「体調が悪いと自分の神経とつきあっているだけになりますが、そうでない日は、ふりかえって、わが青春、などと思いめぐらしています。
先日、ふと、サフランの順吉くんの顔を思いだしました。すると、わたしと順吉くんと良さんが、新幹線でビールをのみ、どんな冗談を言いあったのか、大笑いをしているシーンになりました。
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9月26日、病院の待合室でぼんやりと診察票を見て、「おお、なんと」とそこを見なおしてしまった。吉川良、77歳7ヵ月、となっている。
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六本木にある国立新美術館の「オルセー美術館展」へ行き、65.2×81.2センチの油彩、エドガー・ドガの「競馬場、一台の馬車とアマチュア騎手たち」の前に立ちながら、50日ほど前に渋谷のミュージアムでラウル・デュフイの「ドーヴィルの競馬場」を見ていたときのことを思いだした。
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6月の末のこと、ビッグレッドファーム主催の牧場ツアーに行き、新潟県長岡市与板(2006年までは三島郡与板町)に住む医師の小林徹さんと、参加者歓迎昼食会の、草の上でのビールをのんだ。小林さんとは新潟競馬場でも、夜の古町でも会っている競馬友だちである。
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6月14日と15日、社台グループの共有馬主クラブの牧場ツアーで1泊2日。北海道へ行く。
6月16日と17日、心臓疾患の定期検診で1泊2日、病院へ行く。
6月21日と22日、社台グループの2度目の牧場ツアーで1泊2日。北海道へ行く。
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ダービーの前夜、ブランデーをちびちびのみながら、橋口弘次郎厩舎のこれまでのダービーでの成績を、新聞のチラシ広告の裏が白いやつに書きだしていた。はじめは活字を見ていただけだが、
「1990年、ツルマルミマタオー、10番人気、4着」
と書いてみると、そのほうが、何かが頭に映ってくるような気がした。
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よく晴れた日の朝、メーンレースがプリンシパルSの東京競馬場へ行く電車で座り、目を閉じていると頭のなかに、昨夜のテレビで見たシリアやウクライナやタイの紛争が映って、
「どうしてニンゲンはニンゲンと、殺しあったり奪いあったりしなければならないのかなあ。だったらオリンピックとかサッカーのワールドカップとか、盛りあがることもないじゃないか」
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「去年の夏に女房が死んでしまって、それからはずうっとひとり暮らし。ま、さびしいけど、仕方ないわなあ。
仙台にいる息子も、水戸にいる娘も、そっちで暮らすわけにいかんから、よかったら近くに来たらいいって言ってくれるんだけども、ま、せめて、身体の動くうちは誰の世話にもなりたくないし、こっちで自由にしてる」
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「わたくしは3月1日の川崎でのコトバ会で、お話を聞いた者です。あのとき、ひとりでいても、仲間といても、どこにいても、世間で自分は、どんけつ人気でないかと感じているというお話、とても引きつけられました。
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1月30日の夕方、新宿駅から乗った京王線に座って、
「たしかおれ、初めて府中の競馬場へ行ったのは高校2年のときで、昭和28年の、ボストニアンという馬がダービーを勝った日だよな。
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