記事一覧

  • 第15回 天気 VS 種牡馬展示会 2010.03.01

     今年の北海道の冬は「日少太多」の冬型らしい。そんな言葉を聞いたことがないぞ,という読者の方に対して素直に謝る。これは自分が作った造語であり,本当なら「西高東低」みたいな漢字でしっくり来るかな,と思っていたのだが,やはり,「今年の冬,日本海側は雪が少なくて,太平洋側は雪が多いでしょう」という言葉を四文字にまとめるのは無理があったようだ。 雪国という言葉でひとまとめにされてしまう北海道だが,それでも降雪量や冷え込み...

  • 第14回 北海道日本ハムファイターズ(Part3) 2010.02.01

     一軍の戦力になりきれない中田翔を競走馬に例えるなら,「素質はあるのだが勝ちきれない馬」とでもなるのだろうか。他のチームなら一軍レベルであろう打力を生かして,DHを中心とした起用法,もしくは早いうちから外野手の転向を目論んだはずだ。 しかし,北海道日本ハムファイターズは,「内野手」としての中田にこだわり続けた。ファンマガジンである「Fighters magazine」の取材で,幾度となくホットコーナー(三塁)を守る中田の姿を見たことがあるが...

  • 第13回 北海道日本ハムファイターズ(Part2) 2010.01.01

     千葉県の鎌ヶ谷にある,北海道日本ハムファイターズのファーム(二軍)施設であるファイターズタウンを「育成牧場」と一緒だという理由。その一つにはここを巣立った選手が,ほぼ一軍の戦力となっていることがあげられる。 前回,ファイターズタウンから育った選手として,ダルビッシュ有,田中賢介,森本稀哲の名前をあげたが,この3選手に共通することは,一軍に定着してからは怪我や調整以外の理由で二軍に落ちたことが無い。 一見,当たり前のようにも...

  • 第12回 北海道日本ハムファイターズ(Part1) 2009.12.01

     最近,このコラムを読んでくださっているという牧場の方から「どうしてタイトルがファイターズなの?」という質問をされることが多くなった。 このような拙文に目を通していただいているだけでも有り難いことなのだが,しかも直に質問までいただけるなんて,感謝を通り越して申し訳ない気持ちすらしてくる。 JBBA NEWSという高尚な媒体に,わざわざユニフォームのデザインまで付けた上で,「ファイターズ」の名前を名乗らせてもらった理由。それは僕が...

  • 第11回 馬産地見学ガイドツアーについて 2009.11.01

     ツアーが終わった。こう表記すると,なんだか全国公演を終えたミュージシャンぽいかなと思ったのだが,自分が行ってきたツアーとは,前回のコラムでも書いたとおり,JBBAが企画し,10月9日から11日まで行われた「馬産地見学ガイドツアー」である。 なんと2泊3日で東は浦河から西は安平町まで,2つの個人牧場と3つのオーナーブリーダー,11カ所のスタリオンステーションと,2つの乗馬観光施設。はたまた北海道市場からウインズ静内までという,とても3日間...

  • 第10回 馬産地見学 2009.10.01

     ツアーコンダクターになった。前回のコラムで「馬主になった」と書かせてもらったが,今回は(仮)ではなく本当である。 別にライターとしての筆力の無さに今頃気付き,将来をはかなんだわけではない。JBBAの競走馬のふるさと案内所が企画する「馬産地見学ガイドツアー」でツアーコンダクター兼ライターの大役を担うこととなったわけだ。 先日,JBBAの方や協力をしてくださるHBA,IBAの方々と打ち合わせをしてきたが,3日間に亘る行程を見て正直,驚いた...

  • 第9回 よくわかるシリーズ 2009.09.01

     馬を買うことにした。勿論,馬主になるほど安定した収入は持っていないので,ここからは仮の話である。 しかし村本さん(仮)は,馬を買おうにしても仲のいい調教師や知り合いの生産牧場といったつてがない。必然的にせり市に行かざるを得ないのだが,その時,市場の受付でふと手にしたのが「よくわかるシリーズ」だった。 「よくわかるシリーズ」は,子供向けの教育書かと思えるほど可愛らしいタイトルとは裏腹に読み応えがあるうえに,イラストもふんだ...

  • 第8回 馬市ドットコム(Part2) 2009.08.01

     馬市ドットコムの提携牧場((有)チェスナットファーム,エバグリーンセールスコンサインメント,(株)ハッピーネモファーム,(有)平野牧場,前田宗将牧場,(有)大作ステーブル,(有)山口ステーブル)は,チームとして結びついているだけでなく良きライバルでもあると,運営者の齊藤宗信さんは話す。 「チームの仲間からG㈵馬を送り出すことができたり,また,せりで高い評価を受けたときには,自分のことのように喜び合います。ただ,その一方で競馬にしても,ま...

  • 第7回 馬市ドットコム(Part1) 2009.07.01

     せり市で一際目を引く,濃いブルーの看板と同色のブース。元気なスタッフの挨拶と,見栄えのいい上場馬の姿に思わず足を止めたのなら,その看板には「馬市.com(ドットコム)」と書かれているはずだ。 馬市ドットコムは競り市場情報サイトの運営と,サラブレッドに関する情報管理をホームページ上で発信。また,せり市の前にはホームページや小冊子などで提供牧場の上場馬を紹介しているだけでなく,このようなブースを設置して,上場馬のとりまとめも行っ...

  • 第6回 立ち写真 2009.06.01

     勝手な解釈かもしれないが,日本は世界の競馬国の中でも,最も立ち写真が美しい国だと感じる。これまでに多くの海外のスタリオンブックを見たことがあるが,そのほとんどが写真に統一性が無いのでは? と思えるほどに種牡馬の肢の位置がバラバラ。写真で個体を比較するのは不可能ではないかと思うほどである。 その点,日本の立ち写真は素晴らしい。ほとんどの写真が統一的で,しかも背景まで考えられた構図は一種の芸術作品とも言える。日本人は美意識...

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