北海道馬産地ファイターズ
1972北海道生まれ。
札幌市在住。
大学在学中に「第1回Numberスポーツノンフィクション新人賞」を授賞。
大学卒業後は競走馬育成牧場に勤務。
生産・育成の現場への深い理解と知識を生かした執筆活動を行う。
現在は「優駿」「サラブレ」「競馬ブック」などの競馬雑誌に寄稿する他、競走馬のふるさと案内所のニュース記事等も担当。
エッセーのタイトルは造詣の深い「北海道日本ハムファイターズ」から。
最新記事一覧
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第51回『函館開催』 2013.03.12
大変なことになってしまった。何が大変かというと、今年の函館開催の話である。 「誘惑」「Winter,again」など立て続けにミリオンヒットを飛ばし、幕張メッセで行われた野外ライブでは約20万人を動員した、地元函館市出身のロックバンド「GLAY」が、7月27日、28日の両日に函館市内の「緑の島」で野外ライブを開催。なんとライブの両日と前日の26日は、函館市内のホテルがほぼ満室になってしまっているというのだ。 「GLAY」のライブ...
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第50回『競馬イベントのゲスト』 2013.02.14
昨年の有馬記念当日、函館競馬場でDAIGOさん(「メンタリスト」ではなく、「ミュージシャン」の方です)と大予想会をやらせてもらった。 大予想会とは書いたものの、集まったのは30名ほど。というのも、DAIGOさんはこの日のお昼前に「ガチ予想ステージ」という、DAIGOさんのキャラがタイトルにも付いたイベントに出演しており、大予想会はそのイベントよりもDAIGOさんの予想を更に身近に聞きたいという方に対する、フォローのような形で行われた...
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第49回『5年目に向けて』 2013.01.10
背番号60が確定することになった。何のことかさっぱり分からない方に説明をすると、この「北海道馬産地ファイターズ」が、なんと今年で連載5年目に突入。と同時にタイトルの中にある、連載の回数を示すユニフォームのイラストもまた、5年×12ヶ月ということで、背番号60を背負うことになってしまったのだ。 プロ野球界で背番号60といえば、入団したばかりの若手か、もしくはトレードで移籍してきた選手が、以前の球団で付けていた背番号がもう使...
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第48回『ウインズ閉館に寄せて』 2012.12.18
道南の港町生まれで札幌が地元となった自分にとって、生まれて初めて「旅打ち」がてら出向いたウインズはウインズ静内だった。 96年の皐月賞、地元新ひだか町生産馬であるイシノサンデーが勝利した時、場内が一気に沸き返ったのを今でも覚えているのは、このレースの馬連を的中させていたからに他ならない。 ウインズ室蘭にも年に数回は足を運んでいた。旧メジロ牧場(現レイクヴィラファーム)の取材が、不思議と土曜日になることが多く、取材...
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第47回『馬術と馬道 Part2』 2012.11.16
前号に引き続き「馬術と馬道」について書く前に、その「馬道」という言葉に気付かせてくれた「サンクスホースデイズ」について触れないわけにはいかないだろう。「サンクスホースデイズ」とはその名の通り、「馬に感謝する日」のことを指す。馬に感謝すべき対象とは、日々、馬に携わる仕事をしている人たち。その中には競馬マスコミである自分も含まれるのだろう。また、身体や心などにハンディキャップを持ちながらも、馬と接することで前向きな...
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第46回 『馬術と馬道』 2012.10.16
「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」(増田俊也著)という本を読了した。センセーショナルなタイトルにも思えるが、大宅壮一ノンフィクション賞と、新潮ドキュメント賞をダブル受賞しているように、近年におけるスポーツノンフィクションの代表作とも言える。 ところで、タイトルにもなっている力道山の名前は知っていても、木村政彦という名前をご存じない読者の方はかなりおられるのではないかと思う。 木村政彦とは全日本柔道選手権...
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第45回 『うらかわ馬フェスタ』 2012.09.13
6年ぶりに「うらかわ馬フェスタ」に行ってきた。その前に「馬フェスタとはなんぞや?」という読者の方の疑問に答えておかなくてはならないだろう。 「馬フェスタ」とは、これまで別に行われてきた「シンザンフェスティバル」と「浦河競馬祭」が一緒になった、浦河町だけでなく、日高を代表する馬の一大イベント。シンザンフェスティバルの名物行事と言えば、TVのニュースなどでも取り上げられる馬上結婚式であり、浦河競馬祭といえば、やはり...
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第44回 『南部忠平記念陸上競技大会』 2012.08.14
南部杯ならぬ、南部記念を見てきた。勿論、レースが行われた場所は、盛岡競馬場ではなく、札幌市にある円山競技場である。 レースの冠名となった「南部」とは、1932年のロサンゼルスオリンピックにおける三段跳びにおいて金メダルを獲得した、札幌市出身の故南部忠平さんから付けられた名前。そもそもこの南部記念が行われたこの大会こそが、「南部忠平記念陸上競技大会」という、南部さんの功績を称えて創設された、由緒正しき陸上競技会である...
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第43回 『こども競馬場新聞』 2012.07.18
長く競馬に携わっていると、いろいろな仕事が巡ってくる。本来のライター業をきっかけに、競馬番組のゲスト、はたまた地元FM局のDJまで(多少、盛りました)、まさにマルチタレント化(かなり、言い過ぎました)している中、先日、お世話になっている広告代理店から、思わぬ仕事が舞い込んできた。 その仕事とは、「こども新聞の講師」。一瞬、なんぞやとも思ったのだが話を聞いてみると、この夏のJRA北海道シリーズの函館開催に合わせて...
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第42回 『日高自動車道』 2012.06.14
少々前の話となるが、3月17日、日高自動車道(以下、日高道)が日高門別ICまで開通した。これで日高道は起点となる苫小牧東ICから45.7㎞延伸したこととなる。 実は日高富川ICから日高門別ICまでが開通した17日は浦河からの取材の帰りで、ちょうど渡り初めなるものに参加できるチャンスがあった。勝手な渡り初めのイメージとして思い浮かんだのは、並んでいるときに紅白のまんじゅうが配られ、開通の時間に合わせて偉い人がテープカットを行い、...